11 月 5th, 2008 by siohisa
望は今まで色んな事があったけど結局全て自分のためになる
と思った。今の旦那が言った「亀でも良い、ゆっくりで良いから
一歩づつ前に進んだら良いねん。疲れたら休んだら良い。
そしてまた進んだら良いねん。そしたら前進出来るねん。」
その言葉を聞いて望は思った。これからも色々あると思うけど、
再発もあるかもしれない。でも前向いてゆっくりでも良いから
前を進んで行きたい。かならず明日は来るのだから。
「涙の数だけ強くなれるよ。アスファルトに咲く花のように。」
望の頭の中にTomorrowの歌詞が浮かんできた。
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11 月 4th, 2008 by siohisa
特養に行ったおかげで今ままで体験した事の無い
いつも病気になってから看護士として不安と隣り合わせ
の自分だったが少し自分なりの看護士としての考え方が
出てきた。そうなると仕事が面白くなってきた。
望の顔の表情も変わってきた。笑顔が出てきた。
仕事に対する不安もなくなった。
看護士としての勘が戻るまで9年がかかった。
望はやっと生きがいを見つけたと思った。
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11 月 3rd, 2008 by siohisa
特養で望は看護婦として自信を取り戻した。
特養にいる看護婦さん達とも仲良くなった。
特養での生活が楽しかった。
服の着脱やシーツ交換、おむつ交換などは全てヘルパーさんが
してくれるから。。
訪問入浴もみんな協力してくれたら良いのになぁ。。
と思った。
注射は出来ないけど、処置においては望は自分の方が
出来ると自信を持った。
特養での一ヶ月は望に大きな刺激を与える事になった。
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11 月 2nd, 2008 by siohisa
さらに望にストレスを襲ったのは望と同じ時期に入ってきた新人ヘルパーが
1年にして副主任になってからだ。そのヘルパーからきつい言葉で注意が
くる。頑張って望が利用者さんの事を伝えても聞く態度を持たない。
でも他の人にも同じ態度なのか??と望が思ったのだが、他の人には
優しい。。何故私だけ??初めはそれ程でもなかった。
それにその年の夏、望は特別養護施設の方のケアマネがいないとの事で
ケアマネの資格を持っている望が看護士の仕事をするだけで良いからと
一ヶ月だけと言う約束で特養に勤務する事になった。夏の訪問入浴の
大変な勤務から一時開放された。
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11 月 2nd, 2008 by siohisa
訪問入浴のメンバーが変わった。今度はヘルパーの子が最初
「理不尽なやつだけどよろしく!!」と言ったのを望は覚えていた。
利用者さんの着脱もだいぶん慣れてきた。望にもだいぶん余裕が
出てきた。でも、自分がどれだけやれているのか分からず望は
相変わらず自信がなかった。やっぱり仕事に行く前は不安に襲われる。
作業所に電話して気持ちを落ち着かせるようにしていた。
休みの日は訪問看護婦さんに家に来てもらって、話を聞いてもらって
疑問点など解決していた。
でも、職場に出たら看護婦の判断で入浴しないといけない。
望は自信がなかったからはっきりとヘルパー達にこうしたらいい
と支持できなかった。漠然とこうした方が良いのでは??とか
はっきり分かっていても、言う勇気がなかった。
この望の態度がヘルパー達をつけあがらせる事になったのだが。。
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11 月 1st, 2008 by siohisa
初めは訪問入浴の仕事は大変だった。着脱も自分一人でしないといけない
それも拘縮がある人や麻痺がある人の寝たきり度が高い人の着脱だ。
望はなかなか仕事で上手くスムーズに出来なかった。これでは周りに
迷惑かけるし、利用者さんもしんどいし、痛いし。。
望は家で亘にモデルになってもらい、服の着脱の練習を毎日した。
どうやったら上手く手早く着脱できるか。。
洗うのも歩の身体を借りて毎日練習した。たまに洗われてどんな感じか
望自身も歩に洗わせてみた。
いかに早くこなせるか、利用者さんに負担にならないように望は精一杯考えた。
初めのうちはなかなか上手く出来なくて、利用者さんに怒られたり、
ヘルパー達に注意されたり。。望自身、自信をなくしていた。
でも、最初のグループはまだ良かった。
着脱が難しそうだったら、手伝ったりしてくれたから。。
でもすぐそのグループのヘルパーの子達も辞めて行った。
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11 月 1st, 2008 by siohisa
望は今のディの仕事には不安がつきないし、またもう一人の
看護婦さんが海外旅行するのはいいのだけど、その間、続けて
働かないといけない状態で帰って来ても「ありがとう」の一言もない。
また旦那の保険内でと言ったら、いくら残業してもサービス残業で
他の所に行こうと思いディは辞める事にした。
またディで就職しようと面接したが
2つ受かった。でも電話で訪問入浴でぜひ来て欲しい
訪問入浴の経験が無くてもいいからと言われ
そして訪問入浴に就職する事にした。
この頃、ホームページを作り出した。「光を求めて・・・」だ。
望は毎日、簡単な日記を書く事にした。
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10 月 31st, 2008 by siohisa
結婚生活が一年経とうとした頃、望の両親から同居しないか?と
言う話が出てきた。
旦那はどうせ老後の面倒は見ないといけないから良いんじゃない??
と言ったので、望も深く考えずに同居しても良いと返事をした。
その頃、望は両親とは意見が合わないと言うことを忘れていた。
だからやっていけると言う思いでいっぱいだった。
そして同居する為に新しく家を買った。
頭金は両親が払って、後は望たち夫婦が35年ローンを組むという事で
望たち夫婦は大きな賭けに出たのだ。
そして歩が3年生になる3月に引越しした。
また新たなスタートが始まった。
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10 月 31st, 2008 by siohisa
亘と一緒に暮らすようになって、初めは家事を全て
望がした。ストレスがなくったら出来るようになるだろう。。
と思っていた。朝、掃除もして仕事に行った。
でも、家事全て自分でするとなると限界がある。
よく調子を崩した。
それを見て亘が俺が晩御飯は作る。俺の弁当は自分で作る。
と言い出した。結婚するまで一度も台所にたったことのない人が
そう言った。家事の全てをこれまでした事がないと言う人だったから
望は驚いた。でも、望の気持ちが楽になった。
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10 月 30th, 2008 by siohisa
同棲してから望の誕生日に籍を入れる事にした。
娘の事はどういう風にしようか??と亘に相談した。
亘は自分の子供として受け入れたいとの事。
子供の戸籍を入れるには母親の連れ子として受け入れるのか
再婚して旦那の養子として受け入れるのか
どちらか選択権があるが亘の意見を尊重し
亘の養子として手続きをした。
後々、亘の養子として受け入れた方が歩にしても
最善の方法だと思われる。
そして望と亘は正式に夫婦になった。
でも結婚式も披露宴もしなかった。指輪も望のだけ。結婚指輪と
言うまでもいかない物だ。
ただ亘の親戚達の旅行に参加しただけ。
それでも望は幸せだった。
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