まさに予告(
世界史の時間が途中から自習だったので日頃の鬱憤を晴らすため落書きしてた。
カテゴリ見れば何かしらヒントはあるだろうけどこれだけじゃ分からんよな、的なもの。俺設定入ってるよ(
てか酔っぱらいの口調が難しすぎる。
酒は、往々にして人を狂わせる。
見知らぬ相手と仲良くなったり、喧嘩したり、それも酒の席ならではだろう。
そしてまたここも、例外ではなかった。
「お客さん、そんな飲み方したら戻しますぜ」
「んー? いーよいーよ、今日
ばっかりゃさぁー。ひっさびさの酒なんだ。好きぃーに飲ませておくれよぉ」
店主が話しかけると、酔っているのか顔を真っ赤にした少女が答えた。別にこの辺りには飲酒における年齢制限のようなものは無いのだが、珍しい光景ではあった。
このご時世、少なくとも酒の席である以上は常にトラブルに巻き込まれる危険性がある為、多少酔っていても自分の身くらいは守れるだけの力量が無ければこんなところには来ない。否、来れない。常識である。
腰に剣を携えているので冒険者だろうか、とは想像に難くない。であるのならばその点においては大丈夫だろうが……この齢の冒険者とは珍しい。
彼女がやーやーとこぼしていると、また新しい客が入ってきた。今度は青い髪の青年で、暗い顔をしている。自分から楽しみにして酒を飲みに来る顔ではない(当然だが)し、自棄酒しにきた顔でもない。このような客は普段面倒臭いことが多いので、店主は図らずとも変わらない表情の下で溜息をついていた。だがそこはプロ、直ぐに普段通りの接客をこなし始めた。
「
いらっしゃい、飲まれないんですかい?」
「……られた」
「はい?」
思わず訊き返してしまってから、店主はしまった、と思った。いくら小さい声だからといっても、聞き取れないほど小さくはなかったのだ。この新たな客を不快にさせてしまったのではないか、と一抹の不安がよぎる。
「財布、掏られた」
いつの間にかその青年は座っており、下を向いたままそう言うと、大きく溜息をついてから愚痴り始めた。
「……てか…………だろうに…………に言っても…………」
発条をキリキリと巻く音よりも早いくらいのスピードで言葉を紡ぐその愚痴は、聞こえはしても聞き取れはしなかった。
店主がふと気付く。そういえば、今日はまだこの二人しか客来てないな、と。
客二人の愚痴が聞きたくもないハーモニーを奏で始めたころ、新たな来客に店主は気付けなかった。
「よぉ、俺が来ない間に随分と騒がしい客が増えたな」
カウンターで未だに蛸墨並みにドス黒いオーラを放ちながら愚痴っている二人は気付かなかったが、店主が気付くには充分だった。
「あ、ツィーリアの旦那。来てたんですかい」
こんな半端なとこで終わるな俺ww
ちなみに主人公は店主じゃないので悪しからず。キーパーソンかどうかも怪しい(ぉ
ちなみに最後の名前がヒント。
出会いっていうのは偶然にしちゃ出来すぎてて、必然にしちゃ滅茶苦茶だって誰かが言ってた。
そして、掲示板の前にいる僕たちの状況でもある。
「なっ、なんでテメーらが!?」
「は? いちゃわりーのか?」
流石のアミルも動揺したらしい。なんせ、今僕たちの前にいるのはあの時のズバットとドガースだからだ。
「あれ? 君たち探検隊だったっけ」
「あァ、俺らの親分と一緒にな。”ドクローズ”ってんだ、今日から世話になるからまァ仲良くしよーぜ」
「な、何言ってんだテメーら!? 信じらんねぇ!」
「そいつァ本当の話だ。今日から厄介になるドクローズのリーダー、スカタンクとは俺のこと。よろしく頼むぜィ」
突然の悪臭と共に現れたスカタンクは、それだけ言うと去っていった。
**
「あやつらはな、まもなく行うギルドの遠征のための助っ人なのだ」
天守閣、プクリン親方の部屋。
僕たちはドクローズについて、親方と話していた。
「で、でも、俺たちにちょっかい出した奴らだぜ!?」
「気にするな、郷同じくすれば皆盟友(とも)だ」
何かカッコいい事を言う親方に押され、僕たちは渋々部屋に戻ることにした。
数日後。
「それでは、遠征について親方様より説明がある! 皆の者、心して聞くように!」
いよいよ、遠征の内容が発表される。アミルも、僕も、そしてみんなもドキドキしてる。
「それでは、遠征についての説明を行う。遠征の目標場所は”きりのみずうみ”である。ただし、そこに至るまでの道は険しいため、少人数の班に分かれて出発してもらう。カレハ、アミル、ビッパ!」
「はいっ!」
「お前達で一班だ。先に準備を整えてこい。全員の準備が完了次第、注意事項の確認をし、出発をするッ!!」
**
「オイ、ここは何処なんだよ」
「”ツノやま”だよ。ぬければベースキャンプに着くね」
「んな事ぁ分かってんだよぉ! 階段が見つかんねえんだよ!」
「仕方ない、ここは秘蔵の”せいなるタネ”で……」
アミルに足蹴にされながらせいなるタネを食べる。
……あれ?
階段までワープしない。
「ちょっ、どーなってんだよ!」
「いや、多分……階段がない……」
「なんだ、そういう事か……って何だそれ!? 俺は認めねぇぞそんなの! ぜってー上の階に行ってやんだよ!」
吼えながらアミルが天井を殴り出す。そんなんでこの状況が打開できるのならどんなに楽なんだr
ドゴッ!
……はい?
「おっしゃ、次行くぞカレハ」
ビッパ先輩、早く僕のリュックの中から出てきてツッコんで下さい。ツッコむ気力が尽きそうです。
to be next。
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久々のアレです、うん、アレです(何
時折無断で多少書き直すかも。
ちなみに、近頃ちょっと書き溜めが滞りかけてるため多少速度が落ちます。
一ヶ月も出さなかった癖に何言うかとか言わないでくだs(ry
だってまだ流砂の洞窟終わってな(
追記。
先日先輩とダークライが仲間にならないとか話してたら、先ほどようやく仲間になりました。
やったよー、僕やったよー(殴
伝説系でゼロの島はまた今度ゆっくりやってみようと思います。
っていうかジラーチが全然仲間にならな(以下略
「グラウンドってさぁ、どうなってんのかな」
「知りません行きません関わりません」
「だってさぁ、校門までダンジョンになってるくらいだよ? 興味持たないのカナエ副」
「持ちませんありませんていうかもう聞きませんよ会長?」
「ヨツヨヅキ君、近頃カナエ副冷たいよねー」
「よねー」
あぁ、さっさとこのダンジョン化した学校から抜け出して家に帰りたい。ウザいことこの上ない。
「まぁいいや、俺たち先行ってるんでよろしくね、カナエ副」
「行ってらっしゃいませ、んでボコられてらっしゃいませ」
全くもう。しかし、出口は何処にあるんだろうか。
とか歩き回りながら考えていたら、急に周りの景色が変わった。一瞬まさかと思ったが、間違いなくグラウンドの風景だ。ということはつまり……
「アンタらか犯人はぁぁぁっ!」
「そ、そんな事はさておきダンジョンにれっつごー!」
殴りかかったもののあしらわれて反動でダンジョンの中に飛び込んでしまった。あしらいスカーフなんて卑怯だぞコラ。
**
いや、実際ね、そんなにここは難しくなかったんだよ。
出てくるのも砂漠っぽい奴らだけだったし、レベルもそんなに無かったし。
でもさ、まさか思わないでしょ?
グラードンが出てくるなんてさ;
<グラウンド12階>
「グオオォォォォォッ!」
「「出たぁぁぁぁ!!」」
ちょ、無理だろコレ! 勝てるわけないだろ! グラードン相手だぞ!
