昨日マイカアヤカとも髪の毛を切ってもらった。8月末に日本で切ってもらって以来である。とは言っても、いつも私たち3人が髪の毛を切るのは、夏休みに日本に帰っている間のみの1回か2回である。
こちらにはヘアーサロンはもちろんあるが、それぞれの家に行って髪を切る、移動美容師という職業がある。まあ小さい子どもがいて、美容院に行くのが大変というお母さんやお年寄りの人には便利だろう。私もずいぶん前だがその人にお願いして、家で切ってもらったことがある。しかし、家の中じゃあ大きい鏡もないし、髪をスプレーでちょちょとぬらして切って終わりということで、あまり私は好きではないので、髪は日本に帰った時に美容院に行くってことにこの数年はしていた。
しかし、である。マイカの髪の毛の量は普通の人の2倍近くはあるのではないか、というくらい量がある。日本に帰った時、イギリスにいる間にけ毛先だけでも切ってもらったら、といつも母に言われていた。確かに毛先は痛んで、髪の毛の量は半端ではない。髪の毛と頭を洗うのは大変、髪の毛を結わえるのも大変。いい加減切ってもらおうよ、と私はマイカにいつも言っていた。しかしマイカの答えは嫌だ、である。
先日友人のジョーに会った時、家に美容師さんに来てもらって髪を切ってもらうと言っていたので、マイカとアヤカも一緒に切ってもらってもいいか、と聞いたら、いいよ予約を取っておくよと言ってくれた。髪の毛を切ることにアヤカはハッピーだったが、マイカは説得して説き伏せた。マミーはマイカの髪の毛のお世話をするのはもう限界だよ、とかなんとか言って。
ジョーの家のキッチンで切ったのだが、その切る時間の早いこと!びっくりしたよ。アヤカなんて、5分もかからなかったわよ。え、もう終わり?って感じだった。よく見ると後ろの毛の長さが実際そろっていない。よく見なければわからないのではあるが。。。さて、マイカは髪の毛が長いということで、椅子にすわるのでなく立たされて切っていた。マイカは髪の毛を切ることに渋々だったので、とにかく5,6cm痛んでいるところを切るということで、これまた10分くらいで終わってしまった。その後ジョーと彼女の子ども二人も切ってもらい、5人でのトータルの時間は50分だった。美容院に行けば、一人1時間はかかるのに、なんて簡単なんだ、と思った。美容師さんは50分で30ポンド稼いだわけだ。それもすごい。
今度日本に帰ったとき、きれいに切ってもらえばいいし、と半ばあきらめ状態で二人の髪型を眺めていた。
昨日の夜からイギリス国内の空港がオープンした。今日の午前中学校のヘルパーを終えて、家に帰る途中、青空で雲ひとつ無い空だったので、ふと飛行機雲ができているのに、気付いた。久しぶりに飛行機が飛んでいる、と思った。ボグナーは海沿いなので、ヨーロッパ大陸の方に飛んでいくのだろう、という飛行機をよく見かける。イギリスの南部は田舎なので、空気が澄んでいるせいか、青空がとてもきれいだ。その青空に飛行機雲が伸びているのはきれいだ。今週の天気はとても良いらしい。気温も上がって、春らしい。
昨日の夜は、今日の「SHOW AND TELL」の発表のため、アヤカはせっせとひまわりの絵を描いていた。実は私に花びらがそろっていないとか、真ん中の茶色で種なる部分が小さすぎるとか、ああだ、こうだ、と文句を言われながらなのだが。しかし、残念ながら、今日の「SHOW AND TELL」はキャンセルになってしまったそうだ。今学期より教育実習に来ている大学生のお兄さんがみんなに絵本を読んだからだそうだ。あらら。
2週間の休みが終わって、今日から学校が始まった。久しぶりに丁寧に家の掃除ができたとういう感じだ。あと、家の中がとても静かだった。子どもが学校に行っているので、当たり前だが。
マイカが言っていたが、休みの間にホリデーに出かけて、アイスランドの火山の影響で帰ってこれない人たちがいたそうだ。レセプションのクラスの先生はドバイに行っているそうで、足止めを食らっているそう。マレーシア人の友人でご両親が休みの間に遊びに来ていて、先週の金曜日に帰る予定だったが、帰れなくなってしまった、と言っていた。29日以降でないと、飛行機の予約がとれないそうだ。でも空港が開かない限り、予定はどんどん遅れるので、どうなるかわからないのよ、と言っていた。私たちは休みの間、特に出かけていないので、あまりピンと来ていなかったが、色々なところで、火山の影響がでているんだなあ、と思った。
1ヶ月ほど前学校の帰り道和子さんという日本人に会った。去年の6月からイギリスに来て、ボグナーにすんでいるという。3月に1歳になる、男の子がいる。住所を聞くと、駅の近くで、私の家からも近い。そのときは携帯電話の番号を教えあって別れたのだが、私も連絡せずに時間が過ぎてしまった。イースター休暇だし、マイカアヤカを連れて、和子さんのお家に遊びに行った。
アヤカは本領発揮である。新しいお家そして、小さい子どもが大好きだから、和子さんの後についていって、お話したり、赤ちゃんサミュエル君の相手をしたりしていた。マイカは私の隣で持っていった本を読んだりDSをしていた。
まだ子どもは小さいので、せいぜい買い物にでたり、公園や海沿いを散歩するだけよと、彼女は言っていた。私も約10年前はそうだった。まだ友人も大していなかったし、イギリスの天気の悪さにうんざりしていた。でも月日がたつごとに何とかなるものよ、と話したが。まだこちらに来て、1年たっていないから慣れていない部分もあって、大変だろうなあ。
マイカが宿題とのことで、アヒルを折り紙を作っていくと言った。は?という感じである。先生はみんなに作ってきなさいとでも言ったのと聞くと、知らないと言う。なんだそれ~という気もするが、私の持っている折り紙の本を見ると、アヒルがあった。マイカは早速やる気になって、折り紙を挑戦し始めた。しかしマイカができるわけがないのだ。初っ端から私に助けを求めてきた。私も折り紙は好きではなく、苦手だ。さて作ってみると、途中でつまずいた。絵を真似てもわからないのだ。すったもんだしたが、あきらめた。変わりにペンギンとかカラスとか(その方が簡単なのだ)作るからそれでもいいでしょ?と言ったがマイカは浮かない顔だ。クラスのみんなが折り紙のアヒルを作ってくるなんて、思えないし、カラスだって十分じゃん、と思うのだけど。インターネットにもっと簡単なアヒルの折り方は載っていないかなあ、後で調べてみよう。しかしなんで宿題が折り紙なんだろう?
