最近、胃の反応がでている人が多いのと肺の反応が多いようです。急激に寒くなったりして、風邪をひいている人が多くなったのだと思うのですが、咽や鼻に風邪の反応がなくて、肺の反応だけがある人も多いです。今から侵攻しようとしているのかわかりませんが、いわゆる邪気が肺から気管支、咽、鼻周囲に反応があるのだと思います。また胃腸(胃のみではなく十二指腸付近にも)反応があり、咽までつながっていることもありますが、胃腸のみの反応で症状が咽だけにでている場合もあります。
邪が肺に入ると咽の違和感や咳や痰等の呼吸器系統の症状がでたりしますが、肺に入っていても何も感じない人もあります。これは、身体が邪気を細菌やウィルスとは別の考えで扱っているということでしょう。しかし、細菌やウィルスの条件で筋力検査をすると反応があるのです。不思議なことだと思いますが、事実です。前触れのような反応なのだと思いますが、O-リングテストを行っている先生達も同じようなことを書いておられますが、実際の検査では全く問題がないのにO-リングテストでは問題があるようにでるということはあり、それを調整するような漢方薬や刺激を加えると症状が緩解するというようなことをおっしゃっています。
これについては私も同感なのですが、だから細菌感染があるとかウィルス感染があるとしても良いものかどうか?
これについては疑問に思いますし、科学的な検査によってわからないものを反応で拾う場合、あくまでも反応上という形で処理した方が良いように思います。そういう反応がかなり多いので、常識的でないことがO-リングテストの疑問点という形になっているのではないかとも思うのですが・・・。
邪の反応があるからそこに何らかの炎症等があるのかといえば、そうだとは限りません。「邪気」の反応として存在しているのみで、肉体的な反応ではないという段階があるのです。しかし、この邪気が問題で内臓の調子が悪くなっている場合というのもありえます。つまり、何らかのきっかけ(ここでは邪気のことを何らかの影響を与えた原因)が元で、説明のつかない症状が起こっていると考える必要があるということです。例えば胃に腫瘍があると科学的な検査で確定している人であっても、それに影響する何らかのきっかけがないと症状がそうすすまなかったり、小さい腫瘍だったものが何らかのきっかけが大きいために急激に進行していったりということがありえるということなのです。
肉体は精神の鏡ですが、「気」の反応があるとそれが原因で肉体に影響を与えます。一番簡単にわかる肉体の反応は圧痛でしょう。軽く指先で触れるだけで圧痛を感じたりするからです。また、関節の可動域もよくわかる反応です。右は動くが左は動かないという形になったりしますが、「気」の反応が消失すると、左右の動きが良くなりますので、それが問題だったとわかります。それでも「気」の反応のある場所は何の症状もないということも多々あります。症状のある場所が原因だと思い込むのは、術者の観察が幼稚だからです。
科学的な検査法ではわかりえない何らかのきっかけを見つけ、それを対処するだけでも実際のものに大きな影響を与えることがあるので、それをうまく処理することができれば、もっと患者さんの負担を軽減できるのにと思うことが多々あります。腫瘍があれば、それを完全に消し去らないといけないと考えることも人によっては間違いであったりしますし、うまく共存できる可能性を完全否定して、死ぬまで癌と闘い続けさせ体力を消耗させてしまえば、結果はわかっていることだろうと思います。簡単な検査と見方を変えることで、少しでも楽になるなら、その方が良い場合もあるでしょう。難しい問題ではありますが、そういう選択枝を模索していくことこそが、今後の治療を発展させていく方法だと思ってしまいます。
感覚を頼りにして、経験を積んでいく訳ですが、あきらかに変化したというのがわかるとその関連性がよくわかります。
精神から肉体へ影響するものは、自分自身が悩んでいることがあるからという理由だけではありません。例えば部屋の形や置いてある物によっても影響をうける場合があるようです。これを電磁波の影響としている人もいますが、電気が発生しないものでも起こる可能性があるので、様々な物が肉体に影響を与えているようです。この研究は最近やりはじめたばかりですが、生活環境という条件付けで上中下で反応してきます。
