出会いっていうのは偶然にしちゃ出来すぎてて、必然にしちゃ滅茶苦茶だって誰かが言ってた。
そして、掲示板の前にいる僕たちの状況でもある。
「なっ、なんでテメーらが!?」
「は? いちゃわりーのか?」
流石のアミルも動揺したらしい。なんせ、今僕たちの前にいるのはあの時のズバットとドガースだからだ。
「あれ? 君たち探検隊だったっけ」
「あァ、俺らの親分と一緒にな。”ドクローズ”ってんだ、今日から世話になるからまァ仲良くしよーぜ」
「な、何言ってんだテメーら!? 信じらんねぇ!」
「そいつァ本当の話だ。今日から厄介になるドクローズのリーダー、スカタンクとは俺のこと。よろしく頼むぜィ」
突然の悪臭と共に現れたスカタンクは、それだけ言うと去っていった。
**
「あやつらはな、まもなく行うギルドの遠征のための助っ人なのだ」
天守閣、プクリン親方の部屋。
僕たちはドクローズについて、親方と話していた。
「で、でも、俺たちにちょっかい出した奴らだぜ!?」
「気にするな、郷同じくすれば皆盟友(とも)だ」
何かカッコいい事を言う親方に押され、僕たちは渋々部屋に戻ることにした。
数日後。
「それでは、遠征について親方様より説明がある! 皆の者、心して聞くように!」
いよいよ、遠征の内容が発表される。アミルも、僕も、そしてみんなもドキドキしてる。
「それでは、遠征についての説明を行う。遠征の目標場所は”きりのみずうみ”である。ただし、そこに至るまでの道は険しいため、少人数の班に分かれて出発してもらう。カレハ、アミル、ビッパ!」
「はいっ!」
「お前達で一班だ。先に準備を整えてこい。全員の準備が完了次第、注意事項の確認をし、出発をするッ!!」
**
「オイ、ここは何処なんだよ」
「”ツノやま”だよ。ぬければベースキャンプに着くね」
「んな事ぁ分かってんだよぉ! 階段が見つかんねえんだよ!」
「仕方ない、ここは秘蔵の”せいなるタネ”で……」
アミルに足蹴にされながらせいなるタネを食べる。
……あれ?
階段までワープしない。
「ちょっ、どーなってんだよ!」
「いや、多分……階段がない……」
「なんだ、そういう事か……って何だそれ!? 俺は認めねぇぞそんなの! ぜってー上の階に行ってやんだよ!」
吼えながらアミルが天井を殴り出す。そんなんでこの状況が打開できるのならどんなに楽なんだr
ドゴッ!
……はい?
「おっしゃ、次行くぞカレハ」
ビッパ先輩、早く僕のリュックの中から出てきてツッコんで下さい。ツッコむ気力が尽きそうです。
to be next。
------------------------
久々のアレです、うん、アレです(何
時折無断で多少書き直すかも。
ちなみに、近頃ちょっと書き溜めが滞りかけてるため多少速度が落ちます。
一ヶ月も出さなかった癖に何言うかとか言わないでくだs(ry
だってまだ流砂の洞窟終わってな(
追記。
先日先輩とダークライが仲間にならないとか話してたら、先ほどようやく仲間になりました。
やったよー、僕やったよー(殴
伝説系でゼロの島はまた今度ゆっくりやってみようと思います。
っていうかジラーチが全然仲間にならな(以下略
「お願いです! ルリリを……、弟を助けて下さい!」
ギルドを出る前に気絶したから、マリルとは口をきいていないはず。
なのに、なぜか聞き覚えのある言葉。
そして、声はまだ続く。
「任しときな、助け出してやるよ。俺と、コイツでな」
「でも、気絶してますよ……?」
「いいんだ。コイツに今から起きてる必要は無い。いざという時に強いんだ、コイツは」
表じゃ色々虐げていたけど、結構期待してたって事なのか。
そう考えると、足に力が入ってきた。
「お願いです!」
また、マリルの声が聞こえてくる。
そうだ、僕たちはここで止まってられない。
無理でも、無理しても、前に進まざるを得ない。
「ぐぐ……」
待っててくれ、アミル。今から行く。
君が期待してくれてた、この力で!