今日から4月だ。春学期の最後の日。明日から2週間イースター休暇になる。今日は昨日と変わって天気がいい。風は強くて寒いが、青空だ。イギリスの春という感じ。昨日なんて、嵐だった。マイカは風の音で何度か起きたくらいだ。日曜日から夏時間になったのに、また冬が戻ってきたようだ。アイルランドやスコットランドは大雪だったそうだ。ボグナーで良かった。
午前中にアヤカのクラスのヘルパーにいった。イースターの卵探しということで、レセプションから2年生までが、どこにチョコレートの卵が隠れているかというヒントを見つけながら学校中を探し回る。私も子どもたちについていったのだが、どのクラスも列になってあっち行ったりこっち行ったりと、忙しい。結局卵が隠されていたのはクラスルームだった。というのは、みんなが学校中を探して歩いている間、アシスタントの先生がバスケットにいれたチョコレートをそっと担任の先生の椅子の上に置いておいたのだ。なんだという感じだが、みんなはチョコレートをもらえるということで、大喜び。午後は自分たちで色を塗ったゆで卵でスプーンレースをするそうだ。学期末最後の日だからって、先生はいろいろ楽しいことをするように考えたとのことだ。なんとも微笑ましい。
ずいぶんと日記を書くのをまたさぼってしまった。先週はアヤカの風邪がうつったのか、私はちょっと調子を崩した。吐くことは無かったけど、常に気持ち悪かったのだ。おかげで、食欲を無くし胃が小さくなったようで、食べる量が減った。もうじきコートがいらなくなるから(でもまだまだ寒い)、お腹まわりは気をつけないとね。
気がつけば、昨日から夏時間になった。1時間時計が進んだので、夕方がとても明るくなった。学校も木曜日が最後で、イースター休暇になる。アヤカの学年は単語のテストが今週はもうないとのことで、ヤッターと喜んでいた。すでに休みモードである。でもマイカの学年は単語のテストはあるし、普段とそうかわらないそう。学年が大きい分、勉強してもらわないと困るしね。水曜日に学校集会で、発表するとのことで、その準備をしているそうだ。イギリス海軍がテーマということで、先週はインターネットで軍艦のことをいろいろ調べていた。
アヤカが病気になった。風邪かインフルエンザか、本当に突然である。昨日の夜は寝るまで、とても元気で明日の午後は1年生のアジラティーチーム(運動能力の機敏さを試す動きとでも言うのだろうか)に選ばれてアリーナの大会に行くことをとても楽しみにしていた。こういうことをするんだよ、と私に見せてくれていた。しかしである、夜の11時半に突然おなかが痛いと言って、トイレに駆け込んで吐いたのだ。私は背中をさすりながら、明日のアジラティーは大丈夫だろうか、と心配になった。ベットに戻ると、少し楽になったと、眠りについた。
さて、それから2時間おきくらいに、突然起きてトイレに駆け込んで吐くことが朝まで続いた。体も熱くってアヤカはふらふら状態である。見ていてかわいそうになる。明日アリーナに行けないの?と聞くので、無理だろうなあ、学校に行ってもすぐ帰ってくるこにとなっちゃうよ。と答えると、アヤカは涙を流して、泣いた。よっぽど悔しいよね、一生懸命に練習してて、病気で出れなくなっちゃうんだもん。明日が普通の学校の日だったら、それほど悔しいわけじゃないはずなのに。
私はマイカが3年生の11月に器械体操のチームに選ばれて、大会当日の朝練習中に首を痛めて早退した時のことと今日のアヤカのことをダブらせた。せっかく練習したのに、なんで当日にこうなるのよ?って。私の娘は二人ともついていないのかしら。また次の機会があるわよ、と言ってもマイカは、大人は絶対そういうよね、でも次のチャンスって絶対あるとは限らないんだよ。その時やらないと。確かにその通りである。でも、次に頑張るって思わないと進めないしね。
昼間も飲んだり食べたりするものを吐いてしまった。あの、活動的なアヤカがずっとベットで横になっているのだ。早く良くなってね。
金曜日はマイカにとって、とてもつらい日だった。というのは、マイカは学校のダンスクラブのメンバーだが、金曜日の夜ワージングシアターというところでやる、ダンスフェスティバルのメンバーからは控えということで、外されていた。14人までしか登録することができず、クラブは16人いるからだ。だからマイカともう一人の5年生カディージャの二人は控えで、もしメンバーが出れないことになったら、代わりに参加できることになっていた。火曜日の練習の日、6年生の女の子でリリーという子が水疱瘡で学校をお休み中ということ知った。もしかして、マイカに話が回ってくるかもしれない、と密かにマイカは期待していたのだ。
「マミーもし体育の先生が代わりに行ってもいいと聞いたら、マイカが行ってもいい?」と木曜日に聞いた。私は「いいわよ、でも明日リリーが来たらマイカは控えだし、出れないのだから、あまり期待しないほうがいいわよ。」と言った。さて、金曜日学校からは何の連絡も来ない、やっぱりリリーは学校に来たのだろうと思っていた。さて、学校にお迎えに行くと、マイカは半泣き状態で、「代わりにカディージャが行くことになった」と言って、涙をぽろぽろ流した。ミセス ロック(体育の先生の名前)はマイカの前を通り過ぎたりしたが、ダンスに関して何の話もしなかったそうだ。先生からではなく、マイカの友達でダンスメンバーのエリカからカディージャが行くことを聞いたことで、大変ショックを受けたらしい。あちゃー思ってもみないシナリオだったよ。マイカは半分行く気になってたし。「先生はダンスのリハーサルとかで忙しくて、きっとマイカに話す暇がなかったのよ。来年は出れるわよ。」となだめたが、落ち込んでるマイカは立ち直れない。学校の帰り道スーパーで特別よ、とチョコレートケーキを買って帰った。
さて、今日の学校の集会で、ダンスに出た子どもたちの表彰があったそうだ。1番最初にマイカの名前が呼ばれ、ミセス ロックが「マイカは控えだったので、ダンスに出れなくてつらかったでしょう、みんな拍手してあげて下さい。」と言ったそうで、一人で前に立って、みんなから拍手をされて、恥ずかしかったらしい。先生もマイカの気持ちをわかってくれてたんだ、と私も心がなごんだ。しかし私が心の中で思うに、マイカのダンスの動きがもうちょっときびきびというか、大きく動くようになれば、もっといいんだけどな。
アヤカのお友達イーヴィーが学校の後ティーに来た。ティーにくるというのは、友達のお家に遊びに行くことだが、こちらの遊び方は日本とちょっと違って、学校にそのままお迎えに行き、家につれて帰って遊び、おやつそして夕食をあげて、だいたい6時過ぎにその子の親が迎えに来て帰っていく。その夕食のことをティーという。夕食も与えるということで、私はいつも頭を悩ませる。というのはそれぞれの家庭の子どもによって好き嫌いがあるからだ。
以前スパゲテイーミートソースを作って、ゆでたスパゲティーは平らげたが、ソースはそっくりそのまま残されたことがあった。だからそれ以降、自分で作った料理をだすことはやめることにした。子どもたちが好きなメニューというのは、たいていピザかチップスもしくは焼いたソーセージにマッシュポテトという組み合わせだ。しかしマイカの友達が来たとき、ソーセージをちょっと焦がしてしまって全く食べてもらえないことがあった。さらにアヤカの友達の一人はいつも家で食べるソーセージじゃないからと1口食べて終わってしまった。安いソーセージを出して悪かったわね、と後で私は塞ぎ込んだもんだ。またソーセージと一緒のお皿に茹でたグリーンピースやブロッコリーをのせただけて、食べてもらえないこともあった。よその子どもに食べ物を与えるのってなんて大変なんだ!私の子どものように、だされたものは何でも食べてほしいもんだよ。
さて、イーヴィーであるが、彼女のお母さんからピザは大好きと聞いていたので、冷凍ピザをだした。マイカはクラスの子のバースデーパーティーに出けていたので、アヤカとイーヴィーの二人で大きなピザを平らげてしまった。イーヴィーは食べ終わるとすかさず、アイスクリーム頂戴と言った。私はその早さにびっくりしてしまった、だって、私はまだテーブルからお皿もかたづけてないのに。それも他人の家だよ。もうちょっとわきまえてよーと言いたいが、ちょっと待ってて、ここを片付けたらアイスクリームにするから、とこらえた。マイカやアヤカはよその家に行ったら、ちゃんといい子にしてるかしら?