寝室も関係あるようですが、細かく分別しつづけるとそれに嵌ってしまいますので、全体を見られなくなってしまうこともあるので気をつけなければいけません。肉体に及ぼす一つの影響として考えて、それが一つの原因である可能性を示唆することはできます。
しかし、自分の身体が最大限の活性度を示せば、それらの影響は受けにくくなると思いますので、やはり肉体と精神のバランスが何よりも重要だと思います。
最近多い胃の反応でも単純に胃熱がある場合と、生活環境からも来ている反応とでは複雑さが違います。単純な場合は、それだけを意識して治療を行えば改善しますが、複雑な反応になるとそれだけでは改善しません。
こういう場合も肉体から遠く離れて診察するという方法があります。
これは意識の階層構造を使う訳ですが、肉体から太陽系の外側まで離れた意識を持って、反応を診ると全く違った答えが返ってくることがあります。意識を太陽系の外側まで持って行けるかどうかは重要なポイントですが、近くばかりを見ていると何が本当の原因なのかがわからなくなってくるのです。少し距離を置いて(数メートル)同じ診断をしてみるのも効果的ですので、見方を変えて貰うことはとても重要だと思います。
詳細に調べれば調べる程、様々な反応があらわれ、それが原因かと思うことがありますが、それを繰り返していると大極を見失ってしまうことがあるのです。気の診断と治療においては、しらみ潰しに調べていく方法もあるのですが、それをやりすぎると術者のエネルギーの浪費が大きくなりすぎ、疲れてしまって、正しい答えを出せなくなってしまう時期があります。
これは気の診断にとって重要な現象ですので、詳細になりすぎず、大まかになりすぎずというバランスが大事です。頭を常に切りかえる勇気が必要ですね。言葉でいうのは簡単ですが、意外この切りかえが難しいというのが気の診断のもう一つの特徴ですね。劇的に治ったような経験をしてしまうと、それに囚われすぎて、その反応がでてくるまで細かく調べたりしますが、正しい結果にはならないことがあります。
そういう時こそ見方を変える勇気が必要なのです。気の診断の戒めとして覚えておいて下さい。
臨床的な例を書いてみます。
肩の違和感を訴える40代女性が右肺に細菌感染の反応がありました。細菌がなんであるかは特定していません。全体的な反応を見ていると「中」の反応で四肢に異常反応がありました。
ここで考えられる事は、手首の外側に異常が強く、伸筋側から上肢を通って鎖骨、側頚部から前頚部まで反応があり、これが原因で肩や首の違和感になっているということだと思います。
肩の緊張や違和感は、肺や気管支、咽頭部と関係がある事は常ですが、この場合は、手首の筋肉の反応が強く水、熱という反応でした。
これをどう考えれば良いのかですが、聞いてみると草取りを2~3日一生懸命やったらしく、手首から異常が来ているかもと聞いて思い出したみたいです。
しかし、細菌感染の反応があり、実邪が胸部にもあるのです。つまり、胸部から実邪を取り除こうと処置をするとその元になっている手首の反応が残り、取れきれなくなってしまうということが起こります。
肉体のみの反応では胸部の反応がかなり強くあらわれていたので、手首の反応を見落とす可能性もがあります。
太陽系の外側に意識を持って行き眺めると手首が優位だとはっきりわかります。
意識の切り替えによって、優先順位が違って来るという典型的な例です。
筋肉の使い方の過不足により水分代謝の異常が起こり熱となって首や肩に影響を与えていたと考えれば、納得行く答えになると思います。
手首の反応を消去すると当然ですが、首や肩の緊張はなくなっていきました。目も楽になり頭もスッキリしました。もちろん、数カ所の刺激でしたから、間違いなく適切な答えだったと思います。
優先順位を間違えると簡単な刺激でなく、複雑な刺激をしないと効果がないということになりますので、何が優位か、どのポジションで観察するのが適切かということを常に意識する必要があるということですね。こういう例は沢山ありますので気がついたらその都度書いてみたいと思います。