普段からふらつきがあり、胃のむかつきのある男性
遠隔的な診断を行いました。
まず特徴的な反応としては、気の異常として胸から左上腕にかけての筋肉反応です。気の異常の部位があるということで、天人地という音素を利用して、診断をしても部位的な反応しかでてきません。しかし、骨から皮膚という皮部論を条件に入れて調べると筋肉の反応が活性化されてきます。これらの筋肉異常は呼吸筋である内肋間筋、外肋間筋等を緊張させ、呼吸力を低下させてしまいます。左上腕二頭筋にも反応があることで、大胸筋から上肢の筋肉にまで影響を与えますので、呼吸が浅くなるのでしょう。筋肉の反応だけかというとそうではなく、肺にも若干の反応があります。それは、気管支あたりの反応ですが、AKを参考に脊椎(せきつい)の反射をみてみますと、C5、T2あたりと関係のある反応がでています。つまりC5やT2あたりでは、異常な圧痛が肺系統から影響を受けて反応しているということが確定できます。ただ、この場合、胸部の筋の異常の方がより強い反応ですので、脊椎(せきつい)に対する影響も多数になっているようです。C7、T7、L3、S5という具合に複数の脊椎(せきつい)反射がでていました。
AKは確定したイメージの中でしか脊椎(せきつい)反射の反応をみていません。現実的には、複数の反応が筋肉や脊椎(せきつい)等々と関係しながら存在しているということです。
また神経系にも首の下部あたりで反応が強くなっていました。つまりこの方は自律神経系の異常によりフラツキやムカツキがでているということが、これだけの診断である程度わかります。もちろん他(ほか)にも隠されている反応があると思いますので、確定はできませんが、おそらくは、これらの反応を除去するだけでもかなり身体が楽になるのではないかと思います。
実際に診断し、治療を行いますと、身体が一瞬で楽になりました。宗教医学的には、肉体から仏の反応がでています。この状態なら体調の崩れは少なくなっていくと思われます。ただ、仕事のストレスや様々な要因等で体調を崩しやすい体質ともいえます。何故(なぜ)なら「気」の異常が主体となって体調を崩しているからです。こういう方の場合、気功治療はかなり効果的ですが、基本的な筋力アップをしないと維持できないことが多いのです。基本的な筋力アップとは、姿勢を正し、正しく坐(すわ)り、正しく立ち、正しく歩行することです。ウェイトトレーニングをしても何の効果もありません。というかこういう方が無理やり部分的な筋力を鍛えたりしますと、弊害が大きく、逆に体調を崩してしまうことが殆(ほとん)どです。
AKを基本的に考え、筋肉の状態を観察しているとAKでいわれているような筋肉反射を捉(とら)えることができます。ただ、それだけで臨床的に満足した結果を得られるかというと全くそうではないと考えられます。人間の身体には骨から皮膚までの深さがあり、神経、血管、リンパの流れがあります。また基本的な身体を支える筋肉量の違いがあったり、最終的には意思がどれぐらいあるかによっても全く反応が違ってきます。
こういう細かい診断をすることで、様々な方面から予測することができます。診断をするのに3分とかかりませんし、遠隔的な診断も可能です。また今行った診断のみではなく、多角的な見方をすることで、より鮮明な、その人の体質というのが伺い知ることができるということになります。そこまで考えて筋力検査をマスターしないとなかなかうまくなりませんので、今後の課題としては、それらを効率的に診断できるイメージングシステムの構築を考えています。