昨日、アヤカの学年は遠足に行った。私もヘルパーとして行った。場所はポーチェスター城というところ。ポーツマスよりちょっと先に行った海沿いで、学校からバスで約40分くらい。心配していたお天気だが、午前中は快晴、午後はちょっと曇りで寒いこと以外は、恵まれた天候だったわけだが、とても風が強い日であり、さらに海沿いなので、めちゃくちゃ風が強かった。
今学期のテーマがお城ということなので、今回の場所に遠足に行ったわけだが、まあアヤカの学年は1年生である。歴史を学ぶなんてことではなく、遊びに行ったという感じである。まあとりあえずポーチェスター城のことを説明すると、今のお城は遺跡として保存されている。紀元290年頃に建てられた城であるが、実際は要塞で使われた。だからお堀があって、城壁があり、要塞の一部分だけが、天守閣とでも言うのか、塔のような建物がある。その塔の周りにもお堀があり、2重に守られているわけだ。
さて、1学年60人を5グループにわけたので、1グループ12人である。1グループに大人が3人付き添全てグループで行動する。グループ毎に時間割りができており、30分ごとにお城の中を回ったりとか、ゲームをしたり、昼食をとったりとしたわけだ。私が担当したグループは、もちろんアヤカとアヤカの友達のアメリアがいたわけだが、ちょっとやっかいな男の子と女の子が含まれていた。というのは大人の言うことを聞かず、あちこち走っていってしまうのだ。まあ芝生のみでただただ広い場所、走り回るな、というほうが無理だ。お城のスケッチなんて早々に終わらせて、追いかけっこを始めた。すかさず、先生方に叱られていた。
ヘルパーのお母さん(一人お父さんがいたが)方は、遠足に出かける前に、今日の注意事項というプリントを読んで、サインをさせられた。お堀のそばにいっちゃだめ、お堀の上の橋は一列になって、真ん中を歩くこと、走っちゃだめ、と決まりごとが多い。グループから離れていってはいけない、などなど。もし、事故があってはいけないので、仕方の無いことだが。
アヤカは家に帰ってくると、「Show And Tell」のために、遠足で見てきたこと、遊んだことなどを絵に描いて、自分なりに文章を付け加えていた。大風で寒いし、ほぼ1日中外を歩きっぱなし。さらに子どもを注意することに忙しく、ほとほと疲れた。子どもたちも大変疲れたことと思う。夜はアヤカも素直に早めに寝た。でも遠足は楽しかったといっていた。良かった。
プレイリーダーとは、学校のお昼休みで、インファント(準備学年から2年生まで)の子どもたちと遊んであげる5年生のことを言う。マイカは月曜日がそのプレイリーダーの担当の日だ。マイカのクラスから男の子二人と女の子二人で、小さい子どもの相手をしてあげるそうだ。マイカが言うには、一緒に遊びたい子どもが、結構が集まるそうだ。今日なんて30人以上集まったらしい。その人数を4人で相手するわけだから、大変だったらしい。でもたくさん集まってくれたので、まんざらでもなさそう。朝ごはんのとき、マイカはアヤカに、「今日プレイリーダーだからマイカと遊ぶ?」と聞いていた。アヤカは「うん」と答えていたが、実際遊ばなかったらしい。遊んでいたゲームがつまらなそうだったからだって。アヤカはお姉さん思いじゃないわねえ。
プレイリーダーは青いトレーナーを着て、背中に「DO YOU WANT TO PLAY WITH ME?」と書いてあるそうだ。マイカが低学年の面倒を見る、高学年になってしまったなんて、信じられないよ。来週もたくさんの子どもが集まるといいね。
今日がイギリスのブックデイ(本の日)である。本を紹介する日なのだろうが、みんなにとって、実際は学校でのドレスアップの日でもある。本の登場人物に扮装して学校に行くのである。前回書いたように、マイカアヤカとも着ていくものはすでに支度しておいた。マイカはハリーポッターからの死喰い人、アヤカはスネイプだ。二人とも全身真っ黒の洋服。そして小物として、黒のお箸を杖代わりにした。さらにマイカは自分で作った、マスクも被った。これだけ支度に時間をかけたのだから、努力賞でもほしいところだ。
さて学校に着くと、様々な格好をしている子どもたちが大勢いた。やはりアヤカのクラスの女の子は大半がディズニープリンセスのドレスを着ていた。あえてプリンセスをはずして黒い服を着て行ったアヤカは目だっていた。子どもよりも勝ってドレスアップに入れ込んでいるのは先生方だ。アヤカの先生は「アリスの不思議の国」の帽子を被った人(日本語の名前が思いつかない)、マイカの先生が「チャリーとチョコレート工場」のウィリーウォンカーだった。他の先生たちも顔にペイントしたりしていて、違った意味で素晴らしい。先生も大変ね。
さて、今日はPTAの企画で「シークレットショップ」というお店が図書室に開かれていた。来週14日の日曜日が母の日なので、子どもたちがお小遣いを持っていって、皆が寄付したプレゼントを買うという企画である。ちゃんとラッピングサービスもしてくれる。マイカアヤカとも自分たちの貯金箱から2ポンドずつ持って行った。別に買わなくてもいいわよ、と言っておいたが、あえて買うならチョコレートとかにしてね、マグカップとか飾り物とかはいらないよ、と付け加えておいた。学校が終わったあと、二人ともきれいにラッピングされたプレゼントを渡してくれた。母の日まで開けちゃだめだからね、ということで、ラウンジに飾ってある。さて中身は何だろう。
私にとって嫌な時期というか、面倒くさい時期がやってきた。「ワールドブックデイ(本の日」だ。今年は3月4日がその日で、学校では本のキャラクターに扮してドレスアップをしていく。そうマイカアヤカにそのドレスアップを作らなければいけないのだ。今年のテーマは「映画になった本」ということで、やっぱりマイカは「ハリーポッター」を選んだ。でもハリーやハーマイオニーはいろんな子どもたちがするだろうから、とそれは避けて、なんとデスイーター(死喰い人)になるという。マスクは自分で作るから、私に黒い洋服を作ってという。その話を聞いて、アヤカもハリーポッターからのになると言い出した。なんと、スネイプがいいと言うのだ。私の二人の子どもは変わっているのかもしれない。アカくらいの年齢の子どもだったら、シンデレラとか白雪姫がいいと言うだろうに。まあいいか。
死喰い人といえば、黒のマントというか、ずるずるっと長いひらひらがついている。インターネットでどんなイメージか探してみた。やっぱり、黒でだらだらひきずるような長い衣装だ。頭は死神のような黒い三角帽子だ。これじゃあ、黒の大きなシーツが必要だ。仕方ない、5ポンドで黒のダブルサイズシーツと枕カバーを買って、裁縫を始めた。今日まるまる一日使って、衣装を作り上げた。ミシンは家に無いし、裁縫は苦手な私だから、いい加減な手縫いだ。しかし何とか出来上がった。マイカも昨日新聞と風船でマスクの下準備をして、今日色を塗って出来上がった。