「負けるわけには、いかないんだあぁぁっ!」
アミルを囲んでいる連中に、”ドラゴンダイブ”で突撃する。そしてそのまま、”ストーンエッジ”でアミルの糸を切って解放する。
「へへっ、暴れなおすぜオイ!」
「さっさと突破して、ルリリを助ける為にねっ!」
一分か、五分か、十分か。
部屋のポケモン達を全部追い払った頃には、もう疲労困憊だった。
「ほら、コレでも喰っとけ。効き目でかいぞ」
そう言って、アミルは”オボンのみ”を差し出した。
僕はそれを食べ終えると、アミルと共に頂上へと向かった。
**
「やっ、だっ、誰か、た、助けてっ」
「そんなこと言っても誰が助けに来るもんか。ほら、さっさと大人しくしやがれ!」
「待てやコラァ! 好き勝手させねぇぞ!」
「ルリリっ! 助けに来たよ!」
良かった、まだルリリは何もされてないみたいだ。
「なんだぁ? 探検隊か。相手してやんよぉ! かかって来い!」
「調子乗んな。テメーみたいな下衆野郎、相手してもらえるだけ幸せと思えぇ!」
罵声を浴びせあう二人を後目に、僕はルリリを逃がす。後ろで何か凄い戦いになっていようが気にしない。気にしてはいけない。
「あ、ありがとう、おにいちゃん」
ダンジョンから脱出-探検隊の持つバッジの力のお陰だが-するルリリを見送った後、アミルの元に戻る。
「はぁ……はぁっ……探検隊がァ……しぶといんだよォ……」
「しぶといのはお前だろ……カレハ! 一気にカタつけるぜ!」
「えっ、あ、うん!」
「行くぜオラァ! ついてこいよぉ!」
明らかに次元の違う戦いの跡があったけれど、構わずアミルと一緒にスリープに渾身の一撃、”アイアンテール”を叩き込む。
「「この外道がぁぁ!」」
**
「オカゲサマデ、スリープヲタイホデキマシタ。ゴキョウリョク、カンシャ、カンシャ」
この辺りの保安官のジバコイルがスリープを連行していく。それにしても強かったなぁ。今度会うときは、味方でいて欲しいな。
「おっ、ジバさんじゃないか。お久しぶり」
「アミル、ズイブントアッテナカッタガゲンキシテタカ?」
遅れてやってきたアミルがジバコイルと談笑してるので、僕は一足先に帰ることにした。
夕食の時、アミルにどつかれるのを覚悟で。
to be next。
××
これにてスリープ編終了ですね。ちょうど一つ目のチェックが埋まった所。
シナリオ分全部やるなら一体どれだけの長さになるんでしょうね、楽しみです。
正直言ってみんなキャラいいから好きなで出したいんだけど都合でいくつか削るシナリオがあって出れない方々数名。でも他に出てくる方々数名で実際合計数は変わらないか増えるくらい。
ははは、修学旅行までには半分は書き溜めておきたいな(無理
で良かったはず。前半は早いんです、きっと。
××
「いらっしゃい、今日は目玉商品があるんだ」
「とか言ってどうせ俺らの手の届かない値段の品物だろ?」
「はは、アミルちゃんはお見通しだったか」
トレジャータウン、カクレオンの店。
