37 精神病棟

望は最初はナースセンターの近くの病室に入れられた。

望はベットにもぐりこんで泣いていた。病棟は鍵で閉鎖

されていた。病室にはベットに拘束されている人、

夜、無意識に服を脱ぐ人、いろいろな人がいた。

トイレには鍵がなかった。病室には敷居になる壁

がなかった。精神病棟にはプライバシーなど

なかった。朝にはラジオ体操で始まり、朝、昼、晩の

食事はみんなで食堂で食べる。食べる席は

みんな決まっていた。食べたくなかったら、残せばいい

残飯入れには残飯でいっぱいだった。

薬の時間にはみんなコップを持って一列に並んで、

自分の順番になったら口を空け看護士が

その人の薬を入れる。そしてその人がちゃんと

薬を飲んだか口を空けさせ、確認する。

何もないときは望は比較的症状が軽そうな人と

友達になった。ポエりんと言うそうだ子供もいて

歩と同じ年だそうだ。望はポエりんと意気投合した。

ポエりんと話していたら、退屈でもなかった。

望はだんだんナースステイションから離れた病室

に移された。症状が軽くなるとナースステイションから

離れた病室に移されるようだ。

週に2回、風呂の時間があった。初めて望が風呂に

入った時、頭から身体まで全て看護婦さんが洗って

くれたのには望は驚いたが。。週に一回、先生が

診察室のような所で診察してくれる。

洗濯物は自分のネットに入れて、洗濯場に置いておく。

そんな感じで望の入院生活が過ぎた。半月になった頃

2階に病室を移すことになった。

2階にいる人は、症状が軽くなった人か、

長期入院で症状がほぼ安定している人が多い。

2階にいる人は1階にも降りれる。

望はわくわくして病室を変わることにした。

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