「で、でもここのボスみたいだし勝つか負けるかしないと先に進めないんじゃ……」
「そんな事知るか! 生命の危機だぞコレって! 私は他人より自分の方が可愛いんだ!」
グラードンが繰り出す攻撃をかわしながら叫ぶ。ていうか、マジで遺書書いとくか?
「はっはっはーっ! ようやく俺の時代が回ってきたようだぞカナエ副! 喰らえ”いちげきのたま”ぁ!」
いつの間にかいた会長がいちげきのたまをぶん投げる。んで、結果はと言うと、
スカッ
「--って思いっきし外してるし!」
「な、なんだってーー!」
あぁもう、最後の切り札が……
「仕方ない、また探してくるか」
「はいはい、行ってらっ--ってえぇっ!?」
うぉぉい! 今何て言った!?
「いや、探しに行くって言ったんだけど。一緒に来る?」
「な、何でそんな肝心なこと最初に言わなかったんですかっ!!」
「訊かれなかったし気にされなかったから」
……こ、コイツ……
「……っ、まぁいいです。ヨツヨヅキ、ちょっと任せた!」
「Σえっ!? ちょ」
「後は頼んだぞーー!」
生きて帰ってこいよ、ヨツヨヅキ。
まぁ帰ってくるのは私達なんだけれど。
「ここここ、ここにあったんだよ」
「えらくまただだっ広い体育倉庫ですこと」
ホントに広いな。辺り一面アイテムだらけだ。
なかなか使えそうなのが揃ってるな……これなら。
「会長、そこのアレと、そっちのアレと、あとあそこのアレを取って下さい」
「こそあど言葉ってやつですか」
「いいから早くして下さい。蹴りますよ?」
「うぇ、それは勘弁」
**
「グオオォォォォォッ!」
「ヨツヨヅキぃーーっ、今帰ったぞぉーーっ!」
危ない危ない。何とか間に合ったみたいだ。
さぁ、ここからは私の出番だ。
「吹っ飛べ! ”ぎんのハリ”+”ばくれつのタネ”!」
ばくれつのタネの爆発力を利用して、ぎんのハリを吹っ飛ばす。そしてぎんのハリがグラードンの体表面につきたたる。
「グルオォォオォォ!」
ぎんのハリに反応したグラードンが哮って突進してくる。こうなったらこうなったらで第二弾を発動するまでだ。
「こっちだよっ! ”ゴローンのいし”、”まどわしのタネ”!」
「グルァァアアァァ!」
ゴローンのいしを眉間に投げつけて注意を逸らし、まどわしのタネを口に放り込んで混乱させる。ちょっと危険だが、変な体勢で硬直されてこっちに倒れられたりするのなんかよりはよっぽど確実だ。
「止めと行こうか、”エレキブースター”+”かみなりのいし”!」
エレキブースターにかみなりのいしをぶっ込んで、思いっきり充電させる。だけど、これだけじゃまだ不十分だ。
「畳み掛けるよ、”あめだま”!」
さっきまでグラードンの”ひでり”のお陰で少々埃っぽい。だが、そ こ が い い 。
ここの砂は少し塩っぽく、水に溶けると多少電気が流れやすくなる。そこが狙い目だ。
「放て! ”きんのリボン”+”カギ”!」
エレキブースターときんのリボンで繋いでおいたカギを、できるだけグラードンに近くなるように投げる。と同時にエレキブースターの近くから飛び退き、ゴローンのいしを投げつけて溢れ出そうになっていた電気を決壊させる。
「いっっけえぇぇぇ!」
バリバリバリバリバリバリバリ!
エレキブースターに溜まっていた電気が、きんのリボンとカギを通じてグラードンの体表面につきたたっているぎんのハリに雷を落とす。
「グルォアアァァァ!!」
放電特有の大きな音と、グラードンの絶叫、そして大雨の雨音が広いグラウンドに木霊する。
電撃が収まった頃には、グラードンから黒煙が立ち上っていた。
「グ……ググ……」
あれだけの電撃にも関わらず、意識を保っていられたグラードンは恐ろしい。ついさっきまでこんなのとやり合ってたんだ、私……
「グルル……」
低いうめき声とともに、グラードンが倒れ込む。
……やった? 私、やったの?
「ぃぃぃやったぁぁぁ!」
「私の台詞取んなヨツヨヅキぃぃぃ!」
------------------------
よ、ようやく終わった……;
随分とかかったよ今日。多分バトルシーンはコレが今の限界。使い切っちゃったよ体力。
だって今日だけで3時間かかったんだもん(
っていうかね、バトルシーン書いてる間横でガリレオやってたんだよ! だから微妙に科学的なんだ今日。
ダンジョン最深部での伝説戦はもはやデフォ(
「ここ……ホントにミュウが居るんですかね」
「推測だと一番確率が高いんですが何か」
「推測だったんかい(`A´')」
「そんなこと細事細事、さて、行こうか」
**
<生物室6F>
「いや、やっぱレベルが高い仲間が居ると楽だね」
「褒めても何も出はしないがな」
ああもう、なんでこんなに無駄に強いんだこのミュウツー。
レベル高いお陰で戦闘全部引き受けてくれるのは有難いけどさ。
「まぁ楽だからいいんじゃない?」
「いいわけあるかこのヘタレ」
もういいよ。放っとけこんちくしょうめ。
「カナエ副、先行っとくよ」
ふてくされてたら、置いてかれた。
<生物室7F>
「あれ!? なんだこの階層!」
左右には壁。そして先には曲がり角。つまりは、
「迷路だな」
「迷路だね」
「迷路だよね」
満場一致で迷路ですが何か。
「ふふ、まさかこんなこともあろうとは。なかなかに面白--ッ!?」
手だぁ! なんかでっかい手がミュウツー掴んで飛んでったぁ!
「ちょ、何あれ!?」
「俺も知らない知らない! 一体何事!?」
「あゎゎ...((((゚Д゚;)))」
あれ、よく考えたら放っといていいんじゃない?
扱い面倒臭いしどうせイベントキャラだし(酷
「と、とにかく追わなきゃ」
「えぇー、いいじゃないですか別に」
「でもやっぱ追わなきゃだし……」
「いやもうだから追わなくていぃ゛っ!?Σ(゚Д゚')」
あれっ!? 体がっ! 体が浮いてるぅっ!?
「あまりにも追ってくれないのでな。”サイコキネシス”だ」
犯人はお前かあぁぁぁ! 壁一枚向こう(意外と近かった)からなにやってくれてんだぁぁ!
っていうかもうちょいサイコキネシスのコントロール正確にしろぉぉ! 壁に当たってる擦れてる削れてるぅ!
「我慢しろ、早く助けに来て欲しいのでな」
「知るかぁ! そんな連れてき方だったら到着一番にお前を殴ってやる!」
ああもう、変に元気だな私達。
それにしても早く着かないかな。いい加減痛くてしょうがない。
「悪い、では最短距離で案内しよう」
ドガァッ!
危ねぇぇぇ! なんか壁突き破って飛んでいったぞ!
「心配するな。健全な”はどうだん”だ」
「お前今のその台詞にツッコミ所満載なの分かってんのか!?」
まぁツッコミ所はおいといて、お陰でミュウツーには追いついたワケですが。
「ふふん、どうやらあいつが犯人のようだな」
とまぁ、ミュウツーが指した先を見ると一匹のタック(※)が。
なるほど、納得。
「では、頼んだぞ」
とミュウツーが言ったかと思うと、
私のことサイコキネシスで思いっきり投擲しやがった!(25m/s)
んで、勿論”投げた”ワケだから私の体はサイコキネシスから解き放たれて通常の投射運動を始めたわけで。
そんでそのまま重力のまま落下が始まったワケで。
……ってオイ! 私にスタントの趣味はないぞ!
こんな状態で着地したら間違いなくデッドオアデッド! 死から逃げられねぇよさようならグッバイ私の人生!
