Archive for the ‘筋力検査をマスターしよう’ Category

9 月
14
Filed Under (筋力検査をマスターしよう) by omisono on 14-09-2010

虚実の判定は、以前、邪気と真気の判定のところで詳細を書きましたが、今回は純粋な虚実という言葉だけの反応を観察してみます。

この人は虚の体質だというような言い方をする場合がありますが、虚の体質は全てが虚になっている訳ではありません。虚でありながら実のところもあります。しかし、その範囲に違いがあります。

例えば、あきらかに虚証と思える痩せたご高齢の方で舌も気陰旅虚というような方で喘息を持病に持っている患者さんがいたとします。確かに「虚」という反応が胸部を中心に大きな範囲ででています。このような場合、右手には、陰経で心経あたりの反応が上肢にあり左手には陽経に小腸経あたりに反応があったりします。虚実以外の反応では、また別の反応が上肢の経絡上にでている場合もあるので、しっかり観察しないといけませんが、虚実の「虚」だけの反応から見れば、それで良かったということです。

「実」の反応は、上肢にはでていませんが、下肢にでています。胃経上にでていたとします。そして、気水血の「血」の反応が左上肢の肺経、左胃経周囲にでているという状況だとします。

また熱の反応は左上肢心包経、左下肢脾経と反応がでているという状況だったとします。

仮にという話ですが、これだけの反応があった場合、異常な反応という条件付けでみた場合、上肢を中心に胸部や背部等々にも出現して、何を中心に治していけば良いか迷ってしまうということです。
様々な反応が出現した場合、何を中心に考えていくのが正しいのかを決めることは結構難しいことであり、迷う判断を迫られます。これは脈診をしていても問題になると思うのですが、脈を診ていても右寸、左関、左尺などと、色んな脈がでてきて、何から手を付けて良いのかが区別が付かないということがあると思います。

ここで考えるのは「血」の反応と「実」の反応が胃経上に存在しているということではないかと思います。それに目をつけ「血」「実」、「熱」という複合した反応がある左胃経上を中心に調整を行ってみればどうかという考えが起こります。



症状を改善するというより、色濃くでている反応を消去するという考え方が、その人の自然治癒力を最大限に活性化させるようです。そのためにも刺激をする順番を明確にすると効果が著しく違います。この例の場合、「血」と「実」の左胃経を狙って刺激を最初に行った場合と左肺経の「血」の反応を狙った場合ではその後の効果が違うことがわかります。

優位診断をするためには、まず手を左胃経上にかざし、胃経の「血」と「実」を調整してみると身体全体の反応がどうなるか?

という純粋な問いかけをしてみて、胸鎖乳突筋、僧帽筋、上腕二頭筋、大腿二頭筋や内転筋、脊柱起立筋等々の緊張の左右差を調べてみます。

次に左肺経の「血」の反応を消去してみたらどうかという問いかけをしてみて、同様に全体の筋肉を観察してみると、どちらが優位なのかは一目瞭然になるでしょう。

こういうイメージの中のストーリーを作っていくことが何よりも大事です。

この場合は、ホントに単純なストーリーであり、役者も少ないといえます。気水血と寒熱、虚実という基本的な役者が病態にどういう役割を果たしているのかを観察し、そのストーリーを作っていくということです。

最初に胃の治療を選んだのは、まず脾胃の調子を整え、身体の中心のエネルギーを活性化した後に肺や心臓といった呼吸に関する反応を調整するという考えが成り立ちます。中医学的な考えと一緒のようなストーリーですね。

しかし、そのストーリーは、役者が少ない時になりたつ小さい範囲の中のストーリーです。これに様々な役者が登場すると大きく反応部位が変化することがあります。

例えば、神智学のエーテル、アストラル、メンタルというような体外の経気をイメージの中に取り入れ、その主な反応がメンタル反応であると判断し、反応を診ると、後頭部にしか治療経気がでていないということが起こりえます。

つまり大きな範囲で調べると小さい範囲の反応が一つにまとまっていくような感じですね。しかし小さい範囲(肉体より)の反応がなくなっている訳ではありません。肉体にイメージを変えれば同じような反応が出現してきます。

ただ、体外の反応とは体表面から距離が大きくなったことを意味しますので、全体を観察すると、どこが一番異常なのかが、詳細にわかったりする訳です。このように距離とも関係があるので、様々なイメージングで色々変化する身体の反応を楽しんでみるというのがイメージングによる筋力検査法の醍醐味です。



