Archive for 5 月, 2008

36 またまた精神科??

金曜日, 5 月 30th, 2008

今度は最初に行った某大学病院の精神科に

は行った。望の診察の順番になった。

望は「入院したいんです。」

と言った。先生は「うちの精神科は満床だから。。」

と言うと望は「入院出来ないのなら死んでやる!!」

と大声で言った。

すると先生は「遠くでも入院しますか?」

と聞くので、望は「遠くでも良いです!!」

もうなりふりかまわず望の頭の中は

入院しかなかった。歩の事を考える余裕はなかった。

「それでは入院出来るようにその病院にファックス

しますから、必ず行ってくださいね。」と先生は言った。

望は稔とその病院に車で2時間以上かけて行った。

望の入院する場所は閉鎖病棟だった。

望は歩と別れる時、歩に対して何も感じる事は

なかった。同行していた看護婦さんが心配そうに

「娘さん大丈夫??」と言ったが望は聞こえてない振りを

した。この機会を逃したら、また入院出来なくなる。

望はそう思っていた。

後から聞いた話だが、歩は教会の信者に交代で

預けられていたようだ。夜も稔は迎えにも行かず

教会の信者にまかせっきりだったようだ。。

望はその事を知らずに入院生活を送る事になった。

35 再び精神科へ。。

水曜日, 5 月 28th, 2008

望は再度、以前入院しようか??と言ってくれた

病院を紹介状なしで訪ねた。

望の順番になった。

望は「入院したいんです。」

と先生に言った。

先生は「急に入院と言われても

通院して、症状が変わらなかったら

入院も考えられるが、急に今日来て

入院とは言えない。まずは今日、薬処方するから

飲んでみて様子見てみよう。」

望はもう精神的に限界だった。

また頑張らないといけないのか。。という絶望感と

入院できないのかという怒りでいっぱいだった。

薬を飲んで良くなるとは望の頭の中には

なかった。

それが「わざと入院させないのだろう!!」

という怒りに変わった。。

望は先生に「もういいです!!」

と怒鳴って、先生が「これだけ持って行って!!

薬飲んでね!!」と渡された処方箋をびりびりに

破いて、待合室にきちんと置いてある雑誌を

ぐちゃぐちゃにした。

望はこんな病院もう行かないと心に決めた。

望の頭の中には入院しか考える事が

出来なくなっていた。

結局望は一番最初に行った精神科に

行く事にした。

34 育児ノイローゼ??

水曜日, 5 月 21st, 2008

望の期待通りには稔は動かなかった。

望は左手にゴム手袋をして家事をいつものようにした。

育児もいつもの様にした。

望の左手の包帯が痛々しく見えたのだろうか??

近所のおばさんに「その手、どうしたの??」

知っている人に聞かれた。

望は本当の事を言えず「ちょっとてをすべらせてしまって。。」

と言い訳を言うしかなかった。。

望の心の中は罪悪感でいっぱいだった。

病院に消毒に行った時、望は先生に言った。

「もうちょっと包帯小さくしてください。」

先生は「やっぱりこれでは動かしにくいかなぁ。。」

と言いながら傷口にガーゼを当てて、包帯は薄く巻いてくれた。

「やっぱり、休みたい。。」

望はもう一度、今度は紹介状なしで、以前入院しようか??

と言ってくれた病院を訪ねた。

33 育児ノイローゼ??