と、思ったら。
「ぎゅみッ!?」
はい、タックと衝突して一命を取り留めました。なんともベタな展開。
すると、
「あ、あぁあっ! 解けちゃったぁぁ……」
なんかミュウが出てきたんですが;
**
「あぅぅ、本当にご迷惑お掛けしました」
問いつめてみると、ミュウも彼(彼女?)なりに家族やらなんやらが居ないのが寂しかったらしく、遺伝子的に一番近い存在であるミュウツーが来たことでちょっとハシャぎ過ぎたとのこと。
タックの姿も便利だから使っていたとのこと。以上。
「あーはいはい、それじゃ無事ミュウツーも送り届けたし私達はこれで」
「えぇ、まぁ、それじゃあまた機に恵まれたらお会いしましょう」
あとそれとミュウツーが何か言ってたみたいだけど気にしない聞こえない。これからは用心して伝説をあしらおう。
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というワケで学校不思議なダンジョンミュウツー編終了と。二話しかなかったけど(
ちょっと長かった、うん。削るとことか見直してみよう後で。
ちなみにツッコミ所ってのは
①心配するな→何も心配してねぇ!
②健全な→明らかに言葉のTPO間違ってるし!
③はどうだん→Lv的にありえない技使った!
ってな感じです。
それと25m/sってのは秒速25メートル、つまり時速90キロです。速度的にヤバいです、かなり。よく生きてたなって感じです。どっちも。
まぁそんな感じで。グダグダになりすぎないよう気を付けます(
※タック:”星のカービィ”シリーズに登場する盗人猫(?)正式にはT.A.C. だった気がするけどタックでもOKだったはず。ちなみにコピーできる能力は”コピー”。肥大化&分離する手を飛ばしてカービィのコピー能力やヘルパーを分捕って風呂敷に詰め、逃走する。終いには大空に飛んでゆく(
USDXの情報があったのでミュウの変身した姿としてゲスト出演でした。
「問おう、私は一体何者だ?」
「いや、そりゃあ……ねぇ。見たまんまなんじゃ……」
「そうか、分からないのか。だったら君達の中身を見てそこから判断するまでだ」
「それなんて怪物強盗!?」
はぁ……。全く、ダンジョンにはどうしてこんなにハチャメチャな奴らばっかり出るんだろう。
「私がハチャメチャだという証拠は何処にある」
「その物言いと思考に全てが凝縮されてるよ!」
「……そうか。で、何処なんだ結局」
「人の話を聞け!」
はぁー……、こんなカオティックな状況になった理由、知りたい?
……まぁ、知りたいってんなら咎めはしないよ。どうぞ。
***
第一理科準備室-通称生物準備室-って部屋は、奥に行くに従って変なモノがあるとの噂で持ちきりだ。
そしてなぜその部屋が私達の目の前にあるかというと、
「じゃあさ、ここもダンジョンになってたりして」
という、某万年血迷い野郎がそんな事を言っちゃって、そのまま実行する流れになったからだったりする。
ちなみに、隠さなくても分かるよね。あんなことぬかすのは会長くらいだしさ。
というわけで、突入しちゃいました、生物準備室に。
**
<生物準備室7階>
「ん……」
ヤバい、何か寝てるよ。
まさかあの白いボディとちょっと華奢な四肢、そしてなんか意外と堅そうな尻尾、
「ミュウツーってやつだね」
「ヨツヨヅキ、言わなくてもいいよ。予想は付いてた」
「んん……」
ヤバ、起きそうな予感。
「んん……お早う」
って起き抜けにそれかぁ! 起きてただろお前!
「いや、完全に寝ていた」
「止めて読心」
「まぁそんな細事はどうでも良い。ところで」
「ところで?」
「問おう、私は一体何者だ?」
と、なんともアレな発言をされたわけですよ、このミュウツー殿は。
というわけで話は冒頭に戻るわけだけれども。
***
「はて、何故私が君に命令されなくてはいかんのだ」
「誰も命令なんかしてない」
「先ほど凄い剣幕で『人の話を聞け!』と言っていたではないか。前々から人間は面白いと思ってはいたがまさかこれ程とはな」
「いやそれはいわゆる言葉の文とかそういうやつでさ……(汗)」
「ふ、時にはそういう事もあろう。だが、私が何者かという問いには未だ答えが出ていないのは気の所為か」
うげ、まだ持ってたのかその面倒な問。
「うーん……そう言えば、ミュウツーの始祖はミュウだって聞いたことがあるなぁ」
会長GJ!d(・∀・')
これで何とかこの泥沼から抜け出せる!
やれば出来るじゃん、お母さん嬉しいよ!
……お母さんって誰のことだ誰の。
「ふむ、確かにミュウという存在の話は聞いたことがある。ならば、探してみるのもまた一興」
「そうだよね、それじゃ私達はこれで……」
「待て」
え? 一体コレ以上何を私達にお求めになるつもりですかミュウツーさん。
「言い出しっぺが君達である以上、責任は取ってもらわねばな。というわけで私をミュウの所まで連れていってはくれまいか」
いや、流石にそんな事できるわけがn
「答えは聞いてない」
「それなんてライダー!? ってか止めて読心!」
「まぁ、そういうわけで暫く厄介になると思うが宜しく頼む」
「あ……うん……」
今の気持ちを一言で表すなら、うん、orzだね;
「AAと言葉とは別物ではないのか?」
「いい加減止めて読心」
------------------------
というわけで中断しましたがようやくの完全版(?)です。
なんだかんだでミュウツーが仲間になりましたね。ちなみにレベルは50くらいらしいです(他人事
ってorzってAAに分類されたかどうか俺は知りませんよ、なので突っ込まれるのは覚悟の上です(
「そういえばさぁ、外には出られないんだっけ」
とは会長の曰く。
……あ、何で気付かなかったんだろう;
このカオスな空間から脱出出来るじゃないか。
「よし、じゃあ校門へ出発しよ」
と、歩きだして数分、校門をくぐったかと思うと、
「ここにもダンジョンの呪縛が!?」
そう、ダンジョンに突入しちゃいました。
**
<校門15階>
「こんな時間に校門に何の用だ貴様等ぁぁ!」
「ディアルガ出たあぁぁぁ!?」
今、私達の目の前にいるのは、なんかゴツゴツした水晶的なモノが体から生えてたりする青いドラゴンっぽい生物……間違いなくディアルガだったりする。
ていうか伝説だよね!? 神の称号持ってるよね!? 何でこんなところにいるワケ!?
「決まっているだろう、時の神として遅刻者の取り締まりだ」
「神関係ねぇ! しかも今日日曜だし!」
「知ったことか。それより貴様等、この時間帯に此処にいるという事は遅刻者かサボリだな!? よかろう、このディアルガ、全力で粛正してやろうッ!!」
「だから今日は日曜で学校休みだって言ってるじゃん!」
「でもそんなの関係ねぇっ!」
「少なくとも風と桶屋よりは関係あるわっ!」
あぁもう、全然話聞く耳持たないし。
ダメだコイツ、早く何とかしないと。
「だいじょーぶ、ディアルガははがね/ドラゴンだから格闘技に弱いんだ、だからカナエなら有利に戦えるよ!」
「私はか弱いノーマルタイプだっ!」
「仕方ないなぁ、じゃあコレ、”てつのトゲ”で」
「ええい、ゴチャゴチャ五月蠅いッ! 一気にこの”ときのほうこう”でカタを付けてやる!」
あ、なんか凄くエネルギーが集まってるような……
ってこれヤバいよね(汗)
「そんなときにはコレ、”縛られのタネ”~☆ とうっ」
「アンタそれ持ってんならもっと早く使えぇぇ!」
と、会長が軽~く投擲した縛られのタネは、
「はっはっは、このディアルガ、溜め中だから動けないという事は無いぃッ!!」
というウザいディアルガの一言により、地面に転げ落ちちゃいましたが何か。
ってまだディアルガ動き回ってやがるし!
「HAHAHAHAHA☆ ほうれほうれまだまだ動けるぞおぉっ!?」
ズデンっ!