9 月
14
Filed Under (筋力検査をマスターしよう) by omisono on 14-09-2010

私の治療法を理解するうえで、もっとも重要な筋力検査をマスターするためには、何が必要なのかということを書いてみたいと思います。

筋力検査の方法はどんな方法でも構いません。O-リングテストや三角筋の検査法等々色々ありますが、方法は好きな方法、慣れた方法で良いと思います。ただ、筋力検査の特性として、第三者を介さない方法がベストです。意識を重視する私の方法からすると第三者にも意識があり、第三者が慣れていない。又は経験がありすぎて第三者の意識が入って結果を狂わせてしまう可能性も否定できないからです。

私の行う筋力検査法は、検者のイメージングに大きく左右されます。イメージングをするのに第三者がいれば、余計な反応が起こることは十分予測されます。思考は一つのエネルギー体です。それが二つになれば、管理することは難しいといえるでしょう。なるべく純粋な思考を検者のみが行うということが重要だと考えています。

純粋思考というのが重要だといいましたが、純粋思考は微妙な変化によって大きな違いが起こります。それに注意しながら行わなければならないので、検者に意識の負担が大きくなりますので、それだけは覚悟して下さい。
意識を集中させることがまず必要で、一つの事柄について、純粋にそれだけを考え続ける集中力が求められます。ただ、集中しようとすればするほど、余計な思考が入ってくることがあるので、気楽に集中できないと純粋思考を作り出すことはできません。
慣れが必要だということですね。

まず、気水血の診断をしてみましょう。

「気」という言葉をイメージまたは、音で有声でも無声でも構いませんので思い浮かべて下さい。文字をイメージしても構いません。どんな方法でも良いので、「気」と関連するイメージを作ります。その時にただ、「気」という言葉や思考、音のみで他のことを考えてはいけません。

余計な思考が入ってくるのがわかると思います。

お腹が空いたとか、これが終わったら何をしようとか・・・(笑)
しかし、余計な思考が入ってきても、それに惑わされてはいけません。余計な思考を消そうとしてもいけません。ただ待つことです。純粋な思考になるためには、純粋な思考になるのを待つ我慢強さが必要です。身体に余計な力が入っていてもいけません。力を抜くことが重要です。力を抜くには力を抜く力というのが必要ですが、これも姿勢と関係があるので、後日その方法もご紹介致しましょう。

また純粋な思考になった時、純粋な思考になったと思ってはいけません。純粋な思考になったと思った瞬間に純粋でなくなっています。何故なら純粋な思考になったという思考があるからです。純粋な思考になる時は純粋であることすら気づかないものです。ただ純粋であり続けるということが求められます。禅問答みたいですよね。しかし、これは体感することであって、理屈ではないのです。

そんなことできる訳がない

と思った方も多いと思います。確かに純粋であるという状態を認識しないで、それであり続けるなんて不可能に近いと思いますが、これだけは理屈ではないのです。不問診を行ったり、異常な経気を見つけたり、その治療経気を見つけるなんてことは、理屈でないことですから、最初から理屈通りに起こると思っている方は、この診断法を諦めて貰った方が良いと思います。

常識でないこと

イメージングによる筋力検査法を行っていると常識でないことが起こります。それを受け入れ、その方法に従う勇気があるかどうかは、その人が決めることなので、勇気があれば、この診断法は間違いなくビックリするような結果を生むと私は信じています。そういう経験が今までにも沢山ありました。まず一旦は、常識や知識を捨てて、ただ「気」という言葉になり続けることです。「気」という言葉であり続けることは、「気」のエネルギーを高めることです。(ここでいう「気」とは、気水血の「気」の話です)

気のエネルギーが高まるというとエネルギーが充満し、どんな治療でもできてしまうと想像してしまうかもしれませんが、気のエネルギーが高まるということは、純粋であり続けられるということだけですです。純粋思考になった人がエネルギーが高まったことを思考することはできません。ただ体感するだけです。エネルギーが充満するという意識は体感するものであって、それを意識したり思考したりすることはできません。というか意識した瞬間に気のエネルギーが充満していない状態になってしまいます。その速度は一瞬です。一瞬で充満した状態から全く普通の状態に戻ってしまう程、早い速度で変化します。

体感しているのにそれに気づかない人もありますし、体感しているんだと思考しているだけの人もあります。それぞれによって診断結果が大きく違ってきたりしますし、治療効果に大きな違いが起こります。

西洋医学は誰がやっても同じ結果になるというだけのことを詳細に調べ上げた方法論ですが、東洋医学は、その枠を飛び越えているので、誰がやっても同じ結果にはなりません。個々のレベルで結果が大きく違ってきたりします。つまり芸術品と同じようなもので、同じキャンバスに絵を描いても同じ絵にはならないのと同じです。ただ技法を習って、同じ対象物のものを描くとよく似た絵にはなります。