店主とアミルが談笑してる横で、マリルとルリリの兄弟が蜜柑を買っている。
と、ルリリが転んで蜜柑が転がった。
「おや、大丈夫かい?」
「あ、ありがとうございます」
近くにいたスリープがルリリを起こして蜜柑を渡す。
「いやー、このご時世に感心ですねぇ」
「まったくだ。そうそう出来るこっちゃねぇ」
確かにそう思う。けれど、何だろう、この違和感。
スリープから何かを感じる。悪意か、それとも別の何かか。
「ねえねえ、カクレオンさん」
「おや、どうしたんだい」
マリルが店主:カクレオンと話している。
どうやら、何か珍しい捜し物をスリープが見かけたらしく、案内してくれるとのこと。
**
「さがれぇーい! お尋ね者の情報でーい!」
拭いきれない違和感とともにギルドに戻ると、ちょうどお尋ね者の情報の更新だった。
「お? おいカレハ、あれさっきのスリープじゃねぇの」
「え? あ、ホントだ!」
”お尋ね者・スリープ
誘拐による前科多数。
現在、トレジャータウン近辺にて目撃情報あり。存分に注意されたし。”
「おい、どこに行ったか覚えてるか」
「確か、”トゲトゲやま”だった気がする」
「よしっ! いまからこのスリープは探検隊ジェノサイズの獲物だ! 行くぞカレハ!」
言うが早いかまた僕を引きずっていくアミル。階段に頭をぶつけて僕の意識はブラックアウト……
**
「ん……ああ……」
「ようやく目が覚ましやがったよ。この足手まといめが」
「こ……ここは?」
「もうすぐ頂上なんだがな、あそこを見ろ」
と、アミルが階段の方を指す。
「お、グミの山だ。それで、これがどうしたの?」
「馬鹿かテメーは!」
また殴られた。
「これだけグミがあるってことはモンスターハウスに決まってんだろ!」
なるほど、確かに沢山の気配を感じる。
「そこで、だ。俺とおまえで交代しながら戦おうと思うんだが」
「え、敵ってそんなに強いの?」
「アホ、お前引っ張ってくるのにどれだけ体力使ったと思ってんだよ」
とか言いつつも”オレンのみ”をかじるアミル。準備万端じゃないか。言ったら酷い目に遭うから言わないけどさ。
「俺がひっかき回してくるからお前は後処理な」
「ね、ねぇ、一直線に階段に向かうんじゃダメかなぁ……」
複数で行動している場合、誰か一人でも階段にたどり着ければ全員が次の階に進むことが出来る。それが、この”不思議のダンジョン”のルール。敢えてそれを適用しないのは、どうしてだろうか。
「馬鹿が。敵が沢山居るってのに部屋の真ん中にいたら袋叩きにあっちまうだろーが」
「アミルなら大丈夫だと思うけど……」
「部屋の中には時々トラップがあるだろうが。そんなの踏んだら困るだろ。だから、だ。俺がひっかき回して通路に誘導する。そこからお前が”かえんほうしゃ”なり”アイアンテール”なりで一匹ずつしとめる。分かったな」
「……うん、やろう」
言うが早いかアミルは部屋に突撃した。と同時に上から沢山の凶暴化した野生ポケモンが降ってきた。イトマル、ムックル、ニドリーノ、ニドリーナetc...
