仕事が佳境になってくると、自分の時間は減ってしまいますよね…
いや、実際は減ってないのですけど…仕事に精を出すと、休憩を多くとりたくなって、他のことへのバイタリティが減退してしまうんだと思います。
そんな中読んだ、軽い読み物のご紹介。『隠れたお金持ちが「、みんなやってる投資の法則』。
例えばこんな話。「どこどこへ行けば、いくらでも一万円が拾えるんだよ」と言ってる人がいたとします。あなたはこの人の話を信じますか?
多くの人は、信じないと思うんですよね。じゃあ、投資の世界ではどうかっていうと、「この株買えば儲かりますよ」って話に、「有名な人が言ってるんだから…」と、ついつい買ってしまいがち。
これは、本質的には前述した「一万円」の話と同じなんですけど。。
こんな感じの「常識」が、10つのストーリーと一緒に書かれた、非常に読みやすい本でした。
中でも勉強になったなと思ったことは、中身のある株価の上昇と、バブルの違いについてですね。バブルは、簡単に言っちゃえば、ブームなんだなぁって感じました。
なんかの思い込みだったり、雰囲気だったりで、中身以上にモノが大きく見える。で、冷静になってみたら、それはそこまで中身が伴ってないから、はじけちゃう。勘の鋭い人が「なんでこんな値上がりしてんだろう?」って、熱が急に冷め始める。そしたら、周りもどんどん、夢から覚めて、大暴落!!みたいな。
値上がりしてることの理由を考えることが必要なんだと思います。
少し前だったら中国株しかり、インド株しかり。今だったら資源高に潤う、アラブ諸国やロシアしかりです。
石油の事をろくに知らないのに、「これからは資源がある国が強い」と盲信してしまったら、結局「一万円の話」と一緒です。誰かが言ってるから、そう思ってるわけだからね。
どんなメディアや本やネット上の噂だって、真実と嘘がいっしょくたになってる。
だから、自分の目を鍛えていかないといけないんだなって、この本を読みながらそう考えました。
まぁ、当たり前のことですよね。この本、当たり前のことが書いてあるんです。でも、それを実行できているかの確認として、非常に有益な本には違いないと私は感じました。
『隠れたお金持ちが、みんなやっている投資の法則』中桐啓貴
『シネマ坊主 3』松本人志
いつもとはだいぶジャンルが変わりますが、ダウンタウンまっちゃんの『シネマ坊主』の3作目を読みました。
松本人志氏の価値観で、映画を評論している。要はそれだけの本。映画評論として価値があるのかは、私には分りません。
ただ、いわゆる「博識」の方が、映画云々を語るよりも、「納得」出来る部分が多いのではないかなと感じました。
一貫しているのは「細部が整理されているか甘いか」「コンセプトがあるか否か」といった指標でしょうか。「三丁目の夕日」で冷蔵庫を開けた時、入ってたモノに期待したのだけど、期待はずれだった…こんな感じで書いていた部分があったかな。私もそういうのを気にしちゃう性質なんで、個人的には納得できる点が多い映画評論集でしたね。
松本氏も私も、流れが切れている映画は集中して見れないというのも共通しているようですね。日曜に「続・三丁目の夕日」のDVDを家で見ました。まぁ、泣かせようとして作ってるのは理解できたのだけれど、ラストに近いシーンで、「え?借金は結局どうなったん?」と思ってしまうような展開があったり、明らかに説明が不足しているなと感じてしまう。そういうのがあると、そっちが気になってしまう。
そんな感じで、たしかに納得できる点は多かった。ただ、松本氏の好き嫌いが全面に出ちゃってる点は「う~ん…」と感じる点もちらほらありました。私はジョニーデップのファンなので、彼について「コスプレ」呼ばわりしているのとかは、ちょっとなぁと思ったりね 笑
