Loudspeaker Project V - 10

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AccutonのC173-6-095Eのパラメータで低域特性をシミュレートした結果、思ったような特性ではない事がわかったので、他のユニットも調べてみました。
箱は赤い線のSEAS W15CH001だけ密閉で、あとはバスレフです。容量はWinISDの推奨値です。



ゲイン

ほぼ同じ口径のユニットなので、Qtsで大体の特性は決まってしまいます。Qts=0.35前後のScanSpeak 18WU/87 41T00、ETON 7-200/A8/32Hex、Alcone AC6.5HE、MOREL SCW636がよく似た特性で真ん中のグループを形成しています。そして、Qts=0.4前後のSEAS W15CH001、SEAS W18E-001になぜかQts=0.36のScanSpeak 18W8531で左側のグループ。最後は赤とグリーンのAccuton C173-6-095E(Qts=0.27)、SEAS W15CH001(密閉)となります。



グループディレイ
こちらもゲインと同じようにグループに分かれます。



SPL

こんな感じ。

この結果はシミュレーションなので、音質とか歪みとかは影響しないので、結局低域の伸びを取るのか応答性を取るのかって事になってしまいます。
特徴的なのはAccutonとScanSpeakの18W8531ですね。Accutonはグループディレイの小ささが光りますし、8531は若干口径が大きい事も影響して低域の伸びの割にディレイは少ないです。
このグラフだけから判断すると、ScanSpeak 18WU/87 41T00(ピンク色)がバランスが良さそうに見えます。
Accutonを使うんだったら、2個以上のユニットを使って2.5wayにするか、素直に3wayにする必要がありそうです。箱の容量も少なくなるようにして、パラレル用と銘打った変則インピーダンスのユニットを作ってるのも納得です。レスポンス重視っていうか商売上手?

Loudspeaker Project V - 9

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低域の音について、どういう構成が良いのか悩みは尽きません。
最初の思いつきの通りAccuton C173-6-095Eとすると、今のスピーカーで使っているRS265-HFと比べるとこんな感じなる見たいです。


赤=RS265-HF/32L密閉 青=C173-6-095E/10Lバスレフ

口径も違うしサブウーファユニットだしRSS265-HFの方が低域特性が優れるのは当たり前ですが、密閉とバスレフでもこうも差が出るのかとちょっと意外な感じがします。その上RSS265-HFは40Hzあたりにバスブーストかけてますし、床ぎりぎりの位置にマウントしてますから、実際には30Hzぐらいまでフラットです。
この低音が集合住宅には厳しいからとはじめたプロジェクトですが、青い線の特性で満足できるのか微妙な感じもします。


赤=RS265-HF/32L密閉 青=C173-6-095E/10Lバスレフ

グループディレイです。こちらもRSS265-HFの方が優秀です。密閉ですから当然なのですが、この上にアクティブ駆動でネットワーク素子が介在しないので、実際には更に差が出ると思います。

うーむ。下はAccutonではないほうが良いかもしれないな。あるいは、Accutonを使って現行機と同じ構成にして、サブウーファ部分を軽くするか...なんて考えてたらこんな物を発見。



デジタルクロスオーバー+デジタルイコライザー+DAC+パワーアンプのボードです。
こういうのを使って上にパッシブ2way、下に普通のウーファーユニットを使って800Hzぐらいでクロスさせても面白かも。

Loudspeaker Project V - 8

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さて、気になるのが5cm口径のツィータ、C50-8-044です。


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Loudspeaker Project V - 7

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下はC173-6-095/Eとして、上をどうするかですが、クロスを何処に持ってくるかで必然的に決まってしまうと思ってましたが、そうでもないようです。

C30-6-024のインピーダンス特性


Fs=930Hzと高いですし、2kHz以下でインピーダンスが上昇するので2kHz以上のクロスになります。補正回路でインピーダンスの山を潰す事もできますが、素子の定数に音質が過敏に反応するので、あまり使いたくない手法です。

C30-6-023のインピーダンス特性


Fs=570Hzと低く、インピーダンス変動が少ないので、1.5kHzぐらいから使えそうです。

問題は能率です。


C173-6-095が88dB, C30-6-023が89.5dBと非常に接近しています。93dBのC30-6-024の方が、能率差が大きいのでフィルターの自由度が高くなります。総合的な合成特性はグリーンのラインぐらいに収めることになるので、023だとほとんど調整の余地はありません。
インピーダンス変動は大きくても調整の余地がある024か、調整の余地が少なくても平坦なインピーダンスの023か、悩ましいところです。
実機を使った測定をして見ないと実際のC173の特性はわからないので、安全な024の方が良いかな?