その中を文字通りの電光石火のスピードで走り回りながら、少しずつ相手の戦力を殺いでいくアミル。
カチリ。
刹那、アミルの動きが止まった。
踏んだ者の動きを止めるトラップ、”ヤドンスイッチ”だ。間違いない。
「畜生……動かねぇ……」
ゆっくりとしか動けなくなったアミルに、周りにいたイトマル達が”いとをはく”を繰り出す。
即座にアミルの拘束が完了し、他のポケモン達が寄ってくる。
ニドリーノの”つつく”、ニドリーナの”ひっかく”、イトマルの”きゅうけつ”、ムックルの”でんこうせっか”と、容赦のない攻撃が続く。
ただそれでも、僕の足は竦んで動けない。息が上がって、”かえんほうしゃ”も撃てない。
ダメかと思ったんだけど、そんな時、声が聞こえたんだ。
to be next。
××
モンスターハウスやらトラップやらはもっと後からしか出てきませんよみたいは苦情は一切受け付けられません。
だってコレ二次だもん(死
うん、ベルは置いとく。
学校で空き時間についつい後半のボス戦前を書いてたのです。まだそこまで進んでないのに。
俺の削り飛ばし癖が出れば話数は短くなるけど全部書いたとして後50話以上。書いてたシーンは多分その40話目くらい……いや、よく考えたらそれぞれ数値を1.5倍くらいしたほうがいいような(汗
まぁつまり後50話じゃ終わりそうにない気がする、という事です。
そんなこんなででは。
気が付くと、仰向けに倒れていた。
「気は済んだか?」
問いかけるペラップに対し、あぁ、と小さな声でしか答えられない。
強かった。本当に強かった。
自分を過信していたわけでも、ペラップを見くびっていたわけでもない。
ただ単純に、ペラップは強かった。そう、他のギルドのメンバーの手の届かない強さだった。
誰も手を出したくても出せなかったのだから。
「また戦いたくなったら、いつでも言え。相手になってやる」
ペラップはそう言いながら、アミルをギルドの外、交差点に運んでいく。
そして水飲み場に腰を下ろし、しばらく黙っていると、帰っていった。
「こんな近くにいるなんてな、強いヤツが。面白くなってきた」
まもなくお昼時。アミルは呟くと海岸に向かっていった。
**
意識が……遠い。このまま死ぬんだろうか、僕は。
……あれ、何か、呼びかける声がする。
「……おーい、何やってんだ、起きろ」
誰だろう、何故か反応してもしなくても酷い目に遭いそうな気がする。
「起きろーい、起きろって……起きろっつってんだろコラァ!」
「ぎゃあぁ!」
「なんだ、起きてんじゃねぇか」
反応しなかったら、殴られた。
「ったく、どうしたんだこんなところで」
声の主を見るとエネコだった。びっくりして自分を見ると、……どうやらボーマンダみたいだった。
「そうだ。俺がお前に訊いてんだよ。何パニクってんだ」
**
何時間経ったろうか。
アミルとか名乗るそのエネコは、僕の話を訊いた後、なんだかんだと出来ることを僕にさせていた。
「合格だ。丁度良いヤツが見つかったぜ」
何が、と訊きたかったが、突然現れたドガース達によって遮られた。
「ケケケ、邪魔だぜどきなァ!」
そう言いながら爆走してるドガース達はアミルに華麗にスルーされ、洞窟の中に消えていった。
「ねぇ、よかったの? 無視してさ」
「いいんだよ、あんなのいちいち相手にしてたら身が持たねぇ」
ははは、と笑うアミルが、
「ま、そんなことよりこれ見てみ……」
不意に、石化する。
「ん? どうしたの」
「俺の……俺のお守りがねぇ! アイツらスリやがった!」
慌てながら復活すると、光の速さで洞窟に飛び込んでいった。勿論、僕を引きずりながら。
「俺のお守り返せやコルァ!」
鬼の形相でダンジョン最深部に殴り込み、ドガースとズバットを確認すると僕を投げつけるアミル。
「あっ、あっぶねぇなオイ!」
「危なくて結構! それが俺だぁ!」
いや、迷惑だよアミル。投げられた僕はズバットに避けられ、飛ぶことが出来ないからそのまま海へ--
ドボン!
「ぐえッ! すげー水しぶき!」
「ちきしょ、あのエネコどこ行きやがった!」
僕が海にぶち込まれたお陰で発生した水しぶきに怯むズバットとドガース。
次の瞬間、どっちも近くの岩に叩きつけられていた。
「取り返したぜ」
そう言うアミルの手には、何かの欠片が握られていた。
**
「というワケでだな、探検隊を組まねぇか」
「へ……?」
「おーし、決定だ」
どういうワケかは知らないけれど、流されるがまま僕はアミルと探検隊を結成していた。
to,be,next.