ふふ、ウザい事ばっか言ってるからこけたじゃんか。良い気味だ。しかもちょっと顔とか埋まってるぞ(笑)
「だがしかしッ、こけたって技の発動は止まらない--って顔埋まってちゃ撃てねぇっ!(滝汗)」
ふふふ、そうかそうか。
さて、どう料理してやろうかな(黒)
「ぎゃあぁぁ! なんか怖い足取りで近付いてくる! お願いしますゴメンナサイ怖いからそんな歩き方で近付いて来ないでぇぇぇ!!」
「知るか。さて、この”てつのトゲ”でじっくり痛めつけられるのと、私のメガトンパンチを何度もボディーブローされるのとどっちが良いかな?」
ディアルガ、ご愁傷様(by水面・ヨツヨヅキ)
**
いやー、随分と暴れてすかっとしたなぁ。
なんか日頃の鬱憤を晴らし尽くした感じ(悦)
「完全にSだな……;」
「同感……;」
なんか後ろで役立たず二人が何か言ってるけど知らない知らない☆
「こほん、仕方ない、校門からは出られなかったけど裏門からはどうだろう」
とか会長がぬかしやg……こほん、おっしゃったのでとりあえず裏門へ。
**
<裏門15階>
「お願い! お願いだから即帰って! ねぇ!」
さあさあ、またダンジョンに迷い込みましたよ。
しかも最下層にはまたカモもといディアルガが。
「さぁて、ちょっと憂さ晴らしにまた虐めようかな」
「イジメカッコ悪いっ!(泣)」
いやー、今度から嫌なことがあったら校門に行こう(酷
------------------------
と、いうわけでディアルガの災難編もとい校門編でした。俺の中では伝説はおいしいカモが大半(酷
それとこのシリーズは話書く度に使う効果(?)の傾向が変わる謎。
初回→顔文字
二回目→太字
今回→セルフツッコミ及び会話ネタ的文法(?)
それと。
「学校不思議のダンジョン」のお題なるものが。
相互の鶸音卜人さんのとこで配布してあります。左のリンクよりドウゾ。
戯言。
鼎の初期レベル/現在レベル→20/37
会長の〃→12/22
ヨツヨヅキの〃→19/33
みたいな感じ。鼎は残り二人を時々ボコってるからレベルが上がりやすいとかそういうわけじゃなく、とりあえず戦闘が多かったから。ちなみに非戦闘者への経験値配分は初代ポケモンの学習装置より低いです。
なのに会長のレベルが意外と上がってるのは元々必要経験値が雀の涙程度(ぇ)なのと、ディアルガとの戦闘が二回あったから。ディアルガも本当はそこそこ強いのに初回の戦いでトラウマ植え付けられちゃってるから経験値効率が非常に良いという罠(
ヨツヨヅキはそこそこ戦ってるけどヘタレだから経験値の高い戦いは専ら鼎が一人で戦う羽目に(
「あの、痛いですカナエ副」
「同じく、めっさ痛いですカナエさん」
とりあえず調理室でか弱い乙女である私にだけ戦わせたという事で二人(一人と一匹?)をボコって元々の今日の目的である生徒会室へ向かう。
「やっぱり、どの教室もあんなんになってるのかな」
「だとしても二度と私の足を引っ張んないで下さい会長。アンタのお陰で私死ぬかと思いました」
ホント、死亡フラグまで立てやがって。無事だったからまだ良かったものの。
「そんなこんなでやってきました我らが生徒会室」
「会長、さっさと開けて下さい。お陰で酷い目に遭ったんですから」
「あはは、悪い悪い。じゃあ早速開けようか……っと」
ズガン、ガコン、ドゴッ
「よし、開いたよ」
「相変わらず何の音なんですか何の」
ウチの生徒会室の鍵の構造って一切不明だ。もう半年にもなるけど謎しか増えないから考えるの止めた。
「あっちゃー、ここもか」
「うげ……今度は追っかけられないで下さいよ」
「善処します( ´_ゝ`)」
「確実に期待できないリアクションはやめれ」
**
<生徒会室7階>
「いやー、人数が多いと楽でいいねぇ(悦)」
「いやー、人数が多いときつくてやだねぇ(怒)」
まぁ予想通りというか何というか、やっぱり足手まといだわ会長。どうも狙われやすいのなこの人。
「自分で自分の身を必死に守らないでいいなんて凄く快適( ´∀`)」
「自分以外の身も必死に守らなきゃいけないなんて凄く不快(`A´ )」
いっそこのまま敵に襲われるままに逃げまどってもらいていくらいだけど流石に立場上ヤバいかなと思って渋々会長を守る。いい部下を持ちやがりましたねこのやろう。
<生徒会室12階>
あれ、なんだか深いぞここ。一向に最後まできた気配がしない。それにしても
「お腹減った」
「よし、これまでの報酬として俺の弁当を差し上げよう」
「マジですか会長!?」
「うん、どうせお粥だし」
とりあえず頂きました。
冷てーなオイ。会長が食べたくなかった理由がよく分かる;
<生徒会室20階>
「カナエー、ようやく最深部きたっぽいね」
「ここまで長かったな」
「私はアンタらのお陰で100階ダンジョン潜った気分だよ……」
「気にすんな、give-and-takeだ。ところで」
「?」
「何コイツ」
「?」
「だから、このアブソル」
「奇遇、僕も同じようなこと考えてた」
アンタら、これ以上私に精神的ダメージを与えるんじゃないぞ。きっと洒落にならない事になる。
「仕方ないさ。生徒会室でさえ手がかり何もなかったんだから。次は職員室かパソコン室辺りを狙ってみるといいさ」
「それ以前にレベルアップして下さい。アンタより私が先に死にます」
「全くつれないねぇ」
誰がつれないんだ全く。帰ったらイジメ尽くすぞ。
そして手がかりを求めてまたどこかの教室に向かうのでした、ちゃんちゃん♪……って何のオチじゃこりゃ!
------------------------
ちょっとgdgd気味の生徒会室編。このメンバーにマジで潜らせると要らん時間喰いますねきっと。
やっぱり特色ある教室でないと使いづらいというか何というか。
だって生徒会室なんてカオスすぎるが故にむやみやたらにウチの学校モチーフに出来ないし(
やっぱ妄想を膨らませる発酵時間は必要ですね。
ドアを開けると、そこは不思議のダンジョンでした(泣)
全く、何でこんな事になってるんだろうか。
今、私の目の前にあるのは「調理室」と書かれたドア。
手に持っている携帯電話には新着メールが一件。
__________
From:会長
Subject:助けて!
__________
(本文)
さっき病院からこっち来たんだけど家庭科室が凄いことにいぃいぃぃぃぃ!
とにかく早く助けてぇ!(泣)
__________
会長、あんた殺しても死なないよ、今は。と返信しておいた。
さて、話を戻すとしよう。
恐らく会長が居るのはこの「調理室」に間違いない。
会長曰く「家庭科は調理だけで充分だから」云々。
そして休みの日はこっそり溜め込んでおいた食べ物を食べに忍び込んでいることも把握済み。
「あれ? どうしたのカナエ? 入らないの?」
「ちょっと考え事をね」
横でなんか五月蠅いのは本人曰く「気が付いたら迷い込んでた」アブソルのヨツヨヅキ。ちなみに♂らしいけど知るかそんなの。
ちなみにカナエとは私のこと。浅黄鼎、それが私の名前。とある高校で生徒会副会長の座を仰せつかっている極々一般的な女子高生(のつもり)。
「カナエー、早くしてよー。僕待ちくたbあだっ!」
「五月蠅い。もう少し会長をどう料理するか考えさせて」
「ぅあー、また手ぇ出しtひゃあぁぁ!? ツノ掴んじゃダメ、ダメだって! ギブギブ!」
あまりにもヨツヨヅキが五月蠅いのでとりあえず手を離してそそくさと調理室へ突入する。
**
<調理室、地下4階>
教室一つ一つが不思議のダンジョンになっている上に、そこにはどっかで見たことのあるク○ボーや○ぐれメ○ルやワドル○ゥみたいなのがうじゃうじゃ出てくるのが今の我が学校。
ちなみに教室関連のモノも混じっているらしく、包丁や泡立て器まで襲ってくる始末。最早カオスを越えたねこりゃ。
「カナエ、メール来てるっぽいよ」
「ん、会長からか」
__________
From:会長
Subject:早く!