ラッキーなことにチャリティーショップを見ていたら、黒の巻きスカートが売られていたのだ。それも足首までのロングだ。これはきっとアヤカの衣装のマントになるだろうと思い、2.5ポンドで買った。アヤカに当ててみると、ちょうど良い長さだ。下に黒のドレスと黒の長ズボンをはけば、スネイプらしくなる。
これで二人のドレスアップの支度はできた。イギリスの学校って、こういったイベントが結構あるのだ。変わった髪形をしていくとか、赤とか黄色をテーマにした洋服を着ていくとか、その度に親は頭を抱えるわけである。
木曜日は学校で個人面談があり、家族4人で行った。アヤカは6時40分でマイカは6時50分の予約だ。二人の学校での勉強のノートを見るために少々早くでかけた。イギリスの学校は学校で使用する勉強道具は一切家に持って帰ってこない。だから子どもに勉強の内容を聞くことをしなければ、学校で何をしているかわからない。だからそれぞれの学期に1回が、親が子どもの勉強を見る機会なのだ。名前のついたトレーにそれぞれの子どもの全教科のノートが入っている。マイカ、アヤカの二人のノートを丁寧に眺めたが、得に問題は見つからない。先生のコメントが時々書かれているが、それも悪いことは書かれていない。
私たちが学校についた時点で私たちより二人前の父兄が面談をしていた。しかし待っても待っても終わらない。私たちの予定の時間がきてもその家族は終わらなかった。マイカの時間と重なったら困るなあ、と思い始めたがどうやらマイカのクラスの先生も予定より遅れているらしい。まあ、気長に待つか、と言う感じで待ってた。みんななんでそんなに時間がかかるのかなあ、毎年マイカの面談なんて5分で終わるのに。さらに待つこと25分で、順番が来た。
でも予想はしていたが、5分ほどで終わった。だって私たちから質問はないし、先生が話すことで全て事は済んでしまうから。これからもそのままのアヤカでいてね、と先生にほめられて終わってしまった。私の横でアヤカは満足そうな笑顔で聞いていた。さて次はマイカの番。クラスで一番最後の予約だったため、アヤカも横にいたので、先生はいろいろなことを冗談まじりに話してくれた。マイカも特に問題はなく、そのままのマイカでいてねとやっぱり言われた。
二人とも特にクラスでも勉強でも問題はなく、良かった。学校は楽しんで行ってくれるのが一番良いしね。
マイカは、今日ボグナー界隈の学校が参加するダンスフェスティバルに行った。学校で入っているダンスクラブのメンバーで踊ったそうだ。ストリートダンスで曲は今イギリスで流行っている女性シンガーのシェリルコールの曲とマイケルジャクソンのスリラーを合わせた2曲だ。全く違うタイプの曲でこんなんでいいのか、と思うほどめちゃくちゃな選曲である。メンバーの一人がどうしてもスリラーをやりたかったそうで、決定したらしい。しかしダンスインストラクターはたいしたものである。月曜日の練習でみんながダンスをしているのをちょこっとのぞいたのだが、違った曲を上手につなぎ合わせて違和感なく振り付けさせていた。
さて、ダンスフェスティバルには14校参加があって、マイカの学校は12番目に踊ったそうだ。だから待っている時間が長く、疲れたと言っていた。どこの学校が上手だった?と聞くと、マイカの学校が一番良かったよだって。そうかそうか、それは良かった。他の学校でチャイニーズダンスとなるものがあって、みんなで丸くなってお手玉みたいなのを投げてただけなんだよ、と言っていた。中国雑技団みたいだものかな、と思った。マイカは今日のために一生懸命練習したのだから、拍手だね。
今日がハーフタームの最後の休みの日。明日から学校だ。休みの間、めずらしく2回映画を見に行った。まず月曜日は「プリンセスと魔法のかえる」というディズニーのアニメだ。家族向けの映画ということで、悪くはないと思うのだけど、アヤカはプリンセスというタイトルだから、きれいなお姫様が出てくるのを期待していたのだが、主人公の女の子がかえるになってしまい、見るの嫌だと言い出す。舞台がニューオーリンズのジャズの街でジャズの音楽がいっぱいでてきて、座席で踊っている子どもたちもいた。しかし思いっきりアメリカ英語で話すので、聞き取りずらい。横でマイカも何話してるかわかんないよ、と言っていた。マイカがそんなこと言うんじゃあ、私もわからなくていいかって思った。
土曜日はアヤカとダディーが「アトミックポーイ」(鉄腕アトム)を、マイカと私が「パーシージャクソン」を見た。「パーシージャクソン」は子供向けだが小学校高学年以上向けという感じなので、アヤカには無理があるだろうということで、あえて、マイカアヤカとも別々の映画を見たわけだ。アヤカは悲しいところもあったけど、ハッピーになったんだよ、とプリンセスの映画より楽しんだようだ。「パーシージャクソン」はハリーポッターの第1作と2作目を作った監督の映画ということで、期待して行った。マイカは面白かった!と言っていた。でもハリーポッターの2番目に面白いだって。マイカにとってハリーに勝るものはまだ無いみたい。ところで、木曜日にマイカの友達のエリカが遊びに来たのだが、会話はほとんどハリーポッター。マイカがエリカをほぼハリーポッターの洗脳させているみたいだった。
随分日記を書くのを怠ってしまってた。さて今日からハーフタームで学校は1週間お休みだ。学校がなくてのんびりできるのはいいが、子どもがずっと1日中家にいるのも、ちとうるさい。
昨日アヤカのハーフタームの宿題でもある、家のモデルを作った。シリアルの箱で形を作り、壁は白なので、コピー用紙を周りに貼った。アヤカは最初は家を作るんだ、と喜んでいて、手伝いたいと横で言ってくるが、私があまりにも一生懸命に家作りに取り組んでいたので、DSを始めてしまった。ちょっと待っててアヤカができることがあればお願いするから、と私アヤカをほったらかしにしていた。とりあえず窓を厚紙で切ったので、それを青の絵の具で塗って頂戴とお願いした。アヤカはやっと手伝いができると喜んで窓を塗った。あと屋根瓦を茶色の折り紙を小さく切ったので、それを厚紙に並べて貼ってもらった。まあ、アヤカが手伝ったことといえばその2点だ。だって、アヤカが手伝うとこんがらがるんだものね。屋根を貼り付けるのに時間がかかり、約2時間かけて家ができた。自分としては良くできたと思う。アヤカが作ったものと思えば悪くない。