×
なんか行間空けすぎると認識されないんで間に何か入れてみるテスト。
ちなみに記事の時間は書き始めの時間です。お間違えの無いよう。
だから少し早めに更新するワケで。
宣言より早かったりするワケで(
っていうかアレです、今少し書き溜めてますけど一日一話だと三日程度持つくらい。終わるまでの話数を大体計算したら余りの多さに俺が泣いた(
まだまだ続きますよー。どれくらいかかるんだろうとは書いてる人の曰く。
たぶん一週間一話で一年近くかかるかもとはまだ書く人の曰く。
だってまだジュプトル出てきてないんですぜ(
ちょっと予告より早めにやってみる。
過去話2話目、どうぞ。
喰う物には困らない。雨風をしのぐのにも困らない。温度も快適。
強いて言えば、デザインがアレだがな。
トレジャータウンを後にし、数ヶ月。すぐ近くのサメハダ岩に住み着くことになった。
時々来るスピアー達をのめすのにも慣れ、久方ぶりの平和な生活にも少々飽きてきたアミルだった。
「や、おばさん。きょうも元気かい?」
「アミルちゃんこそ、すこし太ったんじゃない?」
「なっ……! それはだな、暮らしぶりが余りにも平和だからだよっ! 俺は燃費がいいからな」
「だったら、”ギルド”なんてどう? 燃費がいいならけっこういい仕事だと思うけど」
トレジャータウンでの何気ない会話。ただ、”ギルド”というものに興味が出てきたので、向かってみることにした。
着いてみると、どうして遠くから気付かなかったのか、自分に苛立ちすら覚える。
ギルド=城という方程式が成り立ちそうな、そんな巨大な城。
天守閣にはご丁寧に金のコイキングのしゃちほこがあった。
「結局、ギルドって何なんだよ」
ギルドに対しての謎がまた一個増えたところで、アミルは中に入ることにした。
中に入ると、一階はがらんとした広間。奥の方に入り口を竹で塞がれた下に降りる階段がある。
近くまで来ると階段の前には穴があった。竹で組まれていて上に乗っても落ちないようにしてあるが、下から上が見えるようになっている。
「ポケモン発見! ポケモン発見!」
上に乗った途端、下から声が響いてくる。
「足型はぁ--一体誰?」
「はあ? この辺に居るポケモンじゃないのか」
「だからぁー、わかんないんですぅー!」
「ああもうウゼぇ……」
下からのやりとりが、アミルを苛立たせる。
そしてなおも続く下の論議に、アミルがキレた。
「いーから見学くらいさせろやボケえぇぇぇ!」
「エネコ来たぁぁぁ!」
足下の竹をぶち破り、穴の底に向かう。そこに居たディグダは既に土の中に逃げ込んでいたが、そんなことお構いなしに通路を通ってギルドの中に飛び出す。
「待てっ! ここからはこのビッパがお相手する!」
「うっせー!」
「ぎゃん!」
いきなり飛び出してきて何かカッコいい事を言ったビッパはアミルの尻尾の一撃であえなく意識を手放した。
「きゃー! なんなんですのこの子ー!」
「グヘヘヘ、なんか面白そうだな」
「なっ、皆さんどうしたんですか!?」
続々と集まってくるギルドのメンバーたちとなおも暴れ続けるアミル。
彼女の通った後にはポケモンの屍……もとい彼女の攻撃で動けなくなった者達がいるばかり。
「待てーい!」
「っ!?」
突然の声は、アミルを止めるのに充分な覇気を含んでいた。
「ワタシはペラップ。このギルドの副親方だ。名前と目的を言って貰おうか」
「俺か? 俺はアミルってんだ。ここには見学に来た」
「そうかそうか、だが全くそうは見えないぞ?」
「あー、悪ぃ、うっかり暴れちまった」
てへへ、と笑うアミルの前になおも立ちはだかるペラップ。
「暴れ足りないなら、ワタシが相手してやろう」
アミルの実力を見ていたにも関わらず、相手となることを宣言したペラップに対し、
「へっ、喜んで!」
高速で飛びかかるアミルだった。
to,be,next.