__________
(本文)
あの……、流石に俺Mじゃないんで放置プレイとかは無しの方向でお願いできますか?
っつかホントに怖いの! マジで早く助けに来てぇぇ!
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よし、このメールを放置プレイしてやる。
せっかく助けに来てやってるっていうのにこのいらんこと言いめ。
「ヨツヨヅキ、無事に救助完了したら会長をシメるから手伝いなさい」
「いや、僕はそういうの好きじゃないんで」
カオスな空間ながらもこうやって余裕に話してられてるのはまぁ、偏に元々私がそこそこ喧嘩強いってのもあるが、どうもレベルアップしている所為のようだ。
ちょっと足も速くなったし腕力もちょっと上がった。とりあえず理科室の人体模型くらいなら余裕で倒せるくらいだ。
とかなんとか色々しつつ歩いてると階段に着いた。
会長が先に料理されてちゃ困るので放置プレイもほどほどに次の階に進む。
<調理室、地下5階>
「にぎゃあぁぁぁぁ!」
と、汚らしい悲鳴を上げて逃げ回っているのが我が校の生徒会長、水面二次(みなも ふたつぐ)。
「え、ちょ、まさかアレって……」
会長を追っかけてるのは紫色で、なんか腕が伸びて、ぶっとい尻尾があって、なんか体中が蛇腹というか算盤の珠っぽくて……ってまさか!
「そうだね、ドラピオンだね」
「やめて読心」
そう、ドラピオンでした……って思いっきり勝てなさそうな相手じゃねーか!
「大丈夫、今のレベルアップしたカナエなら負けないさ」
「それは相打ちも有りうるって事か!?」
「ごめん、否定できないだだだだっ!」
こうなったらこっそりと階段を探して会長を蹴落としてからさっさと降りるしか無事に進む方法は無さそうだ。
「--あっ、カナエ副ぅーっ!来てくれたんだねぇーーっ!」
「ってなんでこっち来るの会長ーーっ!?」
あの馬鹿あぁぁぁぁ! せっかく無事で済む方法を考えついたのにこれじゃ私まで追っかけられるだろうがぁぁ!
「大丈夫、キミなら負けないさーっ!」
「アンタもそれ言うかぁーーっ! ていうか普段の私がそんなヤツ相手に勝てるとでも思っての発言でしょそれ!」
「え? 無理だったの?」
「酷いことをさらっと言うなーっ!」
逃げながらの会話。うん、やっぱやるしかないのかな;
「他の敵居ないし、多分そいつがこのダンジョンのボスだね。脱出したかったら倒さなきゃ」
「私には選択権ないんか」
あーもういい! 殺るか殺られるかなら殺ってやるよ!
ということでダッ、と横に跳躍してから壁を蹴り、ドラピオンが伸ばしてきた腕を避けつつ横に回り込んで、腹の凹んだ部分に思いっきりボディーブローをかます。
「これキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━ !!!!!」
「はい? ……何事?」
どうもツボに入ったらしい。なんというツボをつく。しかも防御が上がったらしい。私、絶体絶命。
やっぱ私は相打ちか!? ……否、絶対生き残ってやる。
「カナエ副、生きて……帰ってこいよ」
「なっ、何縁起でもないこと言ってんだ会長っ!?」
最悪だ、死亡フラグ立てやがった。
「グオオォォォォォオォォォォォッ!」
「なんかもう化け物だコイツ! 手ぇ貸せヨツヨヅキ!」
「(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル」
「勝てるかコラァ!」
もうダメだ、これ以上戦っても勝てない、寧ろ負ける……そう思ったとき、
「グオオォォォォォッ!?」
目の前のドラピオンが……消えた?
「落とし穴だね。ココから先に進めるよ」
……もういい、ゆっくり行こう、うん。
そのあと何とか脱出して二人をボコったのはまた別の話。
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という落書き。
なんか学校帰りに思いついたネタ。思いがけず長くなったけど楽しかったからいいや、みたいな。
基本ギャグはそんなに得意じゃないんで練習みたいな事もありうるかも。けどこのシリーズ不定期に書きたくなりそうで怖いな(
「お願いです! ルリリを……、弟を助けて下さい!」
ギルドを出る前に気絶したから、マリルとは口をきいていないはず。
なのに、なぜか聞き覚えのある言葉。
そして、声はまだ続く。
「任しときな、助け出してやるよ。俺と、コイツでな」
「でも、気絶してますよ……?」
「いいんだ。コイツに今から起きてる必要は無い。いざという時に強いんだ、コイツは」
表じゃ色々虐げていたけど、結構期待してたって事なのか。
そう考えると、足に力が入ってきた。
「お願いです!」
また、マリルの声が聞こえてくる。
そうだ、僕たちはここで止まってられない。
無理でも、無理しても、前に進まざるを得ない。
「ぐぐ……」
待っててくれ、アミル。今から行く。
君が期待してくれてた、この力で!
「負けるわけには、いかないんだあぁぁっ!」
アミルを囲んでいる連中に、”ドラゴンダイブ”で突撃する。そしてそのまま、”ストーンエッジ”でアミルの糸を切って解放する。
「へへっ、暴れなおすぜオイ!」
「さっさと突破して、ルリリを助ける為にねっ!」
一分か、五分か、十分か。
部屋のポケモン達を全部追い払った頃には、もう疲労困憊だった。
「ほら、コレでも喰っとけ。効き目でかいぞ」
そう言って、アミルは”オボンのみ”を差し出した。
僕はそれを食べ終えると、アミルと共に頂上へと向かった。
**
「やっ、だっ、誰か、た、助けてっ」
「そんなこと言っても誰が助けに来るもんか。ほら、さっさと大人しくしやがれ!」
「待てやコラァ! 好き勝手させねぇぞ!」
「ルリリっ! 助けに来たよ!」
良かった、まだルリリは何もされてないみたいだ。
「なんだぁ? 探検隊か。相手してやんよぉ! かかって来い!」
「調子乗んな。テメーみたいな下衆野郎、相手してもらえるだけ幸せと思えぇ!」
罵声を浴びせあう二人を後目に、僕はルリリを逃がす。後ろで何か凄い戦いになっていようが気にしない。気にしてはいけない。
「あ、ありがとう、おにいちゃん」
ダンジョンから脱出-探検隊の持つバッジの力のお陰だが-するルリリを見送った後、アミルの元に戻る。
「はぁ……はぁっ……探検隊がァ……しぶといんだよォ……」
「しぶといのはお前だろ……カレハ! 一気にカタつけるぜ!」
「えっ、あ、うん!」
「行くぜオラァ! ついてこいよぉ!」
明らかに次元の違う戦いの跡があったけれど、構わずアミルと一緒にスリープに渾身の一撃、”アイアンテール”を叩き込む。
「「この外道がぁぁ!」」
**
「オカゲサマデ、スリープヲタイホデキマシタ。ゴキョウリョク、カンシャ、カンシャ」
この辺りの保安官のジバコイルがスリープを連行していく。それにしても強かったなぁ。今度会うときは、味方でいて欲しいな。
「おっ、ジバさんじゃないか。お久しぶり」
「アミル、ズイブントアッテナカッタガゲンキシテタカ?」
遅れてやってきたアミルがジバコイルと談笑してるので、僕は一足先に帰ることにした。
夕食の時、アミルにどつかれるのを覚悟で。
to be next。
××
これにてスリープ編終了ですね。ちょうど一つ目のチェックが埋まった所。
シナリオ分全部やるなら一体どれだけの長さになるんでしょうね、楽しみです。
