花粉症の記録

花粉症についての記録ですが、基本的に花粉症は風邪の反応を消去しなければ、絶対に良くならないと思います。
風邪といっても様々な反応があり、六経弁証における太陽、少陽、陽明、太陰、少陰、厥陰の区分の陽明病と少陰病が大きく関係があるようです。
異常な反応点は、腹部(左側)、左足大腿内側、左手内側、背部等々に出現します。

当然ですが、正しい姿勢をとれなくなり、肩甲骨は内転下制できません。

この現象によって、呼吸がしにくくなり、前頚部や顎、耳周囲にも圧痛等がでやすくなります。軽く指先でタップするだけでも身体を除けてしまう程の痛みを伴ったりします。

左仙腸関節付近にも異常な反応が出現し、足首や後頚部(脊椎付近)にも反応が出現します。

これらの反応が消失すると、鼻の通りもよくなり、いったん、鼻水がどっと出てから鼻づまりがなくなったりします。

花粉症の患者の異常点
まず陽明の反応が上腹部にあり、この治療法として、経筋で様態としては奇経、治標法が適応でした。
胆経、胃経、大腸経、が基本的な経筋異常経絡で、治標経気は足首、標的経気は腹部ということになります。

階層構造としてはメンタル界層への刺激です。エーテル界層で刺激をしても効果は薄いかありません。
基本的に気功治療だけでもメンタル界層を充満させることができれば、問題はありません。数秒で治療は終わりますが、経筋反応なので、体幹部を捻る運動をさせながら、メンタル界層の穴を刺激しないと効果がありません。

経筋、治標経気を消失させると肩や身体全体の筋肉反射が消失し、陽明の風邪反応は消失し、身体が軽くなりますが、肩甲骨の内転下制は殆どできません。

肩甲骨内転下制ができないと呼吸が正しくできていないということを現しているので、反応がとれても、元に戻る可能性は非常に高いという段階です。内転下制ができるようにしたいのですが、仙腸関節の異常や股関節の異常があれば、内転下制は思うようにできません。

この内転下制の異常反応を消失させるためには、腹部にあらわれた治本法を刺激する必要がありました。

右肝経、左腎経、右肺経、右脾経と陰経ばかりの組合せですが、様態は奇経反応で、腹部に治本経気が出現していますので、列欠照海を最後に刺激しました。

この方法で腹部の治本経気が消失します。

経筋の標的経気としても腹部にあらわれ、治本経気としても腹部にあらわれているので、病態が界層構造になっています。

この状態であれば、単純に治本法を治療しても効果がないか、直ぐに元に戻ってしまうか、ありません。

一ヶ所の治療を行うといっても、その治療では満足した結果があらわれない場合、このように複合した治本や治標の経気が異常経気としてでていることがあり、それを知らないで治療をしても効果が薄いという結果に終わってしまうという訳です。

常に界層構造を意識した病態把握ということが必要です。単純に穴1に対して病態1の関係ではないということがよくわかります。

また治本法が終わっただけでは、肩甲骨内転下制は、ある程度でしかありませんでした。

次に現れてきたのは局所経気であり、しかも経絡を無視した形で経気として存在している局所経気への刺激が必要でした。

局所経気の一番目は、大椎付近に半径3~4センチの円環状経気が出現し、胃経と大腸経の複合で、全ての局所経気には胃経と大腸経の複合経絡が存在していました。
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次に左股関節腸骨部、左足首外側周囲、腰仙椎部という順番で反応があり、これらを消去して後に肩甲骨内転下制がほぼ自由度の高い正常な可動域まで動かすことができる状態になりました。
当然ですが、腰仙椎移行部位である第五腰椎も前方へ動かしやすくなり、生理的脊椎の曲線を描けるようになりました。

免疫疾患と左股関節や大腿部の緊張も大きな関係にあるのですが、花粉症のような症状にも基本的に関係があります。これらの診断と治療が可能になりはじめて、口が閉じ、呼吸がしやすくなり、腰が正しい位置になり、立ち位置が正しくなり、鼻の通りがよくなるのです。

鼻だけに刺激をしても、症状が一時的であったり、良くならなかったりするという意味がお判りになられたでしょうか?

それならば花粉症の薬を飲めば良いという方もいるかもわかりませんが、花粉症の薬を飲んで起こっている可能性のある異常は、このような気の診断で診ていくと色々でてくる可能性もあります。飲みつづけている人を詳細に調べている訳ではないので、それ以上のことはコメントしませんが、本来出るはずの鼻が出なくなったということは、一つの身体の大きな異変であるといえなくもないのです。

このあたりを考慮し、花粉症をもう少し慎重に治療していく必要があるのではないかと思います。

ただの花粉症といいますが、鼻づまりの酷い花粉症は、やる気もなくなり、頭もスッキリしないので、傾眠傾向になったり、集中力がでなくなったりします。

ちょっとした体重移動や姿勢に気を付けることと基本的な治療でかなり改善する可能性があるということを知れば、無暗に薬を飲んだりしないのではないかと思います。

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