あと、マイカにも同じような宿題があるのだ。マイカの場合はイギリス海軍の軍艦を作ること。今学期のテーマがイギリス海軍だからだ。マイカはアヤカほど手伝う必要はないが、船の土台になる部分はものさしで図ったりしたので、私がちょっとやった。その他の部分はほとんどマイカがやったのだが、軍艦なんてどういうものか私はさっぱりわからない。ダディーにヒントもらって頂戴とマイカはダディーにどうしたらいいのと聞いた。とにかくミサイルとかいろんなものを上に貼り付けていけばいいじゃん、と言った。シリアルの空き箱は今回の工作のために、とっておいたが、船の上に積み上げるような小さい箱なんてもっていない。トイレットペーパーの芯とかまだ使える薬を取り出してその箱をあげたりした。軍艦なので、色はすべてグレー。グレーの折り紙を箱に貼り付けて、適当に積み上げていく。船の土台にD32とマーカーで書いてできあがった。マイカ版のデストロイヤー32号である。これまた2時間くらい時間がかかったのだ。なかなかの出来栄えだと思うよ。
1日でとりあえず二人の宿題は終わった。作り終えた後、部屋中紙切れや箱が転がっており、ものすごい状況になっていた。
ブライアンとはアヤカのクラスのマスコットみたいな存在で、みつばちの指人形である。毎週金曜日にクラスの中で一人がブライアンを持って帰り、翌週にみんなの前でブライアンと週末をどうやって過ごしたかを、お話するのである。
そのブライアンを誰が持って帰るのかを決めるやり方がまた面白い。その1週間何かをして先生にほめられると、ラッフルチケット(宝くじチケットとでも言うのか)に自分の名前を書いてビンの中に入れていく。金曜日に前週ブライアンを持って帰った子どもがそのくじを引くのだ。アヤカは毎週結構ラッフルチケットをビンの中に入れているそうだが、なかなかブライアンに当たらなかった。毎週誰かが持って帰るのだから、遅かれ早かれブライアンを持って帰れるわよ、なんて私はいつも言っていたが、アヤカは必死である。そう今週水曜日にアヤカはShow and tellで大傑作を披露し、なんと20枚のチケットを入れることができたのだ!ブライアンをもって帰れるかも、と水曜日の夜アヤカは喜んでいたが、あんまり期待しないほうがいいよ、もしだめだったら落ち込むから、と横で私はちゃちを入れていた。
今日学校に迎えに行くと、ブライアンのバッチを胸に着けてアヤカが教室から出てきた。良かったねえ、でブライアンはどこなの?と聞くと、バックに入っているよ、というので、どんなものか見てみた。10cmちょっとの箱に入っており、開けてみるとみんなが持ち回りしたので、ずいぶんくたくたになったというか、ぺったりしたというか、疲れかかったみつばちの指人形が収まっていた。あーでも良かったねえ、月曜日と火曜日にShow and tellのために一生懸命「3びきのこぶた」の紙人形と舞台まで作っていったんだもんね。うーん、でもブライアンと一緒に週末は何をしましょうか?
火曜日にアヤカが学校から郵便物(手紙)を出したというのは知っていたが、昨日は届かなかった。今日の午前中の郵便物にアヤカが書いたあて先の封筒が入っていた。あー届いた、と中身は何だろうと開けると、アヤカにしてはかなり丁寧な字で「Dear Mum and Dad Please can you help me to make a model of our house to put on a map at school. Love From Ayaka」まあ、訳すとお父さんおかあさんへ、 学校で、地図に置くので、私の家の模型をつくるのを手伝ってください。 アヤカより。ということである。先生の手紙も一緒に入っており、今学期のテーマでもある、家ということで、自分の家の模型を一緒に作ってくださいとのことだ。大きさ的にはシリアルの箱半分くらいで、家の形とか窓やドアの色とかできる限りの詳細を作ってほしいとのこと。これは大変な手紙だなあ。家はフラット(日本で言えばアパート)に住んでいるから、建物自体は大きいし、窓はたくさんだし、どうしようか。シリアルの箱を切って、家の形につくろうかなあ。締め切りは2月22日ということで、まだ余裕はあるけど、早い目に作っておかないと、後でばたばたしたくないもんね。
昨日はマイカの学年はポーツマスに遠足だった。イギリス海軍のことがテーマで軍の船とか、あと昔のネルソン提督の船とか見てきたそうだ。実は1月14日が遠足の日だったが、雪の為にキャンセルになり、昨日が遠足の日になったのだ。もし14日だったら、マイカは目の手術の翌日だったので、行けないことになっていたが、雪のおかげで行けることになったのだ。遠足とっても楽しかったよ、これが行けなかったら本当にマイカは悲しかったよ。と学校の帰り道話していた。私もそれを聞いて安心したよ。
もう今日から2月だ。1月は雪で学校が休校だったり、マイカの目の手術で学校を休んだり、先生のトレーニングデイだったりで、1月は家にいたことが多い気がする。でもマイカにとって今日からは月曜日から金曜日までフルだ。今までハリーポッターのDVDを好きなときに好きなだけ見せていたが、今週からは週末のみ、ということにした。ハリーポッターと謎のプリンスなんて6回見た、というのだ。私は最近ハリーポッター以外のテレビなんて全く見れなかった。マイカはハリーポッターにはまっていて、忍びの地図とか週末に作っていた。
目のかゆみが少しおさまってきたのか、「かゆい」と言ってくることが減ってきた。目薬も1日2回になったから、ケアも大分楽になった。しかし充血はまだ残っている。
週末に私が久しぶりに病気になった。膀胱炎である。木曜日の夜からトイレに行きたい回数が増え、そのたびに痛い。4,5日で自然によくなるとイギリスのヘルスウェブサイトに書いてあり、コップ1杯の水に茶さじ半分のベーキングソーダを混ぜたのを飲むと良いというのを知って、試してみた。えらいまずい。甘味料とか混ぜてみたがそれでもまずい。しかし腰のまわりも痛くなってきて、しまいに血が混じったおしっこもでた。これはドクターに診てもらって、抗生物質を処方してもらはないと駄目だな、と思った。金曜日の午前中に予約が取れていった。その日はマイカアヤカとも学校がお休みで二人も連れていった。1日2回で5日間分の抗生物質を処方してくれた。さて午後に薬局で薬を受け取りに行った。散歩ついでにってことで、アヤカも連れて行った。それが間違いの元だったのかも。公園で遊びたいというので、じゃあ20分だけよ、と言って近くの公園に立ち寄った。その日はとても寒い日で、アヤカのブランコを押していると、寒気がして腰が痛くなってきた。マミーお家に帰ってすぐに薬を飲みたいよ、と5分で切り上げてしまった。アヤカは半分怒っていた。マミーの具合がよくなったら、公園に行くからね、と言って薬を飲んだ後、子どもをほったらかしにして横になってしまった。でも二人ともDVDを見たり、お絵かきをしたりでおとなしくしてくれた。しかし薬の威力はすごい。土曜日の朝起きてトイレに行っても痛くなかったのだ。腰の痛みも全くなし。早めにドクターに診てもらって、あー良かった。
