前回、呼吸法をご紹介致しました。
神界からのイメージを手足の指先に留めるという方法でした。呼吸と共に手足に意識を置くという方法は、今までにもあったと思いますが、具体的に神界のイメージを太陽系の全エネルギーと定義し、それを吸い込むという方法は一般的ではないでしょう。直線上のイメージができるようになったら、次は太陽系の外側を円と捉え、最外側の円から小さい円になっていくようなイメージを行いながら、それを息を吸い込むという方法をとってみたらどうかと考えました。
この方が直線より立体的で具体的な方法といえます。それを行うと円をイメージしているのにもかかわらず、うまく円が作れず、いびつになっているところがあることに気づきます。つまりそこは自分のエネルギーの欠損部分又は微弱部分だといえます。直線の時も鼻から入った息が背骨を通り、肋骨を伝って、肩甲骨、上肢、前腕、手根骨、指、指先と行くまでにイメージしにくいところがあったと気づいた人があると思います。そこは自分の弱点であることがわかります。しかし、そこが弱いところであることに気づけたのは、この呼吸法の大きな収穫といえます。弱いところを自覚できなければ、どうやって強くすれば良いのかを理解することはできません。根性だけを出しても思いこみを強くしても気は拡張しませんし、身体は楽になりません。
テクニックとそれをやり続けようとする地道な強い意思が必要です。うまくいかないことが重要で、うまくいかないことを認めつつ、それでもそれを思い続ける意思が必要ということです。それができないとこの方法は成功しません。逆にいえば、最初からうまくいく人は存在せず、うまくいかないことをいかに認め続け実行し続けられるかが問題になります。
うまくできたかどうかを簡単に調べることができます。それは、イメージだけであれば、身体は楽になりませんし、神経が浪費して疲れてしまいます。イメージと肉体の感覚をうまく融合させなければ、この方法は身体を楽にする方法にはならないということです。うまく行うと身体も気持ちも清々しい気分になり、不安感もなくなってきます。パニック障害や不安神経症のような症状の方に良いと思いますが、まだそういう方に試して貰ったことがないので実際に効果があるかどうかはわかりません。
またこれを行える準備段階にある人とそうでない人もあり、全ての人がうまくいくとは限りませんので、試してみる場合、無理をしないで少しずつやってみて下さい。
もう一つこの方法をやっていて気づくことがあります。それは、呼吸と自分の感覚に集中し、思考と思考の隙間を多く作ることができるということです。つまり自然な形で瞑想状態になっていることに気づけることです。イメージだけではちょっとした思考の乱れによってガタガタになってしまいますが、感覚を伴うイメージは、思考には隙間があることを感じさせてくれます。これを感じることができると物の見方が変化し、色も変わって見えたりします。一種の酸欠状態になって、脳が今までの反応とは異なった反応を示すのかもわかりません。今日もこの方法を行っているとイスの黒い部分だけが赤くなっていきました。珍しいことではないのですが、脳を変革させる方法という意味では間違いのない方法だと感じています。うまく行えれば、そういうことが起こっても不安もなく、普通に赤くなった部分を見つめて楽しむことができますが、理屈ではなく不安を感じる時があります。これは思考のみで行った場合に見られる現象でしょう。きちんと肉体と思考を制御し、身体の感覚を研ぎ澄ませていくことで、より明確なイメージングができるようになるのではないかと思います。