パイレーツだってチャーリーだって、ジョニーデップの独特の動作って、他の人じゃ出来ませんよね。(真似は出来たとしても、オリジナルでああいう動きにはならないでしょう)それがベストの動き方かどうかは、もちろん、そんなことはないのだけど。でも、演技って、そういう細かい部分の蓄積ですよね?そういう点では、ジョニーデップはすごいとおもうんだけどなぁ、と思ったわけですね。
(あと、パイレーツは、1作目で死んだはずの敵役船長が、2作目のラストで出てきましたが、あの辺について「あんなの、相当みてなきゃ分らん」と書いていて、いや分るっしょと思ってしまったりもしましたね…)
要は、関心があるかどうか。人だったり、文化だったりも含めて。
私は日本人の女優とかアイドルの区別が、かなりあいまいですが(スザンヌとマリエの区別がつきませんからね 苦笑)、それは関心があんまりないからですね。(もちろん、相当特徴的か、気に入った女優であったり、アイドルなら認識できますしね)松本氏は、海外の俳優に対して、そういう状況なんだろうなぁ。
そういう意味では、もともと関心がないのに、惹きつけられるような映画は、真に優れているのかもしれませんね。
それにしても、こういう本を読んで、何かを学び取るというのは、非常に難しい。
ただ、上でも書きましたが、人は自分の目にフィルターを掛けている状態でしか、物事を見れないわけです。だから、人に何かを伝えるということは、本当に難しいなと。前提として「伝わらない」と考えておく必要性、改めて肝に銘じましたね。
頑張ってる人に「頑張って」と言うことの是非
先日、「頑張ってね」と声を掛けたら「モチベーション下がるわぁ」と言われてしまいました。申し訳なかったなぁと、少し反省しています。
私も高校時代までは、頑張ってる人に頑張ってと言ってはダメだという認識がありました。ただ、ここの所、考え方が変わってきました。
この「頑張ってる人に頑張れとは言うのは酷である」というのは、もう既に「いっぱいいっぱい」でこれ以上頑張れない時に、「頑張れ」と言われると、返事するのも、作り笑顔するのも、いろいろしんどい。そんな理由から、来た事柄だと思います。
ただ、ここで不思議だと感じることは、スポーツでは応援は認められているってことなんですよね。例えば、マラソンで最後の数キロになった時とか、応援してもらえると元気出たりします。こういう時は、「しんどいから応援するな!!」と思う人って、いたとしても、むしろ少数派だと思うんです。
本当に頑張らないといけない時、たとえばこれから大一番の勝負があるとか、そういう時の応援も、多くの場合素直に受け止めてもらえると思うんです。
ダメなのは、自分が精神的に「いっぱいいっぱい」だと「思っている」状態で、「頑張って」と言われることな訳ですよね。この「いっぱいいっぱい」ってのは、結局のところ「暗中模索」状態を指していることが多いのだと思います。つまり、「どう頑張っていいのか、よく分らないけれど、一生懸命にやっている状態」。そんな時に「頑張って」と言われると、しんどい訳ですな。
私は得意でもないのに多くのスポーツをやってきましたし(バスケ、サッカー、バレーボール、ソフトボール、水泳、器械体操など)、学生のうちは人が嫌がるような事柄をよく(押しつけられて)引き受けてたので、しょっちゅう「いっぱいいっぱい」になってました。そういう時は確かに「頑張って」の言葉は、枷に感じることが多かったと思います。
ただ、「頑張っている時」に「頑張って」と言われることは、本当は気持ちのいいことなんです。嫌なのは「頑張り方の分らない状態で頑張っている時」もしくは「頑張っているのに結果が出ないから焦っている時」に言われることなんだと思います。今の私からすると、頑張ってと言われてしんどいと感じる時ってのは、要は「頑張ろうとはしているけれども」「頑張れてない」時なんだと思うんですよね。
そう考えるようになってから、私は応援されるのが苦痛じゃなくなりました。もし応援されて「しんどい」と感じた時は、「あぁ、今私は頑張れてないのか…」と思うようになったからです。そう考えると、どんな場合の応援でも、自分の力にすることが出来る。素直にうれしく感じる時は、そのまま力になるし、しんどく感じる時は、自分の現状把握に役立つわけです。