私にとって待ちに待った、2週間ぶりの眼医者の予約の日がきた。マイカの目のかゆみをおさえる目薬とかクリームとか処方してもらいたかったからだ。まず、視力矯正の先生に診てもらい、マイカの目が正常な位置にあるかとか、目が正常に動くかなどチェックしてくれた。私も今まで気づかなかったけど、片目ずつ視力を測ったので、手術をしたほうの左目がまだぼやけて見えるのだそうだ。片方がぼやけて見えるなんて、疲れるだろうに。目がかゆいので何か処方してほしいのだが、と聞くと、この後で眼医者の先生に診てもらうので、そのときにもう一度言ってくださいだって。
さて、今度は目の先生のチェックだ。目がかゆいのは治っていることと、目の中に縫った糸があるので、それでかゆいのでしょうだって。まあ、時期がくればおさまりますよ、とあっさり言われた。時期に糸も自然に取れるから大丈夫と何も処方してもらえなかった。このかゆみにあと2週間から1ヶ月耐えなくちゃいけないなんて、それはひどい。目薬は1日4回から2回に減らしてもいいと言われた。目の充血がおさまるまで、目薬を続けるとのことだ。大分目は白くはなってきたが、まだまだ赤い。あー早く治ってほしいなあ。見ていてかわいそうだよ。
で、ちなみに次回の診察は6ヶ月後の7月だって。え?びっくり。特に何もすることはないからだって。もし問題があったら、電話するか、GPに診てもらいなさいって。なんかそんなに期間があいてしまうなんて、私は不安だよ。マイカ、私はやっぱり1日でも早く治ってもらいたいよ。
月曜日からマイカは学校に復帰した。目はえらい痒いけど、頑張っていっている。学校で友達に会えば、かゆみもまぎれるだろうと思っていたが、そうはいかないらしい。家に帰ってくると、おさまるらしい。じゃあ、学校アレルギーじゃんねえ。
日曜日の昼間、ハリーポッターを読んでいて、マイカが突然奥歯がゆれていると、半泣き状態で私のところに来た。え?触ってみると、左の奥から2本目の歯がゆれている。これ永久歯でしょ、なんでこんなにぐらぐらしてるわけ?と私も頭はパニックだった。もしかして、ステロイドと抗生物質の目薬を毎日さしているので、その副作用じゃないかと思った。だんなが言うには、今回の手術でマイカにえらい負担がかかって、ものすごいストレスで歯茎が弱ったんじゃないか、という。今度は目じゃなくて、歯の心配をしなくちゃいけないの?と気が気でなくなった。マイカには目は良くなってきているんだから、あんまり心配しないで、ゆっくり休みなさい、と言い聞かせた。でもこのぐらぐらする歯は元にもどるわけ?とマイカ。まあ、目が治って、ストレスもなくなれば、元に戻るわよ、それまで歯磨きをしっかりして、フロスもやって、歯茎を強くしなくちゃね。とあいまいな返事をした。
幸いだんなの友人でカルロスさんという歯医者さんがいて、火曜日の夜に見てあげるから、つれてきなさいと言ってくれた。火曜日まで、歯のことで、ピリピリしていた。さて、カルロスさんがマイカの口の中をのぞくと、これは、乳歯だよ、と言った。え?うそ?と私は固まってしまった。私は、もうマイカの乳歯は全部とれたと思っていたのだ。たいてい11,12歳くらいになると乳歯最後の奥歯が抜けるそうだ。知らなかった。ぐらぐらする歯が乳歯だったなんて、考えもしなかった。薬の副作用かストレスか、なんて咄嗟に思ってしまった。あっという間に問題は解決してしまった。あー、でも恥ずかしい。でもなんで、手術のあとなんて、タイミングがいい時に歯がゆれるのよ、とも思った。
さて、家に帰るとマイカはとても安心して、ぐらつく歯をいじっていた。そしたら、抜けたのだ。えらい大きい歯だ。しかし、この3日間、心配したことが無駄に終わった。
昼間はまあまあいいのだが、困ったことに、夕方を過ぎるとマイカの目のかゆみが始まる。そのせいもあって、夜なかなか寝付けず、朝寝坊する、というパターンが続いていた。手術が終わって1週間たつのだから、木曜日の今日から学校に行く予定であった。だから昨日はまだ眠いというのを無理矢理早めに朝起こして、夜早めに寝かせる計画だった。しかしかゆみには勝てず、眠いけど眠れないという。結局私の方が、早くに寝てしまったのである。夜中にも何度か起こされて、本人は相当の寝不足だ。朝7時45分ぎりぎりまで寝かせて起こした。寝不足のせいで、だんだん減ってきたはずの目やにはかなりひどい。頭痛はするし、ふらふらするという。目の心配もあるのに、こんなマイカが学校まで歩いていって、1日学校で耐えれるだろうか、と思った。マイカもぐずぐずして、私もほとほと困った。あと1,2日学校休んでも誰も何も言わないでしょ。もう、今日も休みなさい!と決めた。
さて、アヤカをグレースのお母さんに学校に連れて行ってもらうことにした。迎えに来たとき、学校が終わったら、お家につれて帰って、夕食もあげるわよ、と言ってくれた。それを聞いてアヤカは大喜び。お言葉に甘えさせてもらった。昨日はアヤカはアメリアのお家に行って、やっぱり遊んで夕食も食べて帰ってきた。シャキーラのお母さんはアヤカを何度も学校に連れて行ってもらった。先週からいろんな友人にお世話になりっぱなしだ。本当に申し訳ない気持ちだ。何かの形でお礼をしなくちゃね。
マイカの目の手術後のケアにほとほと疲れてきた。相変わらず目は赤いが、涙は止まったし、目やにの量も減ってきた。だから涙を拭くということは必要なくなったが、今度は目の中がえらいかゆいのだそうだ。傷が治っているというのでかゆいのか、目やにが年中目の中にあるからかゆいのかわからないが、10秒おきくらいに、「マミーかゆい~」なのだ。もちろん目はこすれないから、ほっぺたとか眉毛のあたりを、こりこりかいて、かゆみをまぎらわせてるつもり。でもあまり効き目はない。目薬を点すと気持ちいいらしく、目薬したい、という。でも目薬は1日4回なので、いつも目薬を点すわけにもいかない。沸騰させたぬるま湯でぬらしたコットンを使って、目をふいているが、いつも拭いてばかりいるのも、目が痛くなりそうで、あまりできない。我慢してもらうしかないのだ。しかし、「マミーかゆい~」の連発。はあ~。
本を読むことも、マイカが大好きなお絵かきをすることもまだできす(小さいものをみるのはつらいそうだ)、WIIもDSもできず、テレビとDVDを見ているのみ。退屈よね~。ご褒美で買ったハリーポッターのDVDをずっと見て過ごしている。だからアヤカは自分のテレビをみることWIIをすることができず、お絵かきなどして過ごしている。これまたアヤカにとってストレスなのだ。
どれだけこのかゆみが続くのだろうか、とインターネットで調べてみたが、目の腫れや充血、物が2重に見えるといったことは、たいていのウェブサイトにのっているのだが、目のかゆみのことはあまり書かれていない。根気よく探して、斜視の手術を受けた人のブログにかゆみもあると載っていた。その人の例でいくと、どうやら2週間以上続くそうだ。2週間!マイカにとっては長期間だよ!学校でかゆくなったらどうするの?と思うと、学校に行くことなんてできるのだろうか?
