「計画力」を強くする
ブルーバックスからこの手の本が出ていることに少し驚いたけれども、卒業式後の飲み会が始まるまで時間つぶしにスタバで読んでたら、なかなか中身のある本で更に驚いた。筆者は建築業界の方で、ITプロジェクトとかけ離れているように思えるが、実際はそんなことはなく、むしろ建築以外のプロジェクト全般に関して言えることを書いているので信用できる。特に失敗する計画の特徴と問題についての分析がよくされており、更にその問題の処方箋まで出してくれるありがたい一冊。
さて、この本、実は今まで読んだいろんな本や経験とリンクしていたのも個人的にうれしかった。複数のプランを用意するという教訓は、先輩の修士論文を読んでいて感じるし、マッキンゼーのMECEみたいなフレームワーク思考からも教わった。
教訓となったのは、「やらなくていいことはやっていけないこと」。ようは計画の要所を見極めることが重要ですよということだが、何気にドラッカーも同じことを言っている。また、ここまで読むと計画の話に絡んでシステム思考の話ともリンクしてくる。うすうすシステム思考が重要だとわかり始めていたけれど、やっぱり、これからはシステムエンジニアリングを勉強しよっと。
最後に計画力とは不確実性に満ちた未来に挑戦する力とある。計画なんて作ったって不確かな世の中では通用しない、そう思っていたけれども実はそうではなく、不確かさからくるリスクをマネジメントする方法として計画力は非常に有効なんだとわかった。