夢分流
治療記録として、古来からある夢分流という腹部打針術について、お話したいと思います。
東洋医学をやっている人でも日本の古来からある治療法に対して、知識としては持っているけど、応用はしていないという方が多いと思います。夢分流は腹部へ打針術という、木槌と大きな鍼を使って主に瀉法を施す方法だとされています。頭ではわかっているのですが、なかなか応用ができません。何故応用できないかというと、夢分流がかなり、気の階層構造として、高い界層から診なければ診断すらできないという方法だからでもあります。夢分流をうまく使いこなすためには、術者の体外経気として回りに存在するエーテル界層からメンタル界層、コーザル界層と高次のオーラが順序よく層状に拡張されていなければなりません。エーテル界層のみを意識している術者というのは、物質的な身体の反応のみを追いかけ、それに対して刺激をしようとします。アストラル界層に目を持っていく人は、感情的な層といわれ、感情にまで気を配った治療を心がけようとします。メンタル、コーザル界層というのは人智を超えた界層でもあり、自分の身体から遠く離れた体外経気にまで気を使う術者だといえると思います。これは神智学でいわれている階層構造の説明ですが、イメージングを使った筋力検査を行うことで、これらが拡張されているかどうかを診断することができます。
エーテル アストラル メンタル ブッディ アートマ モナド 神界と並んでオーラが形成されてきて、はじめてできる治療法もあります。夢分流は神界のエネルギーを扱える術者で適応になることが多いようです。
筋力検査で神界まで気が到達しているのかどうかを調べることができます。その状態になって、夢分流の図が診断できるようになってくるようです。
頭頚部の反応点(炎症反応等)がある患者に夢分流の心脾の反応が出現し、それを打針をすると頭頚部の異常が明確に良くなりました。存在していた圧痛等が消失し、前頚部から胸部まで影響があったようです。
僅かな刺激で反応が消失し、頑固な緊張に対しても効果的なようです。
神界の気が拡張され、夢分流が適応で、心脾の脈証が出現しているというのが条件です。もちろん他の脈証のこともありえますので、その時それぞれに診断をしなければなりません。夢分流の良いところは、穴が限定されておらず、大きな範囲への刺激が可能だということです。かなりアバウトな反応でもあり、腹部が全身をあらわしているので、大雑把に刺激しても適応さえあれば、効果がでます。
イメージの世界はとても面白く、術者のイメージングしだいで、複雑に細かくもできれば、大雑把に大胆にもでき、それでも治療効果を確実にあげられるという点です。
物質界層に染み付いた反応は、地道にオルゴン等で物理刺激を加える必要がある場合もありますが、イメージングによる刺激は全体的に刺激することが可能であり、穏やかな効き方をするのが特長です。しかし、短い時間の治療で殆ど刺激がなく効果がでます。この部分が今までの治療法とは大きな違いです。
言葉だけを見ると神秘思想的な感じがしますが、東洋医学の書物に書かれた難解な治療法を活用しようと思うと、このような気の拡張ということが必要不可欠になってくるようです。
どうしても物理的に穴の位置が重複するものが多々あり、診断点もそれぞれの書物に書かれているものの位置が違っていたりします。
調べる人の気の拡張度によって変化しているので、どこの穴が何に効くということは、ある一定の条件を満たさなければ適応しないということがいえる訳です。
つまり、気の拡張状態でエーテル界層にしか目のいかない人がメンタル界層の拡張された気の診断をしようとしても話がごちゃ混ぜになってしまい、収拾がつかない状態になってしまいます。
ここが東洋医学の不便でもあり、面白いところでもあるのです。東洋医学は思想や哲学を含んだ医学です。西洋医学の物質だけを問題にした医学とは少し違います。
しかし、肉体を軽視しては、医学は成り立ちません。肉体は刃物で切れば当然、傷つくのですから、肉体を軽視してしまったら医療は成り立ちません。
そこのところをしっかり把握して、東洋医学を行うべきです。しかし、それを把握することさえできれば東洋医学は医療として、非常に効果の高いものになるのは間違いありません。
夢分流は気の拡張があってこそ適応になる治療法であり、モナド界層や神界の位置でないと適応がでてこないようです。単純に腹部に打針術を行っても効果はありません。他の体幹部への刺激も効果がありそうで、ないか少ないことが多いのは、階層構造の影響が大きいと感じます。