Archive for 6 月, 2009

6 月 30

億万長者と世襲議員と「解放の議席」

部落解放同盟が現在、国政選挙のときに「解放の議席」と名付けて全国の組織をあげて支援体制を組む国会議員は2人いる。中央本部書記長の松岡徹氏(参院比例区)と同副委員長の松本龍氏(衆院福岡1区)だ。いずれも民主党所属。

わたしが関西在住なせいもあってか、大阪出身の松岡氏の国会議員としての活動はときおり耳にするが、一方の松本氏については、新聞やテレビで見たことも聞いたこともない。同盟の機関紙『解放新聞』でも印象に残るような記事を見かけない。地元福岡ではその活動ぶりが報じられているのだろうか。

ただし年に1回だけ、松本氏の名前がマスコミで飛び交う日がある。 Read the rest of this entry »

6 月 29

すべて行政まかせの末のこと

6月28日付記事(マリードフットノート » 虫がよすぎる解放同盟)で、部落解放同盟は、自立促進援助金制度がどのような制度であるか熟知していたはずなのに、今頃になって返還請求対象者とともに大騒ぎしている図は、みっともなく不実であると書いた。

だが、本当のことをいうと、解放同盟の大半の幹部ですら、京都市がどのようにして同和奨学金制度を運営していたか、知らなかったのではないか、とわたしは思っている。「自立促進援助金」という名前を、今になってはじめて知ったという幹部も多いのではなかろうか。 Read the rest of this entry »

6 月 28

虫がよすぎる解放同盟

京都市が同和奨学金借り受け者の返済を、無審査で肩代わりしていた(2003年度以降ゆるい基準の審査導入)自立促進援助金制度が、昨年度廃止となり、2001年度以降に返済期間を新たに迎えた借り受け者に対しては、基本的に返済を求めていくことになった(生活保護世帯の1・5倍以内の収入の場合は5年間免除される)。

本ブログでも何度か取り上げた京都市同和行政総点検委員会の報告内容を受けた制度の改廃である(マリードフットノート » おかしすぎるぞ、総点検委員会他)。

これに対し、部落解放同盟は今年3月、市から返還請求を受ける対象者に呼びかけ、「反対する会」を結成、各地区で相談会を開催して、入会者を募り、京都市相手に裁判を起こすことを視野に入れた活動をはじめている(奨学金返還請求は一方的 怒りの住民集会ひらく)。 Read the rest of this entry »

6 月 27

先月末、数か月ぶりにダマスカスから帰国して、驚かされたことの一つが、サッカーJリーグのサンフレッチェ広島の好調ぶりだった。先日イラン代表チームのことを書いたが(マリードフットノート » 緑のリストバンド)、イラン以上に応援しているのがサンフレッチェ。

今年2年ぶりにJ2から昇格したこのチームが、5月末時点で6位につけていたのだ。

通信事情の悪いダマスカスのネットカフェからもときおり、中国新聞のホームページにアクセスし、試合結果だけはチェックしていたので、上位にいることは知っていたのだが、その試合内容もかなり評判がいいことまでは知らなかった。 Read the rest of this entry »

6 月 27

忘れられた初代委員長

前回に続き、6月26日夜、京都市北区の楽只コミュニティセンターで開催された「部落史出張講座──地元で学ぶ地元の歴史」(京都部落問題研究資料センター主催)の3回目、「全国水平社中央執行委員長・南梅吉」を聞いてきた。講師は大阪人権博物館(リバティおおさか)の朝治武さん。

2回目の益井信に比べると格段に有名な南梅吉です。なんといっても全国水平社の初代委員長ですから。とはいえ、やはりその名を知っているのは、部落問題や部落解放運動史に関心を持っている人に限られるのではないかと思います。 Read the rest of this entry »

6 月 23

緑のリストバンド

6月17日、サッカーの日本代表チームがメルボルンでオーストラリアに逆転ゴールをくらっていた頃、ソウルでは、B組のイランが、韓国との対戦でワールドカップ本大会出場へのわずかな望みをかけてたたかっていました。

じつはわたし、1998年のフランスワールドカップのアジア予選以来、イラン代表チームの大ファンなのです。日本とイランが対戦しても、ちゅうちょなくイランを応援すると思う。

ここ数年のイランは、なんかどこにでもあるような退屈なチームになっているけど、90年代後半から00年代初めは、アリ・ダエイやコダダド・アジジ、メフディー・マハダビキヤ、そしてカリーム・バゲリなど日本でも知られている個性豊かな選手をそろえ、きわめて攻撃的で魅力あふれるサッカーをしていました。

17日のソウルでの韓国戦、結局試合は1対1の引き分け、その数時間後サウジアラビアのリヤドで行われた同組のサウジ対北朝鮮戦も引き分けに終わったため、イランは2大会連続で本大会出場を逃してしまいました。悔しいことだけど、今のイランはそれだけの実力ということなのでしょう。

それはともかく、その韓国戦に関し、こんな報道がなされています。 Read the rest of this entry »

6 月 21

奄美と集団ラジオ体操

6月18日から20日まで、奄美大島に行ってきました。奄美(本島)はわたしの母方の実家があったところで、その法事のためでした。

わたし自身は奄美に住んだことはなく、また、今は実家といえるものはすでになく、付き合いのある親戚もほとんど住んでいません(わたし自身どういう血縁関係か知らない遠い親戚はまだ大勢いると思う)。だから、法事で帰っても、帰省という感覚はまったくありません。

中学生に上がる前くらいまでは、夏休みになると奄美の祖父母の家で長期滞在したものです。 Read the rest of this entry »

6 月 17

同和独裁

6月17日、滋賀県の東近江市に行ってきた。市会本会議を傍聴するためだ。

「開発独裁」という言葉がある。国民の権利や生活を犠牲にしても、強権的に経済的達成を最優先する体制のことだ。傍聴していて、開発独裁ならぬ「同和独裁」という言葉が頭に何度も浮かんだ。

あまり知られていないことだが、東近江市は2年前から解放同盟滋賀県連から執拗な批判を受けている。 Read the rest of this entry »

6 月 15

マリードアラビア語版オープン

マリードアラビア語版のページをつくってみました。日本はおろか、おそらく世界で唯一、アラビア語による同和行政と部落解放運動に関するページの誕生というわけです。

これは何かの冗談かと思われる方もおられるかもしれませんが、書いてある内容はまじめです。ただ、アラビア語文法、表現の妥当性についてはあまり自信ありません。ですので、もしも、もしも、みなさんの中でアラビア語に通じておられる方があれば、ご指導ください。

そのうち記事を増やしていきたいと思っていますが、はて2本目はいつのことになりますか。 Read the rest of this entry »

6 月 14

参加と責任2

前回投稿した「参加と責任」の続き(書きもらしたこと)。

〈総点検委員会報告を「点検」するシンポジウム〉で司会をしていたのは、山本敏貢さん(大阪千代田短大副学長)だった。

山本さんは1970年代前半から90年代前半まで(正確な年は聞き漏らした)部落問題研究所職員として、京都の部落問題にかかわってこられた。わたしが取材はじめた時期とすれ違う形で、山本さんは部落研をやめ、活動の中心を大阪に移されたので、数回ほどしかお会いしたことはなかったが、取材中、当時もっともわたしが刺激を受けた方の一人だった。

それはともかく、山本さんはシンポジウムの最後、次のような趣旨の発言でしめくくった。 Read the rest of this entry »

 
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