昨日、マイカの斜視の手術が終わった。大雪の天気予報でやきもきしていたが、昨日の朝起きて窓の外をみると、うっすら積もっているくらいだった。これくらいの雪なら、病院まで問題なくいけるだろう、と思った。念のため、だんなが病院に電話して確かめてくれた。大雪なのはウェールズとかデボンのような、西側だった。
アヤカは学校が終わったら友人のミミさんの家にお泊りする手はずをした。マイカと一緒にお泊りはなんどかあるが、一人でのお泊りは初めてである。数日前はお泊りだ!と喜んでいたが、学校で朝別れる時緊張ぎみだった。もちろんバックにはデブちゃんを入れた。
さて、手術をするワージング病院は12時の予約で本来は11時に家をでれば十分なのだが、雪で車が早く走れないと困るからと、10時に家をでた。でも予想に反して、道路は全くすいており、道路には雪なんてなかった。だから40分で病院までついてしまったのだ。病院の近くにあるスーパーのカフェでコーヒーを飲んで時間をつぶした。マイカは残念ながら、手術のため11時以降は水すら飲むことすらできないので、カフェに着いたのが10時55分だったので、5分で一気にジュースを飲み干した。
12時に病院にいき、病棟にまず案内された。ここが今日のあなたのベットです、とナースがその他あれこれと今日の手順みたいなことや、マイカの健康について質問してきた。さて、マイカの手首に名前とか患者番号が書かれたバンドを手首と足首に巻いた。マイカはそれを見て顔がこわばった。だって、バンドにマイカの嫌いなドクターフォックスの名前が書かれていたから!彼は恐そうな雰囲気だけど、とっても上手な先生よ、それとマイカは実際会うことはないと思うよ。あったとしてもマイカのお父さんお母さんだけだよ。とナースが説得していた。そう、今回の手術を受けさせる為にマイカをおびえさせたのはドクターフォックスなのだ。手術や麻酔のリスクをマイカの前でこんこんと話、マイカを泣かせたドクターなのだ。しかし病院のスタッフはみんな彼は上手な先生だと言う。まあ、ドクターだから笑顔でへらへらお話をするってこともないだろうしね。
マイカの目の位置を測り、麻酔の先生が麻酔について説明しに来た。2時に来るからね。と麻酔の先生は戻っていった。今はちょうど1時。あと1時間だ。DSでもして気をまぎらわしたら、とDSをしていた。2時になるとナースが向かえに来た。パジャマに着替え、マイカの緊張は最高潮。手術室の方へ歩いて向かう。私は生まれて初めて入ったが、手術病棟に入ると一気に雰囲気が変わった。歩いている人はみんな大きいマスクをつけ、青い帽子とユニフォーム。いわゆるテレビで見る、手術医の格好の人がいっぱいなわけだ。手術室から出てきて、麻酔から回復を待つお部屋には、まだマスクを着け眠っているおばさんなどが見えた。マイカはそんな光景を見て、呼吸が速くなった。麻酔室に入ると、先ほどの先生が待っていた。マイカはストレッチャーに寝かされ、さあ、マスクをつけますよ、と大きい呼吸をちゃんとしてね、とマスクを顔にあてられた。8回呼吸してね、と1回、2回、、と始まった。先生が何回数えたかわからなくなっちゃったね、と言った。さあ、お母さん、元の病棟で待っていてください。45分から1時間ほどの手術です。終わったら声をかけます。と言われた。え?マイカもう意識なくなっちゃったの?と聞いた。そうですよ。もう寝てます。顔を覗くと緊張したままの顔というかしかめっ面というか、そんな顔でマイカは寝ていた。あまりの速さに、私はあっけらかんとしていた。病棟に戻ると、案内をしてくれたナースがお母さん大丈夫?何かお茶でも持ってこようか?と持ってきてくれた。マイカがとても恐がって、緊張して、泣いていたので、私も心配になって緊張していたのだ。
さて、1時間たっても声がかからない。なんで?何かおかしなことでもあったの?と考え始めたら、落ち着かなくなってしまった。前にもらって手紙を読み返すと、麻酔から起きたら呼ばれると書いてあった。そうか。きっと回復室で目が覚めるのを待っているんだ、と思うことにした。どうせだったら、手術が終わった時点で声をかけてくれればいいのに、と思った。
麻酔室に入ってからちょうど2時間。ナースが呼びに来た。回復室に入ると、マイカはベットに寄りかかって水を飲んでいた。良かったよ、マイカ!麻酔から起きてこなかったらどうしよう、なんて思ってたもの。マイカ、頑張った?そうよく頑張ったよ!と涙ぐんでしまった。寝てる間に終わっちゃった、とマイカが言った。しかし手術が終わったあとの、ケアが大変なのが、その後分かったことだ。
手術が終わったばかりの目は真っ赤に腫れ、目やにでべたべただった。ピンク色の涙がでてくるのは、本当にびっくりだった。涙が年中あふれるので、まわりをそっと拭いてあげるしかなかった。病棟に戻っても、まだ麻酔から完全に回復したわけではないので、うつらうつらしていた。だいだい病棟に戻ってから4時間ぐらいで家に帰れると聞かされていたが、このベットに寝ているマイカを見て今日本当に帰れるのだろうか?とばぼんやり思った。2時間くらいしてようやく水を飲んでくれた。家に帰ってもいいポイントは、食べたり飲んだりできるようになること、トイレなどに歩いていけるようになることだそうだ。夕食ががでた、マイカはとても食べられそうになかった。7時ごろ、ポテトチップスが食べたい、と私が別室でサンドイッチを食べているときに食べたそうだ。これで、2つめのポイントは抑えた。しかしまだ歩けない。もっと水分をとったほうがいいよ、と水とかジュースをこまめに与えた。9時過ぎかな、トイレに行くといったのは。目を開けることができないので、私がガイドして行った。ふらふらするのを支えてゆっくりと行った。いちおう、家に帰っても良いというポイントはクリアした。しかし、こんな状態のマイカを夜車に乗せて40分かけて帰るのは、いいのだろうかと思った。できれば1泊して休んで帰ったほうが絶対にいいはずだ。しかし、明日はだんなは仕事だ。アヤカはお泊りしていて、学校の送り迎えもある。この夜の遅い時間に友人をアレンジするのは不可能だ。もう強行突破で、家に帰ることにした。夜の10時に病院をでた。麻酔の副作用もあって、気持ち悪いとマイカは車の中でゲーゲー吐いた。袋を口にあてて、背中をさすりながら私は涙がでてきた。家に帰るなり、マイカはベットに倒れこんだ。もうゆっくり寝てもいいのよ、としばらくそばについていた。目やにで次の朝目が開かなくなるのをとてもこわがってなかなか寝付けなかった。目やにがついたら拭いてあげるから心配しないで、と言ったがやっぱり心配なのか夜中に何度かそれで目が覚めた。かわいそうに。