正直言ってみんなキャラいいから好きなで出したいんだけど都合でいくつか削るシナリオがあって出れない方々数名。でも他に出てくる方々数名で実際合計数は変わらないか増えるくらい。
ははは、修学旅行までには半分は書き溜めておきたいな(無理
で良かったはず。前半は早いんです、きっと。
××
「いらっしゃい、今日は目玉商品があるんだ」
「とか言ってどうせ俺らの手の届かない値段の品物だろ?」
「はは、アミルちゃんはお見通しだったか」
トレジャータウン、カクレオンの店。
店主とアミルが談笑してる横で、マリルとルリリの兄弟が蜜柑を買っている。
と、ルリリが転んで蜜柑が転がった。
「おや、大丈夫かい?」
「あ、ありがとうございます」
近くにいたスリープがルリリを起こして蜜柑を渡す。
「いやー、このご時世に感心ですねぇ」
「まったくだ。そうそう出来るこっちゃねぇ」
確かにそう思う。けれど、何だろう、この違和感。
スリープから何かを感じる。悪意か、それとも別の何かか。
「ねえねえ、カクレオンさん」
「おや、どうしたんだい」
マリルが店主:カクレオンと話している。
どうやら、何か珍しい捜し物をスリープが見かけたらしく、案内してくれるとのこと。
**
「さがれぇーい! お尋ね者の情報でーい!」
拭いきれない違和感とともにギルドに戻ると、ちょうどお尋ね者の情報の更新だった。
「お? おいカレハ、あれさっきのスリープじゃねぇの」
「え? あ、ホントだ!」
”お尋ね者・スリープ
誘拐による前科多数。
現在、トレジャータウン近辺にて目撃情報あり。存分に注意されたし。”
「おい、どこに行ったか覚えてるか」
「確か、”トゲトゲやま”だった気がする」
「よしっ! いまからこのスリープは探検隊ジェノサイズの獲物だ! 行くぞカレハ!」
言うが早いかまた僕を引きずっていくアミル。階段に頭をぶつけて僕の意識はブラックアウト……
**
「ん……ああ……」
「ようやく目が覚ましやがったよ。この足手まといめが」
「こ……ここは?」
「もうすぐ頂上なんだがな、あそこを見ろ」
と、アミルが階段の方を指す。
「お、グミの山だ。それで、これがどうしたの?」
「馬鹿かテメーは!」
また殴られた。
「これだけグミがあるってことはモンスターハウスに決まってんだろ!」
なるほど、確かに沢山の気配を感じる。
「そこで、だ。俺とおまえで交代しながら戦おうと思うんだが」
「え、敵ってそんなに強いの?」
「アホ、お前引っ張ってくるのにどれだけ体力使ったと思ってんだよ」
とか言いつつも”オレンのみ”をかじるアミル。準備万端じゃないか。言ったら酷い目に遭うから言わないけどさ。
「俺がひっかき回してくるからお前は後処理な」
「ね、ねぇ、一直線に階段に向かうんじゃダメかなぁ……」
複数で行動している場合、誰か一人でも階段にたどり着ければ全員が次の階に進むことが出来る。それが、この”不思議のダンジョン”のルール。敢えてそれを適用しないのは、どうしてだろうか。
「馬鹿が。敵が沢山居るってのに部屋の真ん中にいたら袋叩きにあっちまうだろーが」
「アミルなら大丈夫だと思うけど……」
「部屋の中には時々トラップがあるだろうが。そんなの踏んだら困るだろ。だから、だ。俺がひっかき回して通路に誘導する。そこからお前が”かえんほうしゃ”なり”アイアンテール”なりで一匹ずつしとめる。分かったな」
「……うん、やろう」
言うが早いかアミルは部屋に突撃した。と同時に上から沢山の凶暴化した野生ポケモンが降ってきた。イトマル、ムックル、ニドリーノ、ニドリーナetc...
その中を文字通りの電光石火のスピードで走り回りながら、少しずつ相手の戦力を殺いでいくアミル。
カチリ。
刹那、アミルの動きが止まった。
踏んだ者の動きを止めるトラップ、”ヤドンスイッチ”だ。間違いない。
「畜生……動かねぇ……」
ゆっくりとしか動けなくなったアミルに、周りにいたイトマル達が”いとをはく”を繰り出す。
即座にアミルの拘束が完了し、他のポケモン達が寄ってくる。
ニドリーノの”つつく”、ニドリーナの”ひっかく”、イトマルの”きゅうけつ”、ムックルの”でんこうせっか”と、容赦のない攻撃が続く。
ただそれでも、僕の足は竦んで動けない。息が上がって、”かえんほうしゃ”も撃てない。
ダメかと思ったんだけど、そんな時、声が聞こえたんだ。
to be next。
××
モンスターハウスやらトラップやらはもっと後からしか出てきませんよみたいは苦情は一切受け付けられません。
だってコレ二次だもん(死
うん、ベルは置いとく。
学校で空き時間についつい後半のボス戦前を書いてたのです。まだそこまで進んでないのに。
俺の削り飛ばし癖が出れば話数は短くなるけど全部書いたとして後50話以上。書いてたシーンは多分その40話目くらい……いや、よく考えたらそれぞれ数値を1.5倍くらいしたほうがいいような(汗
まぁつまり後50話じゃ終わりそうにない気がする、という事です。
そんなこんなででは。
気が付くと、仰向けに倒れていた。
「気は済んだか?」
問いかけるペラップに対し、あぁ、と小さな声でしか答えられない。
強かった。本当に強かった。
自分を過信していたわけでも、ペラップを見くびっていたわけでもない。
ただ単純に、ペラップは強かった。そう、他のギルドのメンバーの手の届かない強さだった。
誰も手を出したくても出せなかったのだから。
「また戦いたくなったら、いつでも言え。相手になってやる」
ペラップはそう言いながら、アミルをギルドの外、交差点に運んでいく。
そして水飲み場に腰を下ろし、しばらく黙っていると、帰っていった。
「こんな近くにいるなんてな、強いヤツが。面白くなってきた」
まもなくお昼時。アミルは呟くと海岸に向かっていった。
**
意識が……遠い。このまま死ぬんだろうか、僕は。
……あれ、何か、呼びかける声がする。
「……おーい、何やってんだ、起きろ」
誰だろう、何故か反応してもしなくても酷い目に遭いそうな気がする。
「起きろーい、起きろって……起きろっつってんだろコラァ!」
「ぎゃあぁ!」
「なんだ、起きてんじゃねぇか」
反応しなかったら、殴られた。
「ったく、どうしたんだこんなところで」
声の主を見るとエネコだった。びっくりして自分を見ると、……どうやらボーマンダみたいだった。
「そうだ。俺がお前に訊いてんだよ。何パニクってんだ」
**
何時間経ったろうか。
アミルとか名乗るそのエネコは、僕の話を訊いた後、なんだかんだと出来ることを僕にさせていた。
「合格だ。丁度良いヤツが見つかったぜ」
何が、と訊きたかったが、突然現れたドガース達によって遮られた。
「ケケケ、邪魔だぜどきなァ!」
そう言いながら爆走してるドガース達はアミルに華麗にスルーされ、洞窟の中に消えていった。
「ねぇ、よかったの? 無視してさ」
「いいんだよ、あんなのいちいち相手にしてたら身が持たねぇ」
ははは、と笑うアミルが、
「ま、そんなことよりこれ見てみ……」
不意に、石化する。
「ん? どうしたの」
「俺の……俺のお守りがねぇ! アイツらスリやがった!」
慌てながら復活すると、光の速さで洞窟に飛び込んでいった。勿論、僕を引きずりながら。
「俺のお守り返せやコルァ!」
鬼の形相でダンジョン最深部に殴り込み、ドガースとズバットを確認すると僕を投げつけるアミル。
「あっ、あっぶねぇなオイ!」
「危なくて結構! それが俺だぁ!」
いや、迷惑だよアミル。投げられた僕はズバットに避けられ、飛ぶことが出来ないからそのまま海へ--
ドボン!