Loudspeaker Project V - 6

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せっかくですからAccutonのダイアモンドツィータも見てみます。



口径が3/4インチ、1インチ、1.2インチ、2インチの4モデルがあります。フランジは2インチモデルだけ106mmで、あとは82mmです。

昨日と同じく、1.2インチモデルのBD30-6-036を見てみます。

Sensitivity (2.83V / 1m) Lp 92* dB
DC-resistance Re 6.0 Ohm
resonance frequency Fs 908 Hz
equivalent volume of air Vas - L
mechanical Q Qms 2.01
electrical Q Qes 1.04
total Q Qts 0.69
effective piston area Sd 8.55 cm²
moving mass Mms 0.43 g
suspension compl. Cms 0.072 mm/N
mechanical resistance Rms 1.21 kg x s

意外な事に、セラミックの方がmmsが小さいです。そのせいか、能率が少し低くFsもちょっとだけ低くなっています。



振幅特性。こちらも意外です。セラミックの方が優秀に見えます。



ひずみ率。セラミックと同じ傾向で、1kHz以下が急激に悪化しています。

他のダイアモンド モデルも見てみましたが、スペックシート上ではセラミックに比べて優秀という事もなさそうでした。
ちなみに、DB30-6-36は1個45万円以上するみたいです。ダイアモンドツィータを買う事はないですけど、一度使い倒してみたいユニットですね。

Loudspeaker Project V - 5

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Accutonのツィータはセラミックが5種類、ダイアモンドが4種類あります。ダイアモンドはあれなので、セラミックを見ていきます。



布陣は、口径が、1インチが2種類、1.2インチが2種類、2インチが1種類。
フランジが、82mmが3種類、106mmが2種類。



左から、1インチ/82mm、1.2インチ/82mm、1.2インチ/106mm、2インチ/106mmです。

C25-6-012
C25-6-013

この2種は、1インチ口径、82mmフランジです。012はオーバーハングコイル、013はアンダーハングコイルとなっています。ボイスコイルの形式が違うので、特性もかなり違います。総合的な特性は012の方が優秀ですが、013は高能率です。
推奨クロスはどちらも2,500Hz以上となっています。

C30-6-023
C30-6-024

この2種は、1.2インチ口径、023は106mmフランジ、024は82mmフランジです。ボイスコイルは両方ともオーバーハングですが、024は強力なネオジウムマグネットとなっています。特性にもモーターの違いが出ていてかなり差があります。
推奨クロスはどちらも1,800Hz以上となっています。

C50-8-044
これは、2インチ口径、106mmフランジで、ボイスコイルはオーバーハングです。なんといっても2インチという大口径です。スペック表に30度のレスポンスが出ていないのですが、正面のレスポンスは20kHzまで伸びきっていて、少なくとも特性上はツィータとして使用できそうです。
推奨クロスは800Hz(!)以上となっています。

今回のスピーカーは、できるだけバッフルの幅を狭めたいって言うのが大きなポイントなので、82mmフランジの機種に。
82mmフランジだと、1インチ口径と1.2インチ口径になりますが、7インチウーファーを使った2wayですから、当然1.2インチ口径になります。で、C30-6-024が最有力候補です。

C30-6-024の特性を見てみます。

Sensitivity (2.83V / 1m) Lp 93* dB
DC-resistance Re 6.0 Ohm
resonance frequency Fs 930 Hz
equivalent volume of air Vas - L
mechanical Q Qms 1.96
electrical Q Qes 1.06
total Q Qts 0.69
effective piston area Sd 8.55 cm²
moving mass Mms 0.4 g
suspension compl. Cms 0.073 mm/N
mechanical resistance Rms 1.2 kg x s

超軽量を謳うセラミック振動版ですが、1.2インチのためかmms=0.4とそれほど軽量な感じはしません。1インチ系だと、mms=0.23ですからかなり軽量なんですけどね。この辺が音質にどう影響するのか...
それと、Fs=930Hzと口径やmmsの割に高いのも引っかかります。



振幅特性。非常にすばらしい特性です。これなら1,500Hzぐらいから使えそうです。



ひずみ率。どうした事か、1kHzから下が急激に悪化します。1kHz以上なら問題なさそうです。



インピーダンス。Fsの山がかかってしまうので、2kHz以下で切るのはちょっと難しいかもしれません。2kHzクロスだったら、1インチ系のC25-6-012の方が素直な特性で使いやすいかもしれません。



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