もう好きに暴れちゃって下さいアミルさん(
ちなみに”to be next”って過去話と現在とで書き方が違うという区分け。
次まで過去話です。それから本編に戻ります。
そう言えばアミルって情に厚い不良みたいな感じw
じゃあカレハはパシリか(ぉぃ
とりあえず今後の方針決定しました。原作から少しずつ脱線して最後はまた原点回帰が目標。
過去話だからb。beforeのbです。
なんかすんごくオリジナル。
学校行く前に速攻で更新です。
相手にも自分にも非情であれ。
それが、彼女の信念だった。
その牙城が崩された物語。
「ちきしょう……腹、もたねぇ……」
一匹の♀のエネコが、その言葉を最後に道で倒れる。満月の夜だった。
そして次に日が沈み始める頃、彼女は目を覚ました。
「どこなんだよ、ここ……」
道で倒れたと思ったら、布団の上にいた。
剥き出しの体の傷は、包帯で隠されていた。
けれど、お腹は減りっぱなし。夢じゃない。
「あら、気が付いた?」
不意に聞こえた声に、とっさに身構えてしまう。
目の前にいたのは一匹のガルーラ。手に持っているのは大きな鍋。
そこから立ちのぼってくるいい匂いに、思わず警戒を解いてしまう。
「よっぽどお腹が空いてたみたいだね。ほら、あったかい内に食べな」
鍋からお椀に移された、いい匂いの正体、お味噌汁。空腹の身にとっては何よりも魅力的だ。
「食べないの……ってありゃ、お箸と蓮華忘れてたわ。ちょっと取ってくる」
笑いながら鍋とお椀を持ったまま、ガルーラが台所へと向かう。
それを見て、彼女は諦めの溜息を付く。誰も、俺の事なんて知ったこっちゃねぇんだ。期待すんな、俺、と。
そして、心に決める。ここの住人も、信じるに値しないと。
そう、今までの奴らと同じ。私利私欲と傲慢の塊だ、と。
「あ、お椀ごと持って来ちゃったわ」
という、ガルーラのつぶやきが聞こえるまでは。
「何があったかは知らないけれど、ゆっくりしていきなよ」
食事の終わり際、ガルーラはそう言った。
食事の間、アミルという名前や生まれなどをガルーラに話した彼女--アミルだが、結局倒れていた理由は言わなかった。ただし、言葉には甘えようと思っていた。
「母親って……一般的にはこんな感じなのか……」
そう呟きながら。
その夜。
ガシャンガシャンとなにかが割れる音と、叫び声が聞こえる。
慌てて外に飛び出すと、多勢に紛れて戦うガルーラの姿が。
「しつこいんだよォ、オバサン共めがァ!」
そんな罵声を発しているのはどこのどいつか。探してみると、一匹の派手なスピアーがいた。
そのスピアーに付き従うかのように、何匹かのドクケイルやゴーストが暴れている。
それぞれが好き好きに暴れ、辺りの物を破壊している。
そして、必死に応戦していたガルーラが後ろから殴られ、倒れ込んだ。
「……てめぇらぁ……てめぇらぁ! 調子乗ってんじゃねぇぞぉ!」
その行為がアミルの怒りに火をつけたのか、アミルは吼え、飛びかかる。
尻尾の一撃で邪魔をするゴーストやドクケイルを吹っ飛ばし、そのまま大将とおぼしきスピアーに突撃する。
気付いたスピアーが振り返って”ダブルニードル”を打ち込もうとしたが、先にアミルの尻尾が当たり、、バランスを崩される。
気付くと、スピアーの目の前にはアミルの爪があり、
「俺の恩人に手ぇ出すんじゃねぇ!」
その台詞と同時にスピアーは夜空の星になった。
翌朝。
「本当に出て行っちゃうのかい? アミルちゃん」
「おばさんに見苦しいとこ見せちゃったしな。ま、住みやすい所がなかったらまた戻って来るけど」