こういう考え方は、高校時代の私には、きっとできませんでした。あの頃は、自分の中にある尺度だけで、物事を図っていた時代でしたので。。物事を「受け入れる」こと、少し前に作家、梨木果歩の書籍紹介で書きましたが、この「受け入れる」ことができるようになってから、真の意味で、人から言われたことを聞けるようになってきたのだと感じています。
応援の受け取り方だって、結局人次第だと思います。だから、一概に「頑張ってる人に頑張ってと言ってはいけない」ということはないと思うわけです。
頑張ろうとして頑張れてない人には、たしかに言わない方が賢明です。
でも、「頑張ってる人には「頑張って」とは言ってはいけない」という考え方が先行して、応援を力にすることが出来る状態であるにも関わらず、「頑張ってと言うな!!」と感じてしまう人達が多くいるように感じます。こちらは、すごく損してるんじゃないかなぁって、私は思うんですよね。
書いたとおり、受け取り方も人それぞれです。だから、先日私が「頑張って」といったことで、気分を害したとしたら、それは私に非がある。だから、その人に対しては、今後応援の言葉に気を遣いたいとは思います。でも、その出来事から、「頑張ってる人に頑張ってというのは悪いことだ」とは、思いません。だって、私は「頑張って」という言葉、素直にうれしいですから。誰に言われたとしても、ね。
(まぁ、滅多に誰も言ってくれないんですけどね…ボソッ)
『リッツカールトンが大切にするサービスを超える瞬間』高野登
この本も、割と売れたような気がします。世界的な高級ホテル、リッツカールトンのサービス精神について書かれた本です。
最近感じていることは、他業種・他業界について書かれた本からの方が、得ることが多いなということです。私はIT産業のサラリーマンな訳ですが、どんな産業においてもサービス精神は必要なわけで、だったらサービスのプロの話を聞くのは勉強になることは自明なことではありますが。
サービス、おもてなしの精神。それは、従業員どうしの間でも日常行われているそうです。常に誰かをもてなそうとしている。だから、本当にお客様が必要としているサービスにも、すぐに気づくことができる。また、常にもてなすことを考えているから、事前準備も万端である。こういう(常にサービスを忘れないような)環境づくりが、何より大切なのだなと感じました。
サービスを忘れない環境づくりは、今すぐ実行することは難しいですが、すぐに実行できるなと考えたこともありました。それが「クレドカード」です。「クレドカード」という、リッツカールトンの従業員が肌身は出さず持ち歩いている、サービスの心得や行動指針が書かれたカードがあります。その規則などを持ち歩いたってしょうがないですが、この「精神」を持ち歩くという行為は、すぐに実行できる事柄だなと思います。
自分が一番大切にしたいことをカードに書いて持ち歩く。一番大切にしたいことさえ、見つけているなら、今すぐできます。
私の場合は、「一番大切なこと」を見つけるのに、なかなか苦労しましたが…
ようやく私が大切にしたいことは「人に対して誠意を持って接する」ということだなと思えるようになりました。幼いころから、私は人に尽くすことが好きだったんです。
「相手の迷惑にならないようには注意しつつ、人に対して誠意を持って接する」
「相手を助けるようにする。ただし、相手の成長を妨げないように注意する」
「その場の安請け合いは絶対にしない…最終的に人に迷惑を掛けるのを避ける」
この3点を私のクレドカードに書いて、持ち歩こうと思っています。
『プロカウンセラーの聞く技術』東山紘久
自分に足りない力は何だろう…そう考えた時、まっさきに思いついたのが「人の話を黙って聞く力」でした。
多くの人がそうである通り、私は自分の話をするのが好きです。
私は!!私が!!