西洋医学は同じ技法を習って、よくにた絵を描こうとしている医学だともいえるかもわかりません。東洋医学は、よく似た絵にはならず、個性がでますが、良いものは良いという芸術的評価を得られます。治療の本質が違うので、診断法も違うということになります。それでは西洋医学は必要ないような書き方ですが、西洋医学はとても重要で、その技法があってこそ、東洋医学の応用が利くのです。西洋医学を全く無視した東洋医学は現代にそぐいませんし、私は良い方法だとは思いません。特に炎症を抑えるのには、抗生物質の方が有効であり、早くて安い方法だといえると思います。しかし、抗生物質をその人の適応量以上に与えてしまえば、今も問題になっている多剤耐性菌を作るきっかけになってしまい、簡単に感染してしまう現状が起こるのです。そうなれば、なすすべなく敗血症等で死亡してしまうなんてことにもなるのです。西洋医学を中心にやっている医師で炎症が起こっている人に対して、多量の抗生剤を出してしまうような処方をしている人は、人間の本質を理解していない人といえると思います。

人間には、本来自然に治ろうとする力があるので、それを無視して過剰投与してしまっては、本末転倒ということになるというのは誰が考えてもわかる話ですが、効果が高いためにそれに頼りすぎているというのも否定できません。それを決めるは、その患者さんを注意深く観察しないと決定できません。つまり東洋医学的な所見が必要になってくるということになると思います。

本来西洋医学、東洋医学とわけることの方がおかしいのであって、どちらも必要な医学です。それをつなぎとめる方法が筋力検査だと私は考えています。

「気」をイメージングしながら、体表面を触ってみます。

話をすすめていきましょう。反応をわかろうとするあまり、体表面を指先で強く押さえたりすることがありますが、決して強く押さえたりしないで下さい。殆ど体表面と接触するかしないかぐらいの方がイメージングによる診断が正確で楽になります。

ここでも純粋思考以外の思考がでてきて、強く押さえないとわからないという思考が無意識にでてくる時があります。自分の思考に絶えず気づいていないと無意識に「気」というイメージ以外の思考が混ざってしまい、純粋でなくなります。イメージングを利用した筋力検査の第一関門は、思考を制御することに他なりません。これをクリアーできないと、気功治療や鍼治療で瞬時に劇的な変化を起こすことはどうしても不可能になるのです。

体表面を指先で軽く触れながら、「気」というイメージングをもって触っていると、筋力検査に変化が起こります。あきらかな境界線が起こるのに気づきます。その範囲をさぐっていくと関連臓腑の影響や経絡の影響を受けていると思えるようなところが色々と出現してくるのですが、まずは練習として、一部の変化起こりやすいところを観察してみることをお勧め致します。



純粋な思考をもって検査を行わないと、その部分の反応がブレますので、「気」なら「気」というイメージングをしっかり維持してみて下さい。この得られた結果が、被検者の症状と合致していれば、なるほどと思うのですが、被検者の症状と合致していない場合、やはり間違いなのかと考えてしまうことがあると思います。そうすると余計な思考が入り、再度同じ場所を診断してみても、そこに「気」の反応がないと判断してしまうのです。余計な思考が入らない時にはハッキリわかった反応が余計な思考が入った時点でハッキリしなくなったりなくなってしまったりするのです。

これは筋力検査法が思考に大きく左右されるということのあらわれであり、思考をうまく制御できないとイメージングによる筋力検査法はできないということになります。思考はエネルギーです。エネルギーが共鳴し、被検者の筋肉や皮膚を変化させるのです。

実験的に「気」というイメージングでハッキリしていた反応部位に「水」というイメージを入れてみると、共鳴しないことがわかります。ただ曖昧に「気」と「水」が混在している場合があるので、その場合は再度範囲を調べてみると混在している場合、少しずれた形で反応が存在することがわかります。



この反応は純粋思考をしていても複合する反応の場合、同じような反応がでるという例ですが、複合していない場合、ハッキリと思考を変化しただけで出現したり、出現しなかったりします。

筋力検査で純粋思考を明確に行わせるには、短時間で即決し、どんどん情報を切りかえてみるというのも方法です。つまり、余計な思考が入り込む余地をなくしていき、疑う余地をなくすのです。どんどん情報が入ってくると脳はそれを処理するのに精一杯になり、余計な思考をしなくなります。気がつくと純粋思考の状態になっている場合があります。

筋力検査で反応がハッキリしないと思った場合は、気水血とどんどん思考を切りかえてやってみることです。やってやってやりまくると、余計な思考をする暇がなくなるということです。筋力検査がうまい人は、すぐに即決します。考えを長く持つことは、その人の余計な思考が介入しやすい状態になっているともいえるのです。どんな結果がでても即決することが筋力検査を正確に明確にさせることができます。



ホットワード 治療 検査 マスター background border
割引クーポンまとめ情報 - クー割