6 月
28
Filed Under (その他) by omisono on 28-06-2011

私は常日ごろから身体の傾きが治れば良いとは思っていません。

よく身体の歪(ゆが)みを治すと・・・と書かれた書籍がでていますが、身体の歪(ゆが)みを全(すべ)て治せば良い訳ではないのです。二つ折れで身体が曲がっているのに元気に働く人もいます。要するに曲がっていても良く、左右前後上下の緊張がある程度均等になっているということが重要なのです。つまりエネルギー効率が良い状態なら気血水の流れが、その人のレベルで良くなりロスが少なくなるのです。ロスが少なくなれば長く動くことができます。エネルギーのロスが少なくなるということで身体に余裕ができます。その余裕を使って自然治癒力を高めることができます。免疫力を活性化させることで、腫瘍(しゅよう)とも共存していくことも可能になると考えられるからです。

よくある治療法に仙骨を調整したら何々が治ったとかいうことが書いてありますが、現実はそう甘くはありません。仙骨を調整しただけで身体が楽になる人はたぶん30%もいないでしょう。しかし、30%の人を調整することができれば、かなり効果的だという印象を術者はうけます。そうなると全(すべ)ての原因は仙骨にあると訴えたくなる気持ちも、わからない訳ではありません。

原因を一つにしたい気持ちはわかりますが、原因は決して一つではありません。歯も原因の一つでしかありません。肩凝りや腰痛といった普段起こりやすい症状も実は複数の問題が絡み合って起こっているのです。まして腫瘍(しゅよう)であれば、様々な原因が考えられますので、それらを一つ一つひもといていかなければならないということです。そこでバランスがとれると右と左の筋緊張、上下、前後の筋緊張が平均化してきます。そうなると安定した状態にあり、腫瘍(しゅよう)があっても、それと共存しながら体調を崩すことなく生活ができるということになります。筋緊張の均一化した状態は決して身体が真っすぐになる訳ではありません。

様々な悪習慣が災いして、一つの症状を作っていますので、それらをひもといていこうとする患者側の注意深さも必要です。それが治癒を早めるカギになるのです。

1、身体を冷やさないこと

身体が冷えれば血の流れは当然悪くなります。一次的に悪くなっても回復させることができる範囲であれば問題ありませんが、持続的に冷やすと流れにくい癖を作ってしまいます。

2、身体の動きに注意を払うこと

普段行っている歩行であっても注意深く歩行をした場合とそうでない場合では気血水の行りは全く違います。実は、これが何よりも重要なのです。健康になりたいんですが、何を食べたり、飲んだりしたら良いですか? という質問をよくうけますが、実は、食べることより動くことの方が数百倍重要なのです。動きは直接呼吸と関係があります。呼吸は生きるために必要不可欠なものです。呼吸をしなければ30分と命はもちません。つまり大事な行為だということです。呼吸は肋骨(ろっこつ)を動かしたり、横隔膜を緊張させたり弛緩(しかん)させたりすることでおこりますが、手足の緊張があると横隔膜や肋骨(ろっこつ)はうまく動きません。

2で大事なことは、無理矢理(やり)動かしては駄目だということです。姿勢を指導していて、わかったことは、無理に動かそうとしたものは代償運動してしまい、その運動のために余計な緊張を作り、注意深くなれないということです。東洋医学の中にも書かれてあるのですが、血や水を流したかったらまず気を流しなさい書かれています。例えば指を動かそうとした時に最初に流れるのは気です。西洋(せいよう)医学的にいえば神経の伝達ということだと思います。神経伝達がなければ筋肉は興奮しません。筋肉が興奮しなければ「血」「水」は流れないのです。

普通に生活している人は、気が充満していると思っている人が殆(ほとん)どだと思いますが、実は気は殆(ほとん)どの人で充満していないのです。気が充実するためには、各関節筋肉へ十分な神経伝達が必要なのですが、無負荷筋力検査を行って確認してもらったらわかるように片側だけが動いて片側は動かしにくいという状態が起こっています。

それに意識を集中させて、動かそうと思う時、無理矢理(やり)動かすと代償運動がおこり、目的の筋肉、関節を動かすことができません。これが一番重要な問題なのです。意識を集中させて僅(わず)かに動かそうとすることで、目的の筋肉関節のみを動かすことができます。それをやれれば、動かないところを動かし、エネルギー効率をあげることができるという訳です。



You must be logged in to post a comment.

ホットワード 治療 身体 傾き background border
割引クーポンまとめ情報 - クー割