「またお腹空かせて倒れないでよ」
「ふふん、俺も甘く見られたもんだな。大丈夫、そう遠くまでは行かないさ」
出発の準備を整えるアミルとガルーラ。見送りにはトレジャータウンのみんなも来てくれるらしい。まったく、お人好しだな、と心の中で呟く。
「じゃ、俺はもう出発する。ほんのちょっとだったが世話になったこと、忘れない」
そう、あいつらはお人好しだから。お人好しなのに、俺が憎めなかった。お人好しだけど、馬鹿には出来ない。そんな、不思議なお人好しだから。だから、俺は帰ってきたいと思う。そう、ここに。
今までにしたことのない表情でそう呟いたアミルを照らす陽射しは、心なしかやわらかかった。
to,be,next.
展開が急な気もしなくもないわけでもない(
とりあえず伏線だけ張り張り。
ゆうべの続き。今日ずっと書いてたら50KB越えました。
部活の締め切りまで一ヶ月切ってんのになにやってんだ俺。
まぁでも楽しかったからいいや(
自己紹介が遅れたが、僕の名前はカレハ。立派に人間だった……はずだ。
何の因果かある朝目覚めたらボーマンダになっていたのだけれど。
そしてアミルと出会って、一悶着あって探検隊”ジェノサイズ”を組んだ。いかにも禍々しい名前だけどそれを言うとアミルに打ちのめされるので言わない臆病者の僕。
「それでは、お前等の新しい仕事を紹介する。ビッパ、出てこい」
「了解」
地下一階に来て開口一番、ペラップが呼び出したのはギルドの一員、ビッパだった。
「紹介する、お前等の一つ先輩にあたり、そして世話役を務めるビッパだ」
「よろし……うっ……」
「おぅ、お前が世話してくれるのか、よろしくな」
アミルを見た途端、顔が真っ青になってゆくビッパ。あれ? 顔合わせるのこれが初めてだった気がする。アミルとの間にいつ何が?
「ああ、そういえばあのとき一番に吹っ飛ばされたのがビッパだったな」
「そうだったな。俺に一撃で粉砕されたんだった」
な、何を不穏な会話をしてるんだろうかこの人達は。ビッパ、同情するよ。
「ま、暴れるのは今度からこいつら相手になるだろうがな」
アミルを一瞥して後ろの掲示板を見るペラップ。そこには堂々と”お尋ね者”の文字が。
「説明しよう! 現在この周辺では一部のポケモン達が治安を乱している! そこで、そいつらを殱滅……もとい退治して欲しいとの依頼がこのギルドに寄せられるのだ! 殱滅……じゃなくて、退治したあかつきにはなんと、賞金やお礼の品まで出るのだ!」
いつの間にか勝手に説明を始めて一人悦に入っているビッパ。元気そうでなによりだ。不穏な単語なんて聞こえない聞こえない。
そんなこんなで、
「ダンジョンに潜るときは食い物忘れんなよ」
というペラップの忠告によりあの後僕たちはトレジャータウンへと向かうのだった。
to be next。
まぁなんだ、頑張れよカレハ。
ああ見えて、アミルは良い奴……だったらいいいな(
そうそう、カレハとアミルはそのうちネタ関連で出るかもですね。
そういえばこれって基本ポケダンのシナリオなぞってるけど所々脱線しそうで怖い。ギルドの弟子の部屋が畳張りの時点で脱線とか言わない言わない(
あと、この時点で濃霧の森に来るとこまで書き上げたけどやっぱり脱線気味です。
タイトルを考えるのが一番難しいんですよ、でもまだいいよね。と言ってみる。
ポケダン時闇の二次に分類されるかと。でもどっちかっていうとIFです、確実に。
では、スタート。
ある日、目が覚めたら、
ボーマンダになってましたっ!?