日曜日, 5 月 18th, 2008

望の身体は疲れていた。歩の世話どころではなかった。

歩の成長の喜びを感じ取る余裕もなかった。

ただ望は休みたいと強く望むようになった。

でも、育児に加えて、家事も稔の助けを求めようとは

しなかった。稔も育児、家事に協力しようとはしなかった。

稔の休みの日も教会に行く為に弁当を

朝早く起きて作り、身体を休める事が出来なかった。

両親にも昔からしんどいから助けてとは言えなかった。

その身体のしんどさが精神的な物か、自分の甘えから

頑張りが足りないのか、望自身分からなかった。

望はそのしんどさをどう稔に上手く伝えたら良いのか

分からず、苛立ちになって、稔を罵るようになった。

また、苛立ちによって、自傷行為をする様になった。

つまり、望は自分の腕を包丁で傷つけ始めるようになった。

「死にたい。。」と。。

いつもは少し傷つけるだけだったが、ある日いつものように

稔と喧嘩して、望は「そんなんだったら、死んでやる!!」

と叫んで、包丁で左手を思いっきり刺した。

左手からは血がたくさん流れた。

望は稔に「救急車を呼んで!!」と叫んだ。

稔は望の頼みを聞かずに自動車で近くの病院に

望を連れて行った。

そこの先生は「えらい深く切ったね。ちょっと縫わなあかんなぁ」

と言って、麻酔を打ち、3針程縫った。

それから、先生は望に言った。

「左手の親指が動くか動かしてごらん??」

望は指を動かしてみた。

先生は「神経は大丈夫みたいだな。」

と言った。

望の左手は包帯でぐるぐる巻きにされていた。

そこで先生が望に言った。

「左手の包帯が外れるまで、旦那さんに家事を手伝って

もらいなさいね。」

望はうなずいた。

そして先生はこうも言った。

「一週間、毎日消毒に来てください」

望は素直にうなずいた。

「これで少しは家事が楽になるのでは??」

望は少し稔が家事を手伝ってくれる事に期待した。

32 精神科

水曜日, 5 月 14th, 2008

望は紹介された精神科に行った。入院施設もある病院だ。

そこで診察の順番になった。診察室に入ると望みは

水道からポタポタ落ちてくる水滴の音が気になって

診察室にある水道の蛇口をきつく閉めた。

それから入り口が空いてある事が気になって

外から自分が話している事が聞かれているのではないか??

と言う不安になって、ドアを閉めた。

それから望の診察が始まった。

望はこの前、この病院を紹介してくれた精神科で

話した事を同じように話した。

そして、望はこう言った。「疲れたから、休みたい。。」

そこの精神科の先生は紹介状を見て、「入院しようか??」

と言った。また、こうも言った。「入院するなら、望さんの場合、

開放病棟が良いんだけど、いっぱいで閉鎖病棟じゃないと、

入院できないなぁ。。それでも良いなら。。」

望はその先生の言葉をどうとらえてしまったのか

こう思ってしまった。「私が看護婦だと言う事を知っていて

病院でただで働かそうとしているんだ!!」

その結果、望の口から出た言葉は、「入院しません!!」

望の豹変振りに先生はびっくりした様子で、

「さっきまで入院したいと言っていたじゃない??

