Archive for 6 月, 2008
腰の痛みの様々な理由 上腹部の異常反応からくる腰痛意外に上腹部の異常からくる腰痛は多いと思います。身体は痩せ気味の人が多く、消化吸収が悪い人が多くかかる腰痛です。上腹部に反応があり、胃をイメージングすると胃体部前側に問題がでていたりします。 上腹部を軽く押さえると圧痛があり、T7あたりの背部にも緊張がでていたりします。もちろん、腰の関節には異常反応が出現しているので、主に左側でL5の高さに圧痛が生じ、前に突きだす運動ができにくくなっています。 こういう場合、左足首、左肘が過緊張を起こしていることも多く、圧痛が出現します。足首は前内側から後外側、肘は内側から心経周囲にかけて出現しています。また足首で不安定性があり、側頸部の外側中央付近にも圧痛がでているので、歩行時に身体が横揺れをしてしまいます。足首の不安定性があるので、これが原因で余計に胃腸障害を起こしてしまうようです。 足首を内側にする運動を行い正しく体重をかけるだけでも腰の動きは良くなります。それと同時に胃腸の調子も良くなりやすくなるので、試してみる価値はあると思います。 左肝経の中封あたり、左肘心経の少海や心包経の曲沢周囲、上腹部を刺激するだけでも腰の動きが良くなったりします。 首の異常による腰の痛み頸椎の異常からくる腰や足の痛みというのもあります。この場合、風邪のような炎症反応があり、咽や鼻等の粘膜に異常反応があったりします。後頚部から後頭部の異常な緊張(皮膚張力を伴う)があり、どうも脳底部まで到達していることが多いようです。 右か左の側頸部や耳の下にも異常な反応があり、この周囲が治療ポイントとして、適応を満たしていて、症状は腰や足にでているということも少なくありません。 前述した胃の異常反応からくるものと、首の異常からくるものが風邪の炎症反応から起こって、胃に熱が貯まって起こった腰の痛み、頭頚部の熱が隠って起こった痛みには症状の違いもあります。 一見すると膝がおかしいのではと思うような緊張が膝に起こっている場合もあり、それぞれの状態を確認し、優位診断する必要があります。 腰の痛みと一口に言っても、様々な理由があるということです。 そして、刺激部位となると、咽や首を狙う形の局所治療、すなわち治標法が適応の場合が多く、手の示指、足の第二指の先端に反応がでてきたりします。 また肝経の太衝付近にも大きな円環(足首前側から下腿前側まで)としてでてくる場合もあります。そして肩の前側の緊張も大きく、肩に直接刺激した方が、腰の痛みに直結する場合もあります。 首の異常反応が強いから首を刺激するというやり方は、治本、治標、局所という考え方を無視した形になり、適応反応が起こりにくく、刺激しても効果を得にくいのです。キチンと、治本、治標、局所の経気を診断し、治療していく必要があるということを教えてくれます。
肩凝りではなく、手をあげると肩が重いと感じることがあります。 肘を伸ばして肩周囲のだるさを感じる人の三角筋部分の皮膚を摘んでみるとパンパンにはっているというのを確認することができます。これは肩関節周囲炎(いわゆる五十肩)にも共通している症状ですが、この場合、多数の異常緊張点を見つけることができます。
等々です。 この中でも肩甲骨外側から腋窩付近の緊張は飛び上がる程の皮膚張力を発生させたりします。また上腕三頭筋あたりも緊張がでたりします。 いわゆる胆経付近の緊張なのですが、上から下まで同側の胆経が異常かというとそうではありません。またこの異常が胆経筋の異常だとは決めつけられない場合もあります。局所経気としての異常反応の場合、局所反応があらわれる部分が、全身を現している場合があります。同側の足第四指と五指、同側の手の第四指、対側の母指、示指の指腹側の反応点を刺激しても肩が軽くなります。 身体の異常を対で考え、その陰陽を考えたりすると、身体の動きと局所反応のあらわれる点がよくわかってきたりします。内側と外側が右左で対になっているということです。パターンを考える場合、こういう捉え方をすると、その異常点を明確にすることができます。 東洋医学のシステムは、こういう陰陽の組合せによって、目的の異常を消去することを目的としていたりします。 端と端を刺激すれば、その間にある異常は全て消去できると考えるのです。一対一ではなく、一対多または、二対多という考え方になると思います。 |