反射

おおかたが初めて会う人の集まりに参加するのに、名刺を忘れたのは、痛恨でしたが、そういう事態を何とか、逆に利用する、ということができたような気がするのです。20日(土)に名刺を頂いた方、全員に、何とか22日(月)のうちにメールを書くことができました。総勢、21人。多少、同じセクションの方々にまとめて書いたり、と、いうこともあったので、数としては10数通でしょうか。一人ひとり、思い出そうとしますが、どうしても、混線してしまい、こんがらがります。字面だけだと男女もわからないことも多く、一件、大失敗をしました。本当に情けなく申し訳ない。コミュニケーターの名折れです。
収穫は本当にたくさんあります。メールを書くことによって、それは、パーソナルコミュニケーションなので、個々人に対してアプローチすることになり、結果、ちょっとした挨拶や酒飲み話ではわからなかったことが出てきます。そうした中で、その方が積み上げていらしたことが、こちらから見ればかなり立派なサイエンスコミュニケーションの実践であったり、というようなこともあるわけで、それでいて、それらは、(あまり良い表現ではないけれど)私ども側には全く知られていなかったり、といったことがあるのです。また、何かに書かないといけません。書くことは発掘で、それは、日の光にさらすことです。ある程度の文章にまとめて、どこかに。

月曜の夜遅くに、ひとしきり書いたメールを最後にもう一度見直し、そして、今日、続々と頂く返事を、本当に真摯に書いて頂ける御返信を読んで、そこに映るのは、何でしょうか。それらが、真摯であればあるほど、さて、この人と、次に何ができるだろうか、と思うのです。反射して映るのは自分です。畢竟、僕は僕の仕事の中身に大した興味はない、サイエンスにも、サイエンスコミュニケーションにも、本質的に興味がないのかも知れません。もちろん、好きだし、大事なんですが。しかし、共に働き、働きかけ、そうして得られた、人間、人間の変化にだけ、僕は本当に執着できるように思えるのです。10以上の返信があって、それはいずれも、土曜にあった話だけでなく、今後のことを、語って下さっています。そうして、その中から、何が生まれるだろうかと、心底わくわくしている自分を感じるとき、至福の中にいるようです。

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