手術があった日のことをここまで書いたが、あー疲れた。さらに痛みに弱いマイカの翌日からのケアが本当に大変なのが分かった。まあ、また次回に書きます。
いよいよ明日である。マイカの斜視の手術が。今日は本人は気にしないように振舞っていたようだ。まあ、家に帰ってきてもマリオとかさせて、私もなるべくリラックスさせていたつもりである。でも寝る時間になってもなかなか眠れない、とのことで、やっぱりナーバスになっているみたい。はあ、私もナーバスである。一応、明日の支度はした。学校が終わったあと、アヤカは友人のミミさんの家にいくことになっている。準備はしたつもりだ。
そして、明日の明け方は雪だそうだ。本当に手術はやるのだろうか?それともキャンセルされてしまうのか?昨日と今日はそればっかり考えて、なんだか落ち着かない。なるべくなら、明日で終わってほしいよ。
今日から学校が再開された。週末を合わせて5日間も休みだったわけだ。他のお母さんがたも、今日から学校が始まってよかった、早く学校が始まればいいのに、とこぼしていた。働くお母さんの気持ちはそうだろう。子どもが家にいたら働きに行けないし、面倒を見てもらう人とかも探さなければいけないし。
しかし火曜日の夜はまた雪だそうだ。それも大雪。水曜日はいよいよマイカの目の手術の日だ。そんな天気だったら病院まで行く事ができるだろうか。もしかしたら、手術が延期になるかもしれない。インターネットでも天気予報のチェックばかりして、やきもきしていて落ち着かない。
マイカアヤカの学校は水曜日から金曜日まで3日間雪で休校だった。毎日昼間でも0度あるかないかくらいの寒さが続いている。ボグナー周辺の週末の天気は、時々雪ということなので、来週から学校が始まるかどうかわからない。子どもたちもそろそろ家にいるのは飽きてきたようで、学校に行きたがっている。私もこの寒さと、道路の凍結で外を歩くのも嫌だから、ほとんどずーっと家の中。
昨日はアヤカの友達のロニーという男の子のお誕生日パーティーがあった。車でないといけない距離なので、だんなに連れて行ってもらった。今週雪が降ってから初めて運転するわけで、私も車がスリップするんじゃないかって、気が気じゃなかった。どうにかパーティーの会場までついたが、駐車場は凍っていて、車が滑ったよ。あと裏庭の駐車場に入るまで、ちょっとしたスロープを登るので、それも滑った。何度か切り替えして、無事に駐車場に着いた。ほっとしたよ。スリップしたら私と子どもで押さなきゃいけないじゃん。
昨日の夜7時半頃雪が降り出し、ちょっと積もってきた。アヤカは外で遊びたかったが、もう遅いし、お風呂も入ってしまったし、8時には寝る時間なのだから、明日の朝起きてから遊びなさいと言い聞かせ、ベットに連れて行った。明日の朝楽しみ!と素直に言うことを聞いてくれた。しかしアヤカが寝た後、雪はみぞれに変わり、さらに大雨となった。天気予報では明け方は雪とのことだが、明日の朝まで遊べるほど、雪が残っているか、心配ではあった。
アヤカは雪で遊ぶ!と6時前に目を覚ました、が私はあまりに寒いので、せめて6時半までベットにいて頂戴とお願いした。さてベットから出て、窓の外を見ると、昨日のようには積もっておらず、雪がうっすら残っているだけだった。アヤカは、こんなんじゃあ遊べないと怒ってベットに戻ってしまった。
しかし7時半過ぎかな、突然大雪になった。えーこれで学校に行くのはつらいなあ、と支度をしていると、友人から携帯でテキストが届いた。「今日は学校はお休み。あるお母さんが学校に電話して聞いてみたって」とのこと。あら、雪で学校が休校だなんて、初めてよ。子どもたちは大喜びで外に遊びにでたが、あまりの寒さで指が氷のようになり、さらにマイカの手の指はしもやけもあり、10分ほどで戻ってきた。私はBBCのニュースを見ていたが、雪で電波障害なのか画面がとまってしまった。テレビが見れないよ!と子どもたちはWIIを始めた。学校は休みだけど、テレビゲームを朝から始めてもねえ、と私は嫌になってしまった。
明日の天気予報は晴れだそうだが、夜中のうちに雪は凍るでしょうね。イギリスは、得に私たちが住んでいる南は雪が降らないので、こんな大雪が降るとパニックだ。今年の雪は10年に1度あるかないかの大雪らしい。
あら、1週間もブログを書くのをさぼっていたんだ。すっかり休みモードだったからね。年が明けて久しぶりにコンピューターを開いてみたよ。こっちに長くいると、なんか年が明けても、新しいカレンダーに変わったなあ、って思う位で、日本のように新しい年が始まったという改まった気持ちがわかない。お正月よりクリスマスの方が大イベントだからかな。クリスマスが終わっちゃうと、あーあ終わってしまった、という淋しい気持ちになるし、日本のお正月が恋しくなる。
イギリスの天気では珍しく、年が明けてから晴天が続いている。私の友人は初日の出を久しぶりに見たそうだ。携帯で写真を送ってくれた。天気が良いのはいいのだが、めちゃくちゃ寒い。外は冷蔵庫の中にいるようだ。今日から学校が始まったのだが、歩いていくのがつらかった。まあ、1日中寒いので、学校のお迎えの時間もつらかったのだが。子ども二人とも休みモードだったので、早く起きれるのか心配ではあったが、7時過ぎには起きてきた。特に私がせかす必要もなく、時間までには支度ができた。上出来、上出来、しかし明日からもこれが続くと良いのだけど、得にアヤカね。
アヤカが学校でこれを書いたとカードを私にみせてくれた。真ん中にお花やハートが貼ってあり、ひらがなで「がんだて、まいか」と書いてあった。「何、これ?」と聞くと、「マイカがプールに行けないでしょ、だからなの」と言った。あ、そっか、と思った。土曜日の日にマイカに斜視の手術の日のことを話したんだ。今学期の毎週金曜日は学校で水泳の授業があって、マイカは手術から1ヶ月は水泳は禁止なのだ。そのことを話して、マイカは大泣きしたのだ(目の手術とか麻酔などが怖いという水泳以外の理由でもあるが)。それをアヤカは横で見ていて、アヤカなりに気にしてたんだ。いつも二人でけんかしてるけど、お姉さんを思う気持ちはやさしいんだ、と思った。