このような主語で始まる言葉は、本人には気持のいいことが多いのですが、他人からしたらストレスにさえなります。そう思い、この「プロカウンセラーの聞く技術」を購入したわけです。
ひとつ注意したいことは、「常に聴き手に回らなきゃいけない」というルールはないということ。特にビジネスシーンにおいては、聞いてるだけじゃ何もチャンレジ出来ずに物事が過ぎ去ってしまいます。主体的に発言をするが必要なわけですね。ただ、このことと、人がしゃべってる時に自分の話をし出すことには、大きな差があると思います。後者の場合は、ただ単に「自分が気持ち良くなりたいから」しゃべるという状態です。これは「主体的」というよりも「自己中心的」ですね。
この本の中で学んだことは、会話は「聴き手側が」コントロールすることが出来るということです。第一声を発するのは確かに話し手です。ですが、それを受ける側、つまり聴き手の反応次第で、話し手の次の言葉が変わってくる訳です。多くの場合、話し手は明確な会話の方針を持って話し出すことは少ないと思います。だからこそ、聴き手側が会話をコントロールしやすいということになります。(聴き手側も明確な方針を持っているわけではありません。ただ、聴き手側の場合は、その会話を受けたいか、受けたくないか、賛同する立場か、反対する立場かなど、会話の流れをコントロールする為のオプションが、自然と用意されるのです)
この本を読んで一週間経ちましたが、私には、まだ上手く実践できていません。理解は出来ても、実践は難しい類の本ではあります。ただ、多くの人が話したがっている今(ブログやコミュニケーションサイトがココまで流行ったことから、多くの人が誰かに聞いてほしいと思ってる事柄を持っていると推測できます)、聴き手にこそ需要があるのだと私は思っています。
よりよい聴き手になれるよう、日々鍛練ですね。
『28歳までに他者からスカウトされる人脈術』坂田篤史
ブログに読書記録を書いていない間も、5-6冊読んでいましたが、この本が一番得るモノが多かったですね。「28歳までに他者からスカウトされる人脈術」の紹介です。
まず、この本のターゲットが面白い。28歳よりも若い、おそらく社会人が対象。かつ、転職やらスカウトやらで、キャリアアップしていくことを目指してる、安定志向ではない若い世代が対象。
一時期よりも、安定志向に傾く若い世代の割合が増えてきている今、このセグメントの仕方は、結構ニッチ狙いなんじゃないかなぁとすら思えます。著者が自分でもまだ20代であることを考えると、この本が商業出版されている、という事実が、私には驚きなんです。
要するに「ターゲットが決して広くないと推測される」かつ「著者が著作の実績のない20代である」という、出版業界的には「おいしくない」本が、大型書店に並べられているということ。これって、著者が本当に「人脈術」を心得ているからじゃないかなぁと、私は考えたわけですね。だから、逆に信憑性があるなと考え、一昨日購入し、昨日読み終えたわけです。
この本の内容を一言で表すなら「自分を売り出す方法」。
その具体的な方法まで記述されている点が、非常に好感を持ちました。(こういう本って、結構精神論が多いから…)
その中で私が一番勉強になったと思う方法は「プロフィール・シート」を持ち歩くということ。自分を一枚の紙で表現したもの(要するに「履歴書」みたいなもんですが)を持ち歩く。営業先に行ったら「私はこういうもんです」とそのシートを渡しちゃう。もちろん書き方などは「履歴書」みたいなお堅い感じじゃない。見せ方というより魅せ方を考えて、書かないといけない。
この方法自体を、私が実行するかはともかく、自分を一枚の紙で表現することから得られるメリットがあるなと思ったんです。自分の中で他者に対してアピールできる点、それを考える上で、この方法は非常に有益かなと。
なので、今週の土曜(たしか土曜は暇なので)に書いてみようと思ってます。
『「伝説の社員」になれ』土井英司
このブログ、5月末に書いてから日が開いてしまいました…毎週書こうと思っていた書籍紹介も、2週間ぶり。ん~よくない 苦笑
決めたことは守らないといけません。これ読んでる人は、私を反面教師にしてくださいね 笑
さて、『「伝説の社員」になれ』の紹介。
この本は一年ちょっと前くらい、2007年に出された本ですね。たぶん、結構売れたのだと思います。書かれていることは、だいたい他の本で書かれていることと似通っているので、ある程度「自己啓発書」を読んでいると、どこかで見たことのある!!と思うものが多いのも確か。
個人的に勉強になったと思うのは「付き合う人」への考え方。この本では、自分より優れた人とか、上の人ではなくて、「自分と一緒に成長していく人」を探すことを勧めています。人って上の人を尊敬したり、真似したり、そこから何かを得ようとしたりするのだけれど、一緒に成長していくだろう人達に対して、それほど関心を払ってないような気がします。もちろん、同期とかが仲が良かったりするので分るとおり、「仲間意識」は持ちますが。
でも、「一緒に成長していく人」の方が、お互いにとっての「いい関係」が築けることが多いんだろうと思います。自分より上の人は、「自分から与えられるもの」が少ない分、そのWIN-WINの関係は築きにくいよなぁと。
成長していく人…私はまだその見分けがうまく出来ていないのだなと、この本を読みながら感じていました。