「ぐえッ! すげー水しぶき!」
「ちきしょ、あのエネコどこ行きやがった!」
僕が海にぶち込まれたお陰で発生した水しぶきに怯むズバットとドガース。
次の瞬間、どっちも近くの岩に叩きつけられていた。
「取り返したぜ」
そう言うアミルの手には、何かの欠片が握られていた。
**
「というワケでだな、探検隊を組まねぇか」
「へ……?」
「おーし、決定だ」
どういうワケかは知らないけれど、流されるがまま僕はアミルと探検隊を結成していた。
to,be,next.
×
なんか行間空けすぎると認識されないんで間に何か入れてみるテスト。
ちなみに記事の時間は書き始めの時間です。お間違えの無いよう。
だから少し早めに更新するワケで。
宣言より早かったりするワケで(
っていうかアレです、今少し書き溜めてますけど一日一話だと三日程度持つくらい。終わるまでの話数を大体計算したら余りの多さに俺が泣いた(
まだまだ続きますよー。どれくらいかかるんだろうとは書いてる人の曰く。
たぶん一週間一話で一年近くかかるかもとはまだ書く人の曰く。
だってまだジュプトル出てきてないんですぜ(
ちょっと予告より早めにやってみる。
過去話2話目、どうぞ。
喰う物には困らない。雨風をしのぐのにも困らない。温度も快適。
強いて言えば、デザインがアレだがな。
トレジャータウンを後にし、数ヶ月。すぐ近くのサメハダ岩に住み着くことになった。
時々来るスピアー達をのめすのにも慣れ、久方ぶりの平和な生活にも少々飽きてきたアミルだった。
「や、おばさん。きょうも元気かい?」
「アミルちゃんこそ、すこし太ったんじゃない?」
「なっ……! それはだな、暮らしぶりが余りにも平和だからだよっ! 俺は燃費がいいからな」
「だったら、”ギルド”なんてどう? 燃費がいいならけっこういい仕事だと思うけど」
トレジャータウンでの何気ない会話。ただ、”ギルド”というものに興味が出てきたので、向かってみることにした。
着いてみると、どうして遠くから気付かなかったのか、自分に苛立ちすら覚える。
ギルド=城という方程式が成り立ちそうな、そんな巨大な城。
天守閣にはご丁寧に金のコイキングのしゃちほこがあった。
「結局、ギルドって何なんだよ」
ギルドに対しての謎がまた一個増えたところで、アミルは中に入ることにした。
中に入ると、一階はがらんとした広間。奥の方に入り口を竹で塞がれた下に降りる階段がある。
近くまで来ると階段の前には穴があった。竹で組まれていて上に乗っても落ちないようにしてあるが、下から上が見えるようになっている。
「ポケモン発見! ポケモン発見!」
上に乗った途端、下から声が響いてくる。
「足型はぁ--一体誰?」
「はあ? この辺に居るポケモンじゃないのか」
「だからぁー、わかんないんですぅー!」
「ああもうウゼぇ……」
下からのやりとりが、アミルを苛立たせる。
そしてなおも続く下の論議に、アミルがキレた。
「いーから見学くらいさせろやボケえぇぇぇ!」
「エネコ来たぁぁぁ!」
足下の竹をぶち破り、穴の底に向かう。そこに居たディグダは既に土の中に逃げ込んでいたが、そんなことお構いなしに通路を通ってギルドの中に飛び出す。
「待てっ! ここからはこのビッパがお相手する!」
「うっせー!」
「ぎゃん!」
いきなり飛び出してきて何かカッコいい事を言ったビッパはアミルの尻尾の一撃であえなく意識を手放した。
「きゃー! なんなんですのこの子ー!」
「グヘヘヘ、なんか面白そうだな」
「なっ、皆さんどうしたんですか!?」
続々と集まってくるギルドのメンバーたちとなおも暴れ続けるアミル。
彼女の通った後にはポケモンの屍……もとい彼女の攻撃で動けなくなった者達がいるばかり。
「待てーい!」
「っ!?」
突然の声は、アミルを止めるのに充分な覇気を含んでいた。
「ワタシはペラップ。このギルドの副親方だ。名前と目的を言って貰おうか」
「俺か? 俺はアミルってんだ。ここには見学に来た」
「そうかそうか、だが全くそうは見えないぞ?」
「あー、悪ぃ、うっかり暴れちまった」
てへへ、と笑うアミルの前になおも立ちはだかるペラップ。
「暴れ足りないなら、ワタシが相手してやろう」
アミルの実力を見ていたにも関わらず、相手となることを宣言したペラップに対し、
「へっ、喜んで!」
高速で飛びかかるアミルだった。
to,be,next.
もう好きに暴れちゃって下さいアミルさん(
ちなみに”to be next”って過去話と現在とで書き方が違うという区分け。
次まで過去話です。それから本編に戻ります。
そう言えばアミルって情に厚い不良みたいな感じw
じゃあカレハはパシリか(ぉぃ
とりあえず今後の方針決定しました。原作から少しずつ脱線して最後はまた原点回帰が目標。
過去話だからb。beforeのbです。
なんかすんごくオリジナル。
学校行く前に速攻で更新です。
相手にも自分にも非情であれ。
それが、彼女の信念だった。
その牙城が崩された物語。
「ちきしょう……腹、もたねぇ……」
一匹の♀のエネコが、その言葉を最後に道で倒れる。満月の夜だった。
そして次に日が沈み始める頃、彼女は目を覚ました。
「どこなんだよ、ここ……」
道で倒れたと思ったら、布団の上にいた。
剥き出しの体の傷は、包帯で隠されていた。
けれど、お腹は減りっぱなし。夢じゃない。
「あら、気が付いた?」
不意に聞こえた声に、とっさに身構えてしまう。
目の前にいたのは一匹のガルーラ。手に持っているのは大きな鍋。
そこから立ちのぼってくるいい匂いに、思わず警戒を解いてしまう。
「よっぽどお腹が空いてたみたいだね。ほら、あったかい内に食べな」
鍋からお椀に移された、いい匂いの正体、お味噌汁。空腹の身にとっては何よりも魅力的だ。
「食べないの……ってありゃ、お箸と蓮華忘れてたわ。ちょっと取ってくる」
笑いながら鍋とお椀を持ったまま、ガルーラが台所へと向かう。
それを見て、彼女は諦めの溜息を付く。誰も、俺の事なんて知ったこっちゃねぇんだ。期待すんな、俺、と。
そして、心に決める。ここの住人も、信じるに値しないと。
そう、今までの奴らと同じ。私利私欲と傲慢の塊だ、と。
「あ、お椀ごと持って来ちゃったわ」
という、ガルーラのつぶやきが聞こえるまでは。
「何があったかは知らないけれど、ゆっくりしていきなよ」
食事の終わり際、ガルーラはそう言った。
食事の間、アミルという名前や生まれなどをガルーラに話した彼女--アミルだが、結局倒れていた理由は言わなかった。ただし、言葉には甘えようと思っていた。
「母親って……一般的にはこんな感じなのか……」
そう呟きながら。
その夜。
ガシャンガシャンとなにかが割れる音と、叫び声が聞こえる。
慌てて外に飛び出すと、多勢に紛れて戦うガルーラの姿が。
「しつこいんだよォ、オバサン共めがァ!」
そんな罵声を発しているのはどこのどいつか。探してみると、一匹の派手なスピアーがいた。
そのスピアーに付き従うかのように、何匹かのドクケイルやゴーストが暴れている。
それぞれが好き好きに暴れ、辺りの物を破壊している。
そして、必死に応戦していたガルーラが後ろから殴られ、倒れ込んだ。
「……てめぇらぁ……てめぇらぁ! 調子乗ってんじゃねぇぞぉ!」
その行為がアミルの怒りに火をつけたのか、アミルは吼え、飛びかかる。
尻尾の一撃で邪魔をするゴーストやドクケイルを吹っ飛ばし、そのまま大将とおぼしきスピアーに突撃する。
気付いたスピアーが振り返って”ダブルニードル”を打ち込もうとしたが、先にアミルの尻尾が当たり、、バランスを崩される。
気付くと、スピアーの目の前にはアミルの爪があり、
「俺の恩人に手ぇ出すんじゃねぇ!」
その台詞と同時にスピアーは夜空の星になった。
翌朝。
「本当に出て行っちゃうのかい? アミルちゃん」
「おばさんに見苦しいとこ見せちゃったしな。ま、住みやすい所がなかったらまた戻って来るけど」
「またお腹空かせて倒れないでよ」
「ふふん、俺も甘く見られたもんだな。大丈夫、そう遠くまでは行かないさ」
出発の準備を整えるアミルとガルーラ。見送りにはトレジャータウンのみんなも来てくれるらしい。まったく、お人好しだな、と心の中で呟く。
「じゃ、俺はもう出発する。ほんのちょっとだったが世話になったこと、忘れない」
そう、あいつらはお人好しだから。お人好しなのに、俺が憎めなかった。お人好しだけど、馬鹿には出来ない。そんな、不思議なお人好しだから。だから、俺は帰ってきたいと思う。そう、ここに。
今までにしたことのない表情でそう呟いたアミルを照らす陽射しは、心なしかやわらかかった。
to,be,next.