「起きろーーっ! 朝だぞーーっ!」
「うわゎあぁぁぁっ!?」
何か悪い夢を見てた気がする。その証拠に、朝を知らせるドゴームの大声に叩き起こされたときにうっかり”アイアンテール”を発動してしまった。
「ぎぃゃっ!?」
「だっ、大丈夫!?」
そしてそのまま僕のパートナー、アミル(エネコ♀)に直撃したみたいだ。お陰でばっちり目が覚めた。
パートナーの悲鳴で目が覚めるなんて、全く嫌な朝だ。原因は僕だが。
「ってオイッ! ヤバいぞ、息が止まってる!」
「えぇ!? アミル、しっかりして!」
畳の上に仰向けになってぐったりしているアミルを抱き起こそうとした途端、アミルの目が剥かれたと思うと、
「朝っぱらから何してくれてんだテメーはッ!」
気付いたときにはボコボコにされてました。あ、やばい、朝礼の時間が迫ってる。
「ったく世話の焼ける野郎だ。さっさと行くぞコラ!」
恐ろしい目をしたアミルに引きずられるがまま、ギルドの大広間へと向かう。うん、エネコに引きずられるボーマンダってシュールな図だ。
そしてそのまま板張りの廊下を通って大広間に着く。既にみんな集まってるみたいだ。
「親方様のぉ、おなぁ~りぃ~」
「うむ、皆の者、くるしゅうない」
烏帽子を被ったペラップ副親方と、将軍ルックのプクリン親方。このギルドの2トップだ。
そして日課の朝礼が始まる。
「では、これにて本日の朝礼は終了! 各自持ち場について仕事を始めるようにッ!」
「「「おぉーーーーっ!」」」
いつものように九割方ペラップが喋ってた朝礼も終わり、早速ダンジョンでの救助依頼をこなそうと上の階へ上ろうとすると、
「お前等、ちょっと」
不意にペラップが僕たちを呼び止めた。
「ん? ペラップ副親方じゃないですか、どうしたんです急に」
「いや、今日からお前等には他の仕事もやって貰おうと思ってな」
不意に、アミルが僕の視界から消えた。
「他の仕事ぉ? まぁさか雑用なんてこたぁないでしょおねぇえ?」
「そんなわけあるかうつけ者。寧ろお前が好きそうな仕事だ」
いつの間にかペラップを壁に押しつけて、ドスの利いた声で話していた。怖い、怖すぎるよアミル。そして動じないペラップも恐ろしい。アミルに喧嘩売られて華麗に倒したという話は嘘じゃないな、きっと。
「ねぇ……、本当にペラップ尊敬してるの?」
「このクソ馬鹿が。尊敬してんに決まってんだろ」
「いや、とてもそうは見えない゛っ!?」
「あぁ? 何か言ったか?」
今、何が起こったんだろうか。一瞬アミルの手(前足)が見えなくなった気がしたんだけど、すぐに視界が白く染まった。意識を手放せたらどんなに楽だろうか、体中が痛すぎる。
「コホン、仕事の話に戻りたいんだが、カレハは生きてるのか?」
「命と意識に別状はありません」
「よし、ならば上に行くぞ。付いてこい」
「ほら、行くぞノロマめ」
階段を引きずられていく僕。ああ、いつまで虐げられるのだろうか。
to be next。
風呂の中で思いついたネタなんですよ実は。
なんか書いてて楽しかった気が(
次回分も今書いてたりしてるのでまた載せるかもです。個人的にはアミルがお気に入り。