本当に入院しなくて良いの??」

望はきっぱりと「はい。」と答えた。

結局、望は入院しなかった。

31 再度、精神科へ

火曜日, 5 月 13th, 2008

望は今度は家の近所の精神科へ、保険所の保健婦さんの

紹介で行った。

望はその精神科の先生に今までの話をした。

望は先生にこう聞いた。「私の病気は何ですか??」

先生は言った。「感情障害だなぁ。。」

望は少し疑問に感じた。

望は先生にこう話した。「私、疲れたから休みたいんです。

家にいたら休めない。」

先生は言った。「なら、入院してみる??」

望は休める!!と思い。うなずいた。

すると先生は「もう一人、先生がいるから、その先生と

話してからだなぁ。。それでも良いか??」

望の頭には入院出来る!!という思いだけでいっぱいだった。

もう一人の先生は年配の女の先生だった。

望はその先生に良い印象は感じなかった。

何だか怖そうな先生だなぁ。。と思った。

そのせいか、その先生の声が怒っているように

聞こえた。

その女の先生が「何故休みたいの??」

と聞いたので、望みは「小さいときからお手伝いを

いっぱいさせられたから、もう疲れた。」

と小さい時、苦労した事を延々と話した。

先生は「そうねぇ。。それならあの病院が良いかもね。

紹介状書くから、少し待っててね。」

今、思えばその女の先生が怒っているのではなくて

先生は優しく話しているのに、望は怒っているように

認識してしまったのだろう。。

30 育児相談

日曜日, 5 月 11th, 2008

保健所に行ってから、望は歩の成長が気になって、

デパートの育児相談室に毎月行くようになった。

その頃、稔は「もう一人、子供が欲しい。」

と言い出すようになった。

望は「こんな状態で子供なんか産めない!!」

と断固として拒否した。

それから稔は子供が欲しいとは言わなくなった。

育児も楽になって来ているはずなのに、望の疲れは

いっこうに取れない。時々、望の脳裏には甘えているのでは

と言う思いが出てくる。

牧師婦人に相談しても「夫に仕えなさい。甘えてる。」

と言う答えばっかり

望がいくら頑張っても、気力が続かない。今まで、自分は

健康だと思っていたから、なおさら「何故 ??」という思いが

望を苦しめた。望は「休みたい。。」と強く望むようになった。

もう一度、今度は近くの精神科に行ってみよう。と望は

治療する事を考えた。

29 保険所

水曜日, 5 月 7th, 2008

今度は望は稔と一緒に保険所に行った。

保健婦さんは稔に言った。

「おむつ交換してください。」

稔はうなづいてスムーズにおむつ交換した。

保健婦さんは「いつもやっているんですか??」

と稔に聞いた。

稔は「時々手伝います。」

と答えた。

望は心の中で「うそだ!!おむつ交換や

離乳食は私がほとんどやっていたのに!!」

と思った。

望の心の中の叫びも聞こえず、保健婦さんは

「こんな優しい旦那さんなら大丈夫ね。」

と言った。

精神的に不安定になる前に、ミルクは終って離乳食も

ほとんど終っていたがおむつ交換はまだ終っていなかった。

望は歩がお腹がすいて泣いているのか、おむつが塗れて

泣いているのか、甘えて泣いているのか、全く分からなかった。

歩が人形の様に見えて仕方なかった。

だから、おむつ交換も、3時間毎に換えていた。

泣いたら換える習慣は出来なかった。

たまにその3時間毎のおむつ交換も

忘れている事もあった。

でも、歩のおしりはオムツかぶれはなかった。

きれいなものだった。

だから、保健婦さんが勘違いしてもおかしくない状態だった。

28 保険所

火曜日, 5 月 6th, 2008

歩の一歳児健診の時、望は保険所に

歩を連れて行った。長い待ち時間だった。

望は順番を抜かされているんじゃないかと

イライラして順番に並べてあった母子手帳を

ぐちゃぐちゃにした。

やっと順番が来た。保健婦さんが望に尋ねた。

「何か心配な事はありませんか??」

その言葉に望は

「この子の口が臭いんです。何ででしょう??」

保健婦さんは不思議そうな顔で望と歩を見ていた。

色々なテストがあった。

その結果、保健婦さんが言った。

「歩ちゃんの成長に気になる事があるので二ヵ月後

今度は旦那さんと来てください。」

望は言った。

「旦那の仕事を休ませて来るんですが!!」

保健婦さんが言った。

「家で旦那さんがどのように歩ちゃんに接しているか

診たいのでぜひ来てくださいね。」

望は納得して家に帰って、稔に話した。

稔は「分かった。行く。」

と言ってくれた。

この時分から教会の集会と同じ時間に歩を

自分が祈っている間、横に座らせる練習を

したら、歩も教会の集会の時間にはおとなしくしているのでは

と思い。望は毎日、歩を横に座らせる練習をした。

27 牧師の教会

月曜日, 5 月 5th, 2008

牧師の教会に戻った望たちは

教会の場所も変わっているし、同世代の信者達の

子供も大きくなっていた事に時間の流れを感じた。

歩ももう1歳になった。これで順調に事は進むと

望は思っていた。同世代のお母さん達の信者から

乳幼児福祉手当が出ると聞いた。

望は出生届けを稔に任せてたので稔を責めた。

「何で、出生届の時、ちゃんと聞かないの!!」

精神的な病気は止まっていた訳ではない。

まだこの時はいったん症状が落ち着いて

望もまともな事も考えられる状態だった。

でも、晩御飯はもう何を作ったら良いのか

分からなくて宅配で食材を送ってもらうように

なっていた。

歩が一歳児健診の時、保険所に行った時

望の異変に保健婦さんが気付いた。


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