展開が急な気もしなくもないわけでもない(
とりあえず伏線だけ張り張り。
ゆうべの続き。今日ずっと書いてたら50KB越えました。
部活の締め切りまで一ヶ月切ってんのになにやってんだ俺。
まぁでも楽しかったからいいや(
自己紹介が遅れたが、僕の名前はカレハ。立派に人間だった……はずだ。
何の因果かある朝目覚めたらボーマンダになっていたのだけれど。
そしてアミルと出会って、一悶着あって探検隊”ジェノサイズ”を組んだ。いかにも禍々しい名前だけどそれを言うとアミルに打ちのめされるので言わない臆病者の僕。
「それでは、お前等の新しい仕事を紹介する。ビッパ、出てこい」
「了解」
地下一階に来て開口一番、ペラップが呼び出したのはギルドの一員、ビッパだった。
「紹介する、お前等の一つ先輩にあたり、そして世話役を務めるビッパだ」
「よろし……うっ……」
「おぅ、お前が世話してくれるのか、よろしくな」
アミルを見た途端、顔が真っ青になってゆくビッパ。あれ? 顔合わせるのこれが初めてだった気がする。アミルとの間にいつ何が?
「ああ、そういえばあのとき一番に吹っ飛ばされたのがビッパだったな」
「そうだったな。俺に一撃で粉砕されたんだった」
な、何を不穏な会話をしてるんだろうかこの人達は。ビッパ、同情するよ。
「ま、暴れるのは今度からこいつら相手になるだろうがな」
アミルを一瞥して後ろの掲示板を見るペラップ。そこには堂々と”お尋ね者”の文字が。
「説明しよう! 現在この周辺では一部のポケモン達が治安を乱している! そこで、そいつらを殱滅……もとい退治して欲しいとの依頼がこのギルドに寄せられるのだ! 殱滅……じゃなくて、退治したあかつきにはなんと、賞金やお礼の品まで出るのだ!」
いつの間にか勝手に説明を始めて一人悦に入っているビッパ。元気そうでなによりだ。不穏な単語なんて聞こえない聞こえない。
そんなこんなで、
「ダンジョンに潜るときは食い物忘れんなよ」
というペラップの忠告によりあの後僕たちはトレジャータウンへと向かうのだった。
to be next。
まぁなんだ、頑張れよカレハ。
ああ見えて、アミルは良い奴……だったらいいいな(
そうそう、カレハとアミルはそのうちネタ関連で出るかもですね。
そういえばこれって基本ポケダンのシナリオなぞってるけど所々脱線しそうで怖い。ギルドの弟子の部屋が畳張りの時点で脱線とか言わない言わない(
あと、この時点で濃霧の森に来るとこまで書き上げたけどやっぱり脱線気味です。
タイトルを考えるのが一番難しいんですよ、でもまだいいよね。と言ってみる。
ポケダン時闇の二次に分類されるかと。でもどっちかっていうとIFです、確実に。
では、スタート。
ある日、目が覚めたら、
ボーマンダになってましたっ!?
「起きろーーっ! 朝だぞーーっ!」
「うわゎあぁぁぁっ!?」
何か悪い夢を見てた気がする。その証拠に、朝を知らせるドゴームの大声に叩き起こされたときにうっかり”アイアンテール”を発動してしまった。
「ぎぃゃっ!?」
「だっ、大丈夫!?」
そしてそのまま僕のパートナー、アミル(エネコ♀)に直撃したみたいだ。お陰でばっちり目が覚めた。
パートナーの悲鳴で目が覚めるなんて、全く嫌な朝だ。原因は僕だが。
「ってオイッ! ヤバいぞ、息が止まってる!」
「えぇ!? アミル、しっかりして!」
畳の上に仰向けになってぐったりしているアミルを抱き起こそうとした途端、アミルの目が剥かれたと思うと、
「朝っぱらから何してくれてんだテメーはッ!」
気付いたときにはボコボコにされてました。あ、やばい、朝礼の時間が迫ってる。
「ったく世話の焼ける野郎だ。さっさと行くぞコラ!」
恐ろしい目をしたアミルに引きずられるがまま、ギルドの大広間へと向かう。うん、エネコに引きずられるボーマンダってシュールな図だ。
そしてそのまま板張りの廊下を通って大広間に着く。既にみんな集まってるみたいだ。
「親方様のぉ、おなぁ~りぃ~」
「うむ、皆の者、くるしゅうない」
烏帽子を被ったペラップ副親方と、将軍ルックのプクリン親方。このギルドの2トップだ。
そして日課の朝礼が始まる。
「では、これにて本日の朝礼は終了! 各自持ち場について仕事を始めるようにッ!」
「「「おぉーーーーっ!」」」
いつものように九割方ペラップが喋ってた朝礼も終わり、早速ダンジョンでの救助依頼をこなそうと上の階へ上ろうとすると、
「お前等、ちょっと」
不意にペラップが僕たちを呼び止めた。
「ん? ペラップ副親方じゃないですか、どうしたんです急に」
「いや、今日からお前等には他の仕事もやって貰おうと思ってな」
不意に、アミルが僕の視界から消えた。
「他の仕事ぉ? まぁさか雑用なんてこたぁないでしょおねぇえ?」
「そんなわけあるかうつけ者。寧ろお前が好きそうな仕事だ」
いつの間にかペラップを壁に押しつけて、ドスの利いた声で話していた。怖い、怖すぎるよアミル。そして動じないペラップも恐ろしい。アミルに喧嘩売られて華麗に倒したという話は嘘じゃないな、きっと。
「ねぇ……、本当にペラップ尊敬してるの?」
「このクソ馬鹿が。尊敬してんに決まってんだろ」
「いや、とてもそうは見えない゛っ!?」
「あぁ? 何か言ったか?」
今、何が起こったんだろうか。一瞬アミルの手(前足)が見えなくなった気がしたんだけど、すぐに視界が白く染まった。意識を手放せたらどんなに楽だろうか、体中が痛すぎる。
「コホン、仕事の話に戻りたいんだが、カレハは生きてるのか?」
「命と意識に別状はありません」
「よし、ならば上に行くぞ。付いてこい」
「ほら、行くぞノロマめ」
階段を引きずられていく僕。ああ、いつまで虐げられるのだろうか。
to be next。
風呂の中で思いついたネタなんですよ実は。
なんか書いてて楽しかった気が(
次回分も今書いてたりしてるのでまた載せるかもです。個人的にはアミルがお気に入り。