診療の記録

掌蹠膿疱症という手に酷い湿疹ができ、なかなか治らないという方があります。wikiサイトでもご紹介していますので、またご覧下さい。

原因は不明とされていますが、免疫に異常があるという報告もあります。膿疱は無菌性であり局所感染ではないと考えられていますが、他の原因として、慢性扁桃炎・虫歯・歯肉炎などの病巣感染や、金属アレルギーの関連性もあるといわれています。

wikiでご紹介した人は、若い美容師で、シャンプー等の薬剤によるかぶれだと思い、ステロイドを塗布していましたが、皮膚が黒くなり、分厚くなって、一向によくならないので、来院されました。

そんな患者さんが、最近また見え、長年ステロイドを塗布しているといい、肩凝りが主訴で来られました。当然、皮膚は黒く厚くなり、現在は綺麗なので、そういう症状があったことは、治療が終わってからいわれました。

最初に診た時にすぐに免疫異常だと思いました。それは左右寸の脈の異常、身体の浮腫、皮膚の白さ、顎、鼻、耳にかけての腫れ、臍の左側の圧痛が存在していたからです。

強烈な肩凝りだといっていましたが、一回の治療で嘘のように楽になったといっています。全体的な治療と風邪の治療、気の変調の治療という普通の治療法をやっただけですが、身体は楽になっているようです。

本日はオルゴンリングの治療をし、末梢循環を改善すると顔色まで変わり、気分も非常に良くなったようです。

また以前から来られている方も数週間前から手の荒れが起こり、現在は綺麗になってきたが、両肩があがらないからということで来院されました。

この二方の肩周囲に起こった異常は、同じように右側頸部から側頭部、右鼻、右下顎、胸部の腫れと圧痛が存在していました。これらは、気血水の水の反応であり、炎症反応が腹部から胸部にかけてあり、右首周囲につながっているという感じです。

二人とも一回の治療で肩周囲の痛みは楽になっていったようですが、免疫の異常から来ていると思われるので、これからも要経過観察が必要な症例です。

ストレスと顎周囲の炎症は、とても関連性が高いと私は考えています。噛み合わせの異常からくる食いしばりや歯軋り等々によって起こる負担がストレスにより増強し、朝起きた時や同じ姿勢をとりつづけた時などに痛みが増悪するようです。

ストレスを感じると無意識のうちに食いしばりをしてしまいます。その食いしばりによって顎周囲に炎症が起こるのではないかと考えています。もちろん、噛み合わせが悪いと顎が上がり、呼吸が浅くなり、異常姿勢にもなってしまいます。その結果炎症が強く起こり、それが肩や首の症状として、でてくるのではないかと考えています。

五十肩の酷いものも同様の作用機序があると思います。動きはじめの痛みがあると感じた場合、肩や腰の痛みだからと思わずに、全身から見た診断をし、バランスを調整することで改善させていく方が、結果的に良いのです。

痛みのある局所のみしか見ない場合、なかなか改善しないことが多く、ラチのあかない長年の症状となってしまうことも少なくありません。

2008/03/29

手足の調整をするということ・・・

東洋医学では、肘から先、膝から先に要穴と呼ばれている重要な穴が配穴されています。

腰の痛みや肩の痛み、背中の痛みといっても、手足の要穴には、必ず何らかの変動があらわれてきます。腰の痛みと手首の異常な緊張も大きな関係があります。

腰の痛みを訴え来院されても腰に直接刺激をしても楽にならずに手首に刺激をすると徐々に楽になってくる場合があります。徐々にと書いたのは、腰の痛みのために腰を殆ど使っていないことで腰痛が起こってくることがあるからです。

このような場合、手首へ鍼刺激をしながら、腰を動かしてやると鍼刺激の効果がでてくる場合があります。

wikiサイトでスクワットをご紹介していますが、正しいスクワット運動をすると腰の痛みがなくなってきます。

wikiで紹介しているスクワット運動の姿勢をとることだけでも腰の痛みのある人には辛いことです。

もちろん、坐位で正しい姿勢で坐ること自体も辛いことです。

上半身を支えている腰が正しい位置をとれないということは、腰を正しく使っていないということを意味しています。wikiサイトを良く読んで、腰を正しく使うと長期間痛みがある方であっても徐々に楽になってきます。最低でも1週間は続けると20回程度のスクワットであっても効果はあります。

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